米国防総省の機密文書が多数流出した問題で14日、連邦捜査局(FBI)に逮捕されたマサチューセッツ州の空軍州兵ジャック・テシェイラ容疑者(21)は同州ボストンの連邦地方裁判所に初出廷し、スパイ法違反で起訴された。罪状認否は行わなかった。
スパイ法に違反し、機密文書を権限なく持ち出し、保管した罪で起訴されたテシェイラ被告は、機密文書持ち出しについて最高10年、機密文書の保管について最高5年、禁錮刑を言い渡される可能性がある。
流出した機密文書には、ロシアによるウクライナ侵攻に関する最高機密指定の内容をはじめ、韓国などアメリカの同盟諸国の情勢、アメリカの国防上の機密などが含まれていた。このため、アメリカ政府の機密保持体制がはたして万全なのか疑問視される、アメリカにとっては屈辱的な事態となった。
BBCのフランク・ガードナー安全保障問題担当編集委員が、ことの重大性を説明する。
BBC News
(1263) 【速報】陸自ヘリ捜索きょうも「飽和潜水」の作業中断 潮流や機材などの影響 あす再開(2023年4月15日) - YouTube
沖縄県宮古島付近で自衛隊員10人を乗せたヘリコプターが行方不明となった事故で自衛隊は15日、「飽和潜水」に向けて準備をしていましたが、作業を中断しました。 防衛省によりますと、自衛隊は15日、深海での捜索を可能にする「飽和潜水」に向けて準備を始めていましたが、昼すぎに作業を中断し、捜索は16日に持ち越されました。 機材の状態や潮の流れなど、ダイバーの安全を考慮した判断だということです。 15日はダイバーを乗せた専用カプセルを水中に入れていません。 「飽和潜水」を巡っては、14日はダイバーが海中の専用カプセルから出ることができず、捜索を中止していました。 16日、改めて作業を再開し、飽和潜水ができるか判断するということです。
米紙ワシントン・ポストは14日、米国上空を飛び2月に撃墜された中国の「スパイ気球」に関連し、これ以外に最大四つの中国の「スパイ気球」を米情報機関が把握していた、と報じた。流出したとみられる米国の機密資料に示されていたという。 報道によると、資料は米国家地理空間情報局などが作成したもの。バルガー21と名付けられた気球は、高度な監視装置を搭載し、2021年12月から22年5月まで地球を一周した、などと記されていた。アカルド21と名付けられた気球にも、同様の装備が備わっていたという。 気球が太平洋を航行する米国の空母打撃群の上を飛行したり、南シナ海で墜落したりしていたとの記述もあった。これがバルガー21やアカルド21のことを示すのかは不明だという。 また、2月に米軍が撃墜した気球についての記載もあった。偵察機が撮影した写真には、パラボラアンテナやセンサー、最大1万ワットの発電が可能なソーラーパネルが写っていたという。この気球はキリーン23と名付けられ、夜間や、雲や煙、雪などを透過して画像を得ることができるレーダーも搭載されていたという。 (ワシントン=下司佳代子)朝日新聞
国営ロシア通信によりますと、しょいぐ国防相は14日、訓練の一環として太平洋上の重要な拠点で敵が展開すロシア通信によりますと、しょいぐ国防相は14日、訓練の一環として太平洋上の重要な拠点で敵が展開することを防ぐため、極東ウラジオストクに本部を置くロシア太平洋艦隊の全部隊が高度の戦闘準備態勢に入ったと発表しました。 国名は挙げていませんが、アメリカと日本を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられています。 テレ朝news
強盗事件や特殊詐欺事件の実行犯を、闇バイトで募集された若者が担うケースが目立っている。甘い言葉にだまされる若者がいる一方、犯罪であることを知らされた上で、自らの意思で手を染めるケースも少なくない。特殊詐欺の受け子だと知りながら闇バイトに応じ、大阪府警に逮捕された男は、理由について「ただ、何となく」と説明。一部の若者が持つ犯罪への甘い認識に、専門家は「若いとはいえ、あまりに〝世間知らず〟が多い」と警鐘を鳴らす。
《犯罪ですが大丈夫ですか?》
通信アプリ「テレグラム」に届いた顔も知らない相手からのメッセージには、バイトの中身が特殊詐欺の受け子であること、そしてそれが犯罪であることが明記されていた。《大丈夫です》。特に迷いもせず、すぐにそう返した。 特殊詐欺未遂事件の「受け子」として逮捕された男(22)が後戻りできない道に足を踏み入れたのは、昨年夏のことだった。 拘置所への家族や友人の面会はなく、反省の気持ちを示そうとつづった被害者への手紙も受け取りを拒否された。弁護人からは公判の厳しい見通しを伝えられている。「独りぼっちになった気がする。実刑3年ぐらいはいくんでしょ」。現実の厳しさに初めて直面し、力なくつぶやいた。 大阪拘置所で接見取材に応じた男は「人生を棒に振ってしまった」と悔やみながら、どこか諦めが混じったような口調で続けた。 「やったことは仕方ないんで。責任取るしかないっすね」(中井芳野、小川恵理子) 産経新聞
陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った沖縄県・宮古島付近の海域で、乗員とみられる複数の人影が13日夜に海底で見つかった。地元の住民らも、捜索の進展を願っていた。 宮古島市の伊良部漁協所属の漁船「SLOW TIME」は14日、乗員らの手がかりを求めて現場に船を出した。 「機体とみられる物が発見された海域は深く、潜水するのは大変だと思う」。船長の男性(39)は作業の難しさを思いやった。遠くには、海底に潜水士を送り込む潜水艦救難艦「ちはや」が見えた。船長は時折、船を減速させながら漂流物がないか目を凝らし、「今後も捜索に協力したい」と語った。 ニュースで機体とみられる物が発見されたことを知った池間島在住の主婦(36)は、「隊員のご家族の気持ちを考えると、少しでも早く救助し、会わせてあげてほしい」と願っていた。 自衛隊はこの日も、空や陸から捜索を続けた。現場では、潜水艦救難艦など4隻のほか航空機6機を投入。機体の破片は潮流で広い範囲に流された可能性があり、宮古島や伊良部島などの海岸では約290人の隊員が捜索にあたった。 ただ、機体とみられる物体が沈んでいる海底の水深は約100メートルもある。自衛隊は14日、深海で潜水士が活動する「飽和潜水」の作業を進めたが、装置に不具合があり、中断した。
読売新聞