アメリカのバイデン新政権は、基本的に第三次オバマ政権と言われるほど、オバマ時代の閣僚が政権に入っているといわれています
その理由は、バイデン新大統領が、まあはっきり言えばコネで人事を動かす人であり、選挙の論功行賞で人事を選んでいるからです
トランプを引きずり下ろすために一役買った人たちの意向を組み入れているので、トランプとは真逆の政策を良しとする人たちが
政権中枢に入っているわけです
バイデン政権のやりたいこと、それは基本的にオバマとほぼ同じだと見てよく、オバマケアの復活と環境問題に積極的に取り組む政権
ということでしょう
はっきり言ってしまえば、「自分の当選に協力してくれた団体の利益のために国家予算を振り向ける補助金行政」ということです
さっそく3兆ドル(日本円にして320兆円規模、日本の経済規模に換算して比較すると、日本の国家予算に少し足りないぐらい)を
経済対策として予算編成しようとしていますし、もとより国会の民主党議員は大きな政府が理想ですので、その方向で動いています
インフラ整備には全体の5%(笑)あとは業界団体への補助金とか、生活保護に関する給付金等の類が占めているわけです
三橋貴明先生の動画を拝見していると、アメリカもまた過去ずっと経済成長していて、日本だけがゼロ成長、ということをしきりに言っています
「バイデン政権(でさえ)3兆ドル規模の支出をしようとしている」、と述べています
これに対して、トランポノミクスの著者であるラッファー氏とムーア氏はこのように言っています
「もし、借金が経済成長のために使われるならば、将来の世代にとっては、借金は有益なものとなる」
トランプ氏も、「私は借金王だ」と公言しているように、借金が成長のために使われることを肯定しているのです
私がお二人(ラッファーとムーア)の言葉を要約するなら、こういうことです
オバマの使った政府予算は、ほとんどが「死に金」だった、ということなんです
オバマは任期中に10兆ドル(日本のGDPの約2倍)以上、国家の財政赤字を膨らせましたが、平均的なアメリカ人の平均所得はむしろ減っています
確かに、三橋貴明先生の言われる通り、政府の財政赤字は所得移転で民間の黒字になるため、GDPはわずかに成長しています
それでも、失業率はむしろかなり高い状態でした。。。最悪だったんです
これをどう説明するのか?ということなんです
まあ、私がいつも言っている言葉で言いましょうかね
オバマが使ったお金は経費(コスト)であって、国家財産が増えるような「投資」になっていなかった。。。ということなんですよ
ちょっと前の日記でも書きましたが
オバマ政権では、テレビCMでこんなことをさかんに宣伝してたんです
「オバマケアによって、政府の生活補助をもらうことは恥でも何でもありません、あなたも申請しましょう」
これを見たら、たいてい想像がつくと思いますが、働かなくてもお金がもらえ、フードチケットでご飯が食べられるわけです
失業率の高さと平均所得の低さは、この生活保護世帯が増えてしまったことに起因するわけです(笑)
これをね。。。またバイデンはやろうとしているんですよ。。。。オバマケアの第二弾です
日本でMMTを使って補助金や給付金を配りまくり、ベーシックインカムを導入しようとしている人は良く考えたほうがいいですね
そのお金、多くの人の精神を貧しくするんじゃありませんか?
トランポノミクスの名言です「フリーランチ(ただ飯)などない」これが政治家の心得であるべきですね