小野市でのレコードコンサートも終わって、ほっとしたとたん、ネタがなくなりそうになりました。
そこで、6327差動アンプの仕上げをやりたいと思います。
実はレコードコンサートで入力のRCAピンジャックが安い中国製使っていたのでオス側とサイズがあっておらずユルユルですぐに抜ける状態だったのです。中国製のメス側の直径が少し小さい様できちんとホールドされていないのです。
これを見かねた堺市のAさんが、日本製をあげる、ということで昨日郵便で送っていただいたのでこれに付け替えるのと、気になっていた前段の差動回路のバイアスの12Vの電源のトランスの巻線が非力すぎて12V出ないので、余っている6.3Vのヒータ巻線を倍電圧整流にしてバイアス電源にするという改造を行いました。
まずは、ピンジャックの交換です。
上記写真の右側が中国製、左が日本製ですが、見た目は中国製は立派です。しかし、金工の匠のA氏によると加工にばらつきが多く精度がなっていないそうです。まあ、実際にユルユルなのでそうなのですが、こんな立派な外観を持っているのに精度悪く加工して使い物にならなくするのは我々からすると何とももったいない話。
ということでこれは交換するのみなのですぐにできました。
試しにオス側を挿してみるとしっかりとホールドされ今までより格段に良くなりました。
次に12Vのバイアス電源ですが、下記写真のブリッジダイオードとオレンジのコンデンサが付いている回路になります。
これを6.3Vの倍電圧整流回路に置き換えたいと思います。置き換えの回路は下記の下の回路です。
ブリッジダイオードを使用した倍電圧整流とするので、整流後のコンデンサを1つ追加するだけでできます。本当はもう少し容量の大きなものにしたかったのですが、小型のもので手持ちにはなかったので、この容量のものになりました。
交換後、出力電圧が0.2Vほどですが上昇し、11.9Vとなりました。交換前は、あまり多めに電流を流せなかったのですが、交換後は少し多めに流すことが出来るようになりました。
これで、出力も若干大きくなり、8Ω負荷で7.5Wほどの出力が出せるようになりました。
試しに音を聞いていますが、気のせいか少し張りが出たような気がしています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます