まだ双三極管による単管アンプシリーズは続きます。
今日は7236という球です。
写真右手側の金属製の袴をはいた球が、Sylvaniaの7236になります。見た目は6080にそっくりです。なお左は比較用に置いた5998Aです。
規格表では、7236はコンピュータ用のパワーアンプ向けの球と記載がありますが、低いドロップ電圧で大容量の電流を流せるともあり、電源向けにも使用できるようです。
一応5998Aとは互換性がありますが、違いは最大プレート電圧が少し高く300Vまで使用可能な点で、ほとんど5998Aと同じです。
さて、今回もこの球を使用するべくアンプの調整を行いました。
5998Aの時は、B電圧を300Vぐらいに設定していたのですが、7236は高めが可能なので、ドロップ分も含め330Vぐらいにしてみました。プレート電流は、45mA程度です。
早速試聴です。
いつも聞く音楽で確認したのですが、若干高域が上がっているような気がしますが、こちらの球も5998Aの音と似たような傾向のように思います。三極管ということもあり柔らかい音と良く伸びる高音でこれはこれでよい音がしていると感じました。ですが、やはり音の奥行き感というか雰囲気が5998Aの方が良いような印象です。
まあしかし、この手の球はいろいろバリエーションがあって面白いですね。他にも6BX7, 6BL7なんかもあり、試してみたいと思っています。
私は、WE421Aを使っています。
https://blog.goo.ne.jp/kontakun_2010/e/aa4aee06714fab0925bc12144cdd1826
TUNG SOLの5998も使いましたが、やはりWE球は別格と思いました。バイアス電流も安定しています。
ブログ拝見いたしました。WE421Aをお使いのようで、音がずば抜けてよかったとのこと。納得です。やはりWEの球は何か一味違いますね。ただ、価格が高騰しているのが難点です。まだまだ安いGEの5998Aもなかなか良かったですよ。ぜひ機会がありましたらお試しください。