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ドキュメンタリー映画『リンダとイリナ』 ギヨーム・ブラック監督 38分に青春詰め込んだ 

2024-06-24 | 映画感想

リンダとイリナ(2023年製作の映画)Un pincement au coeur/Linda and Irina
上映日:2024年06月15日
製作国:フランス
上映時間:38分
ジャンル:ドキュメンタリー
監督 ギヨーム・ブラック



どうやって撮ったのか
ドキュメンタリーだということが信じられない
的確すぎる
オシャレすぎる

単なるブルーのトレーナーがオシャレすぎる
トミーヒルフィガーをあんなに自然にオシャレに着こなしている男子を日本で観たことがない
くそぅ、フランス人めっ!

その謎を知りたいのだがパンフもない
監督インタビューもない
フランス語で検索してみたけどインタビュー出てこない
きっとただただドキュメンタリーなんでしょうよ
ただただ現実に起こっていることをカメラにおさめたのでしょうよ
(ドキュメンタリーが逃れられないフィクション性は包含しつつも)

**

ああやっぱりおればギョームが好きぃぃぃっ!

**

〝これは絆と友情についての映画で、
私に人生の一部を差し出してくれた二人の若い女の子、
リンダとイリナの知性と感性に多くを負っています。
私は、この映画をとても誇りに思っています。〟
と監督の言葉。

ほんとに人生の一部を差し出している。
あまりに無防備に。

しかしそれはほとんどの地球人が共感する青春であり、
実は青春期だけではない人生の核になるもの。

純粋で聡明な彼女らの、言葉、表情、行為が、
「あぁ!あぁ!ああっっ!!」(語彙)と大人にナイフを突きつける。

**

若いからこそ経験が少なくて自分を狭めてしまっているコ。
若いからこそ自分の欲求に素直なコ。
永遠に諦めているコ。
毎秒毎秒満足したいコ。

どちらもツラい。。

諦めているコの方がラクなわけよ。
友情も愛情も期待しなければ傷つかない。
でも、そんな人生って……。
毎秒毎秒充足したいコは、ほぼ毎秒辛い。

彼氏候補のイケメンとデートしても、友達とTikTokしても、友達と海に行っても、楽しいのは秒。
その次の秒では虚無。

**

どちらの気持ちもわかる。

しかし、僕はおじさん。。つまり男。

この映画からはフェミニズム的な文脈も感じました。

聡明な彼女らからの言葉から性差による社会格差が読み取れた。
おっさんの僕が簡単に共感していい領域ではない。

**

性差によってその人らしさが阻害される社会構造や空気、風土があるのなら
それを打破する方向に尽力するのが
せめておっさんが出来ることかと。

**

映画観て、
あ〜良かった〜面白かった〜って
秒で消費するだけの人生なんて、ポイズンッ!


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