安い税金と小さな政府を切望するふきあえずのブログ

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水戸黄門シンドローム

2021-05-02 08:51:20 | 政治
実は私の「税は安くなければならない」という信念、ポリシーは、1990年代から始まっていまして
はじめは、故渡部昇一上智大学名誉教授の影響を受けています
渡部昇一先生が若いころ、留学先で薫陶を受けたのが経済学者・思想家のハイエク教授でした。。。ハイエクは自由主義経済学の大家です
そう考えると、一人の思想家の影響というのは、時代を超えて、人から人へと伝わっていく、これは本当に凄いことですよね

水戸黄門は日本の時代劇ドラマを代表する番組ですが、この水戸黄門が国民に与えた影響は凄く大きかったのではないか?と個人的に思っています
水戸黄門に出てくる悪役といえば「悪代官」であり、だいたい代官が悪徳商人らと組んで村人に重税を課して、私腹を肥やしていたりするわけです
そこで重税から村人を救うために、人の好い庄屋さんが藩主に直訴したりして、代官に捕縛されてひどい目にあったりする
最後は水戸黄門が乗り出して懲悪。。。悪を懲らしめると
こういうのが定番のストーリーですが
これでだいたい、日本人の心の中に「金持ち=私腹を肥やす悪人」のイメージが定着しており、「金持ちから税を取る=正義」
という構図が、単純に信じられてきた、というところがあるように思います

数年前に、「青汁王子」と揶揄された呼び名で呼ばれた方がいらっしゃいましたが
この方がテレビで「国は何の権利があってこんなに(税金を)取っていくんだ、強盗よりもたちが悪いじゃないか」
というような意味のことを言っていたのを見て
私は、「まっとうなことを言っているじゃないか」と思ったものですが、ところがどっこい、国民の側はそうではないでしょう
普通に暮らしている人からすれば、「儲けている人が税をたくさん払うのは当たり前」、と思っているでしょう
まあ普通に考えて、何億も儲けている人が半分税金を取られたって、それでも裕福なんだろ?と思いますよね?
でも、その人が苦労して、工夫して稼いだお金を半分も税金で取っていかれたら
やっぱり「こんな国はろくな国じゃない」と、そう思うようになると思います

普通にその人の立場になったとして、青汁王子でもいいですが(笑)
海外にタックスヘイブンと呼ばれる、とても税金の安い国があったとして、その国に住みたくなるのは道理じゃありませんかね?
私は以前、税務署に就職した高校時代の友人が、短期間でがちがちの税務署員に変身したのを見て、大変がっかりしたのを覚えています
その友人に税についての議論を持ちかけた時、こちらが何を言っても、その友人はすべて「税を払わない方が悪い」の一点張りでした
もうその友人とは会うこともありませんが、その友人に友達が残っているのか心配です(笑)
だから、生涯の友達を大切にしたければ、税務署にだけは就職しないことをお勧めします(笑)
まあそれは冗談ですが、それでも、タックスヘイブンへ行きたくなる理由は、理不尽な税の高さにあるわけです

今日もテレビではウーバーイーツのおすすめの店、なんて特集をやっていましたが
ウーバーイーツは日本に税金など払いませんよ、と教えてあげたいです。。。彼らにとっては税を逃れることが良いことですから
こういう、外資で、もともと税金を一円も払う気のない企業は別として
日本人が日本で商売をやっていて、日本から出ていきたくなるほど税金をとっちゃいけませんよ
前回言いましたけど、社会主義者が主張する自由とは、経済格差から貧者を自由にする、ということで
金持ちから税金を取り上げて貧者に分配し、所得を一定にする。。。所得格差をなくしてしまうということです
しかし、少し考えればわかりますが、働いても働かなくても所得が変わらないんだったら、働かない方がいいわけです(笑)
働いて豊かになりたい人は日本から出ていきたくなるわけです。。。現に、そのお金がある人は出ていくでしょう

水戸黄門は日本の伝統的時代劇ですが、弱者救済という大義名分をちらつかせながら、政府が悪代官になっていないか?
国民は配給という社会保障で飼いならされて、平等な貧乏生活を強いられていないか?
ここをこそ問うべきなんじゃないでしょうか?私はそう思います

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