マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

退院後の選択肢

2022-01-08 | 母のこと
本日の昼食

 ・全粒粉パン(クリームチーズとプラム入り)
 ・ポークウインナー
 ・ブロッコリー
 ・目玉焼き

昨日、担当医師から連絡があり、心臓の数値的なことは安定してきたので(心臓疾患の視点では)退院をしてもいい頃だけれど、体力的なこと、歩行が衰えていること(寝て過ごすことが多かったので)、そして認知症が進んでいること(検査はしておらず、医師や看護師が接している上で進んでいると判断したようです)、今後も心臓を始めとして病気のケア(日常生活をする上での配慮)が必要なことなどを、ざっくりと説明していただきました。
そして、退院後はどうするか、という内容になるのですが、自宅に帰るのか(自宅介護)、認知症を踏まえて病気のケアもできる病院へ転院した後に施設等へ入所するのかなど、近いうちにソーシャルワーカーとの面談を予定しているとのことでした。

こういう内容、電話で言われると少し困ります。
何故なら、仰っている医師の表情や一体医師としてはどうするのがベストだと考えているのか、などを読み取ることが難しいからです。
せめて、相手の目線(マスク越しなので目線でしか判断できない)が見えていれば、雰囲気を感じ取ることができるのですが、病院全体としては母を早く退院させたいのだろうと思われます。
理由は、心臓の治療は今後服薬だけになることと、母がもともと夜型人間なので、夜になると大きな声を出したりするからだと思います。

大きな声を出す理由は、大体わかっています。
1人でトイレに行けない(足の筋肉が衰えているのだと思います)が、トイレが我慢できないから人を呼ぶ、身体が痛いから耐えきれずに大声を出してしまう、この2点が主な理由かと思います。
それから、母は自分のタイミングで起きたり寝たりをしたいのですが、自分が少し歩きたい(歩いて気晴らしなどをしたい)タイミングが病院のスケジュールと合わないため、しんどいのだと思います。

私も経験があるのですが、長い間横になっていると身体を動かしたくなります。
それは、おそらく本能的なことなのだと思うのですが、身体がなんとなくウズウズするというかムズムズするというか、そういう感覚ですよね。
そういうとき、例えば熱があったり頭が痛かったりすると、立ち上がるのは危険なので横になっていなくてはいけませんが、もし少しでも動いていいのであれば、歩いたり身体を動かしたりしたくなるのですよね。
母も、いまそういう状態になっているのではないかと、私自身は感じています。
だから、リハビリや軽い体操などでその身体のウズウズやムズムズを解消できたらいいのですが、母の場合リハビリの時間は一番眠たい時間なのですよね。
そして、夜の一番頭がさえているときに、身体を動かしたいけれど誰もそばにいないという状況になり、声を出したりトイレに行きたくなったりするわけです。

そんな、一般的なスケジュールで生活できない母が、果たして施設などで快適に過ごせるかと考えたら、どう考えても母にとっては苦痛になってしまうと思われます。
病院やソーシャルワーカーの方から見ると、私が1人で介護することになると私が身体を壊して倒れてしまうことを懸念してくださっているようなのですが、私の個人的な感情から言うと、普通の生活ができない母が施設などで無理に昼間起きて夜寝る生活をすることで苦痛を多く感じるよりは、私が母にある程度付き合いながら、好きな時間に寝起きしてもらう方が気が楽なのです。

私個人の都合を言えば、母が夜眠らないとクレームを付けられるのは、そもそも嫌ですし、昼間起きてもらうために睡眠導入剤などを処方されたり、夜動き回らないように拘束されたりしたら、それはそれで母の余生がそんなことできつくなるのは、望んでいません。
何よりも、介護職の方々には申し訳ありませんが、母のような人を介護できる人はほぼ存在しないと思っています。
だから、私の現在の希望としては、自宅介護をして介護保険を適用してもらい、利用できる在宅介護サービスを利用できるようなアドバイスをください、ということなのです。
ソーシャルワーカーとの面談で、上手く伝えられるかどうかわかりませんが、私の希望はしっかり伝えたいと考えています。

このブログを始めたきっかけは、私の終活を日々の暮らしと絡めて綴ることでしたが、その中で母の介護のことも綴っていこうと決めてはいたものの、実際の介護はまだ始まってはいませんでした。
しかし、いよいよ介護が本格的に始まりそうです。
どうなるかは、まだわかりませんが、できる限り私の経験を綴っていくことで記録としても残していきたいと思っています。