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次のアンプに向けた準備、球くらべ307A編

2021-09-04 19:41:39 | 自作真空管アンプ

早いもので9月。最近は関西では雨が多く、じめじめした日々ですが、ようやく涼しくなり秋の気配が感じられるようになりました。今日は、307Aの音質比較を行いました。

まずは、307Aの写真をどうぞ。

前回のブログでも書きましたが、307AはRF・AF増幅用真空管で、フィラメントが5.5V-1Aの直熱管です。トランスの6.3Vの巻線には、減圧用に0.6Ωの抵抗を接続し、その後にVf=1Vぐらいのブリッジダイオード、フィルタに10,000μFのコンデンサをつけて、ちょうどいいフィラメント電圧にすることができました。

外観は、ST-16のサイズでトッププレートタイプ。プレートは5段リブ入りでごつい大きさがいかにも送信管らしく、また、その中にあるフィラメントも4往復しており、造りは結構手が込んでいます。恐らくは、価格もそこそこ高かったのではないでしょうか。

フィラメントの様子を下記に載せておきます。

さて、手持ちの307Aは、Ken-RadとSylvaniaのものですが、まずは、この2つで比較し、よかった方をメインの球比べ用としました。

心の中では、グラスにカーボンが塗布されたKen-Radが勝ちかなと思っていたのですが、結果は、Sylvania製に軍配が上がりました。以前、2A3でカーボンが塗布されたKen-Rad製とSylvaniaの釣りフィラメントタイプを比較した際、Ken-Radに軍配が上がったのですが、今回は違う結果になったようです。

そこで、Sylvania製でいつものように比較した結果、下記のような点数となりました。

直熱管だけあり、高域の透明感は良い評価です。また、出力も結構出せ、抜けの良さも感じられました。前回の47と比較して、抜けの良さだけ上回ったような気がしています。しかし、低音のボリューム感が今ひとつでもう少し欲しいところ、この点がよいと結構な高評価になると思います。

残すは、あと2種類となりました。そろそろ次のネタを考えておかないと・・・

 

この評価についてはあくまで主観的な評価、かつ、回路を見ていただいてもお分かりのように特殊な回路で試していますので、皆様のお手元のアンプで同じような評価になるとは限らず、あくまで個人の感想として寛大な心で受け入れていただければと思います。

 


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