マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

母の転院について話が進んでいます

2022-01-18 | 母のこと
本日のおやつ

 ・オーガニックコーヒー
 ・チョコチャンクのオーツクッキー
 ・フェレロロシェのチョコレート
 ・ミックスナッツ

晴れていて、だけどどこにも出かけない日は、日当たりのいい部屋で本を読みながらティータイムを過ごすことがあります。
私の自室は日当たりが悪く、このように腰を据えてじっくり読書するには明かりが少なく電気をつける必要があるので、昼間の読書は別の部屋でするのが最適。
逆に夜は、ベッドに寝ころびながら読みたいので自室で読みます。
コーヒーは豆を購入して、自分で挽いてから淹れました。
オーツクッキーと同じウェブショップで購入したのですが、以前から購入しているグルテンフリーシリアルやグルテンフリーマフィンと同じ店のものでもあります。
糖質を抑えグルテンフリーにしている菓子だとは思えないくらい美味しいですが、バクバク食べる感じにはならなくて、クッキーは1枚食べれば十分満足できるので、ありがたいです。

母、転院話に進展あり
さて、本日やっと母が入院している病院のソーシャルワーカーから連絡がありまして、転院先が決まったとのことでした。
転院先が決まったといっても、今からいろいろと手続きや準備が必要なことと、受け入れ先の病院の病床の空き状況に合わせる必要があるので、今すぐ転院とはならないのですが、やっと少し前進できるといった感じです。
転院が決まった今回の、現時点での経緯や今後予想されることなど、少し綴ります。

転院理由
まず、なぜ転院するのか、というところなのですが、母が入院した際は心不全により肺に水が溜まってしまっていたため、その肺に溜まった水を体外へ排出し、心肺の状態を落ち着かせることが入院治療の目的でした。
入院中は、適度に身体を動かすことが治療上できない日もあり身体能力が低下するので、日常生活ができるくらいまで身体の状態を戻すリハビリも同時進行でしていただいていました。

その後、心肺の状態は落ち着き尿量をはかる必要もなくなり、服薬だけの治療に切り替わったのですが、母の身体的なリハビリが順調には進まず、しかし心臓の状態はこれ以上入院を必要としない(通常であれば通院と薬で治療継続)ため、リハビリにシフトした入院治療が必要と判断されました。

病院の得意不得意
母が入院した総合病院は、昔母がケガをして入院した際にお世話になった病院で、その際にいろいろと検査した結果糖尿病が発覚、その後数年してから今度は外出先で倒れて救急搬送されたところ、今度は心臓の病気が発覚して、とにかく何かと同じ総合病院で診察治療を繰り返してきたので、今でも救急搬送する際は、まずカルテの記録が残っている現在入院している病院への搬送をお願いすることにしています。

しかしながら、この総合病院はリハビリテーション科がなく、あくまでも入院中に落ちた身体能力を回復する目的でのリハビリしかできない体制のようでして、今の母の状態を入院前に戻すためのリハビリを行うには十分な施術ができないらしいのです。
母は、心臓治療のための入院は不要ですが、リハビリは継続する必要があるため、主治医から転院の提案があったわけですが、もうひとつ、母の認知機能の低下も懸念材料のひとつでした。
ただ、今回の転院先の病院は認知症などを検査治療する心療内科やもの忘れ科などはなく、あくまでもリハビリ優先での転院となりますので、認知症状についての検査や治療はまたおいおい考えることになるそうです。

リハビリを優先した理由
面会ができていた最中、明らかに母の認知状態が悪化していることは、私にもわかりました。
面会がまもなく中止になるという数日前に、病室を訪れると、私を見た母が「誰?」と聞くようになってきたからです。

通常、このような状態になると少なからずショックを受けると思っていたのですが、私自身は「おや、いよいよきたか?」と割と冷静に受け止め、母には「誰だと思う?」「自分が誰だかはわかる?」などの質問を、毎回していました。
というのも、まだ思い出す余地が残っていそうだと感じていたからです。
実際、自分の名前や私(娘)の名前は思い出せていたので(現在はどうなっているかわかりません)、自分の名前と私の名前をクリアできたら、次は父の名前と兄の名前、父と兄が今どうなっているのか(ちなみに二人とも故人です)などを質問し、どこから忘れているのかを確認したりしていました。

面会中止になる前日、気がかりに感じたのは兄の存在を忘れていたこと。
母は兄を溺愛しており(第1子だったこともあるのでしょうけれど、ワンオペで育てたこともあって愛着が強かったようです)忘れるのであれば先に私のことを忘れるであろうと予想していたので、これは少し驚きました。
それでも、ちょっとした誘導で思い出すことはできるといった状態であった母は、他のことに関してはどうも記憶に波があるようで、例えば自分が入院生活をしていることは忘れてしまっていて、家にいるときに私に要求するのと同じように看護師や看護助手の皆さまに、いろいろと要求しているようですが、気分がスッキリしている状態のときは受け答えも十分にできるし常識的な態度?で過ごすこともできているようでした。

そんな状態から、面会中止になり早1週間が経過しましたので、現在はもっと認知状態が悪化しているかもしれません。
しかし、病院側としては今のところ認知症状よりはリハビリを積極的に行う必要があると判断したようでして、詳しいことはお聞きしていませんが、おそらく私が感じている「思い出す余地」を病院側も感じているのではないかと考えています。
とにかく、現状ではリハビリをしてある程度身体能力を回復することに専念し、その後に認知症も含めて施設にお世話になるか自宅介護をするか、という選択になっていくのだと思います。

介護保険利用の申請
今回、私が最も気になっていたことが介護保険の申請でした。
ソーシャルワーカーから連絡があった際、そのことについても質問してみましたところ、そのことも合わせて手続きまでのプロセスを説明およびサポートしてくださるとのことでした。
なにせ、初めての介護保険申請なのでわからないことだらけですが、母の現在の状態だと申請はできそうです。
父の介護保険申請を検討していた際は、父が介護支援を拒否したので申請まで至りませんでした(実際生活面では自立していたので、審査されてもせいぜい要支援1も認められたかどうかわかりません)

本当は、介護支援を受けないことが一番いいのかもしれませんが、私の母のような状態は、ほんの少しの支援で十分であるものの支援がないと家族の負担が結構大きいです。
実際、母が入院する前は目が離せない状態だったので(いつ意識を失うか予測できない状態)私は仕事を探すことを止めました。
幸い、目を見張るような贅沢をすることはないので、父の遺族年金と母の年金で2人分の生活費は賄えています(私の趣味などは自分の貯金を使っています)
しかし、やはり安定した収入額を増やしておいた方が、今後のことを考えても必要だと思うので、少しの時間でもいいから働けないかといろいろ考えてみたのですが、母を1人きりにする時間が多くなってしまっては安心して働くことは無理でした。

もし数時間でも、そして週に数日でも母を誰かに預けることができるのなら(あるいは施設で生活してもらうことになれば)私もその時間帯に収入を得る仕事をすることが可能になります。
ですが、今までの母の状態だと要支援1を認定してもらえるかどうかというところだったので、むしろ介護保険を申請できるまで状態が「悪く」なってくれた方が、私にとっては動きやすくなるという皮肉な状態なのは、笑えませんけど笑ってしまいますね。

母が快適に過ごせる余生を考える
満身創痍の母ですが、リハビリはおそらくきついでしょうし、辛いと思います。
夜型生活を50年以上続けてきた母が、病院の規則正しい生活とリハビリスケジュールをこなせるとは思えません。
しかし、今の私にはどうすることもできませんし、母に合わせて夜中にリハビリをしてくれる病院は存在しません。
おそらく、リハビリに専念しても結局入院前の身体状態には戻れないだろうというのが、一緒に暮らしてきた私の見解です。

リハビリも、予定どおりには進まないと考えると、また中途半端な状態で退院することになると思うので、私はその先のことを常に考えています。
それはもちろん、自宅介護か施設入所か、ということなのですが、私自身は母は施設で暮らせるような人ではないので、自宅介護を第一に考えています。
もしも、母が寝たきりの状態であれば、迷うことなく施設に入ってもらうのですが、今の母は気分がよかったり身体の調子がよかったりすれば、自分で立ち上がって動こうとします。
トイレについても、母はそのあたりの意識は強いのか絶対におむつにすることはなく(間に合わないことはあります)一応パンツ型紙おむつを履いていますが、トイレへは自力で行って用を足します(足そうとします)
また、身体を少しでも動かして、気分転換や身体をほぐしたいと思うらしく、立ち上がれないのに散歩へ行こうとするので、中途半端に身体が動く状態では、夜中に施設職員に大迷惑をかける結果になるであろうと予想されます。
また、以前から何度か綴っていますが、母は呆れるくらいの偏食家です。
施設で提供される食事を、おとなしく食べるとは到底思えませんし、食事は残してもお腹が空いたから〇〇が食べたいと騒ぎだすだろうということも、大方予想が付きます。

やはり、いくら考えても多少自力で動ける余地があるうちは、自宅介護を選択して私が母にゆっくり付き合うのが最適解だと考えています。
ですから、なおさら介護保険を利用した自宅介護に適したサービスを利用したいという思いが、私には強いのです。
母自身がどのように感じるかも大事ですが、思い通りにならない生活(昼間起きていて夜眠ることや好きなモノが食べられない生活)は1ミリも望んでいないだろうなと思うので、できる限り母自身が少ないストレスで過ごせるように、今後のことを考えたいですね。


本日は、少し長めの内容になりましたが、母の介護についてはまだまだ本格的には始まっていませんし、介護申請をこれからするという時点でスタート地点にすら立っていない状況ですので、今後も何かしらの進展があれば、また当ブログに綴っていこうと思います。