栃木県足利市にある「足利フラワーパーク」は日本有数の藤の名所。
遠方からも多くの観光客が訪れる花のテーマパークです。
その中でも日本一と云われる「大藤」は一見の価値ありといつかの雑誌で読んだことがあったため、WSに訪れてみました。
群馬県と栃木県を結ぶJR両毛線の富田駅から徒歩分ほど。
足利フラワーパークは早川農園を前身とする花のテーマパークであり、1997年にこの地に開園したといいます。
四季それぞれの花の咲く園内の中、最大の見どころが大藤。
藤の花が咲く4月の下旬から5月上旬にかけて、 大藤まつりが開催されています。
早川農園時代から大切に育てられた大藤は樹齢130年ほど。
大藤以外にも多種多様な藤の花が咲き乱れる園内は桃源郷のよう。
一生分の藤を見たような気持ちになったのでした。
薄紫の上品な色が涼しげな大藤。
栃木県の天然記念物にも指定された古株です。
すべて同じ幹から生えています。
人工的に支えているとはいえ、ここまでの大きさになると驚きを隠せません。
日が射し込んで、シャワーのよう。
130年の歳月を経ても瑞々しい花を毎年咲かせています。
人が手を加えることで美しくなる園芸もまたよいものです。
園内にはほかにツツジやシャクナゲも咲いていて、まさに花の楽園です。
その分、ハチやアブのような昆虫もたくさんいます。
ここでは花粉を運ぶ昆虫の姿も和ましいものです。
八重黒龍と呼ばれる藤はラベンダーのような色彩。
大藤よりもちょっぴり濃い色をしています。
花びらもひとつひとつが大きいためか、遠目から見ると葡萄のようにも見えます。
遠くの白藤との対比もよいです。
白藤のトンネルは長さ80m。
こちらも栃木県の天然記念物に指定されています。
生命力の溢れる幹は龍を連想します。
白藤の壁は、高さ10mはありそうな骨組みに葡萄のようにたわわに生る白藤が見どころ。
園内最奥にある藤のドーム。
きばな藤のトンネル。
菜花のような色をしています。
他の藤より見頃が半月ほど遅いようで、 まだ5分咲きでした。
小高い丘から色とりどりの園内を俯瞰。