美しき 銀杏落ち葉を 仰ぐのみ・・・・星野立子・・・・・
日本でも最も多い街路樹は、銀杏だと言います‥・原産地は中国で室町時代に日本に伝来し、
丈夫で長命なのが特徴で花期は五月上句、晩秋になると枝いっぱいに・・・
眩しいほどの黄葉となり、チラチラと舞い始めるそのとめどなく,葉を落とす姿は、美しくもあり、
寂しくもあり、やがて辺り一面が黄金の絨毯となるさまは圧巻です・・・
冬・・・落葉樹が葉を落とすのは、寒さで根からの水分吸収が衰え葉から水分が逃げるのを・・
極力抑えようと葉柄と枝の離層組織がコルク状になって・・
落葉させるといわれます・・イチョウの樹の下で降りしきる落葉を仰ぎながら、こうして・・・
『自らの身を守っているのだ』と考えると・・・・
植物の生命力を感ぜずにはいられない・秋から冬へ季節が移る月・・・それが十一月です・・