【カイロ=佐藤貴生】岸田文雄首相が訪問するアフリカには、中国とロシアが経済や軍事を軸に影響力を浸透させている。特に中国が手がけるインフラ建設は、過剰な負債を相手国に負わせて権益を奪う「債務の罠(わな)」が問題化。中国は欧米の批判を浴びながらも、一部で債務返済の繰り延べに応じるなどして関係維持を図っている。