明日(13日)は、またオフ会です。
前回の雪辱を晴らすべく、UY-510Bのアンプから307AとHY-69へと変更しています。今回のアンプは、307Aをメインにすることとしました。
実は、前回の改造からもう少し気になっているところがあり、今日は出力管のカソードに定電流回路を繋いでいたのを抵抗に戻す作業をしました。この部分の回路は、主に出力管の電流を制限するもので、例えば40mAに調整したとすると、40mA以上は流れず、しかし40mA以下は流れるという状況でした。そのため、カソード抵抗と比較して出力が小さいだとか、大入力で音が歪むとか、そういう弊害がありました。出力管は5極管接続のシングルアンプなので本来が定電流動作であるため、ここはカソード抵抗に変更します。
ということで定電流回路の取り外しです。
そして抵抗に変更です。307Aは、約320VのB電圧に対して45-50mA流すこととし、カソード抵抗は、500Ωとします。ちょうどプレートーカソード間は約300Vの電圧になります。500Ωは手持ちにはないので、1kΩのメタルクラッドに1kΩ3Wの酸化金属皮膜抵抗をパラって、500Ωとします。
そして、試しにフィードバック回路に交流だけたくさん流れて、NFBがよく効くようにと写真のようにフィードバック用の抵抗にコンデンサを繋いで、交流分を多く流してみました。
この状況で音を聞いてみると、NFBが以前より効いているにもかかわらず音が暗い。若干ドンシャリ気味。やはり無理だったかと思い、フィードバック用の抵抗を色々調整してみましたが、最初の設定が一番よく、今回はこの部分は変更しないこととしました。
結局、変更点はカソードの定電流回路を抵抗に変更したのみですが、音は、変更前より軽快で歪っぽさも少なく良い感じです。
この状態で、HY-69に差し替えると、もっと軽快な音質になり、どちらの球も私の耳には良い感じです。どちらがいいかは個人の好み。
さて、明日は、魔物が潜むオフ会ですが、このアンプで聞き比べに臨みたいと思います。それではまた。
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