休日は公園で、思索とうたた寝(もちろんビール飲んで)。
寝そべった視界いっぱいの芝、すごい。
むかし、地球に酸素はなかった。
そこに葉緑素系(植物)が出現し、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)とで炭水化物(C6H12O6)をつくり、余らせた酸素(O2)を排出するという行為をはじめた。
酸素が大気に満ちると、今度はミトコンドリア系(動物)が生まれ、逆に酸素を吸って炭水化物を摂取し、水と二酸化炭素を放出するという営みをはじめた。
こうして閉じた系である地球環境は、酸素と二酸化炭素の酸化還元循環によって持続可能性を実現したんだった。
しかし、食べられる一方だった植物は考えをめぐらし(てはいないが、適者生存の法則に従い)、自らを形づくる炭水化物の質をおいしい石灰系(炭酸カルシウム)から硬い珪酸系(酸化珪素)に変え、動物からみを守った(※身は守ったが、実は守らないでおいしく発展させて動物に食べさせ、支配地域をひろげた)。
そんな紆余曲折を経て、草木の灰から、サラサラの石灰系の透明釉と、珪酸系の乳濁釉の両方が生まれることになったのだよなあ・・・
などと思い馳せてみたりね。
ちなみに、芝の珪酸はナトリウムとまぜるとガラスになるんだけど、芝(グラス)のつづりは、ガラスのグラスとでは r と l とで違うのだよね。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園