ものすごくいろんな要素が盛り込まれてるのに本当に観やすい。
黒人差別、女性差別、女性の上司、男性の同僚、ロシアとの宇宙開発競争、数学、結婚、子育て、シングルマザー、さらにはキッチリと泣かせるラブロマンスも……。
軽快な演出のおかげでこれらがテンポよく楽しめます。
ファレル・ウィリアムの60年代風の新曲たちもかっこいいし。
まぁまぁまぁ何と言っても、主役の3人がステキなのですよ。
ジャネール・モネイがまず超絶美人。こんな美人どこにいたレベルの美形。
『ムーンライト』での主人公の親代わりの女性を演じた方。
これが映画出演2本目とのこと。基本歌手みたいですね。
今作では元ヤンみたいなキャラで、警察官にも食ってかかりそうなほど血気盛んな役でハラハラします。。
タラジ・P・ヘンソンは、すみません、この映画で認知しました。
柴田理恵感がスゴイですが、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でブラピの育ての親やった方でしたか。
この映画の主役はこの人。
繊細な演技で、母であり、働く女性であり、恋する女性であり、夢見る人間である、という1人の人間の多面性を観せてくれてます。
そして、みんな大好きオクタヴィア・スペンサー。
彼女が今回もまた面白い。かわいい。
『ヘルプ 心がつなぐストーリー』と全く同じ役柄ですけどね。いいの!
あと面白いのは、悪役を演じたキルスティン・ダンスト。
誰だこの腹たつおばさんは!と思っていたらまさかのキルスティン・ダンスト。
役作りでしょうけど、顔がひどいことになってますよ。。
授賞式の時にはいつもの美しさになっていたので安心。
ケビン・コスナーはかっこよすぎ。ずるい。
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僕はたまたま飛行機で観れたんですが、やはり映画館でも観たい。
音楽がいいのでちゃんといい音で聴きたいし、人間ドラマですけど、ロケットも飛ぶわけですからそのシーンはやっぱ大画面で。
数学の天才だっつってんのに、「黒人」で「女性」ってことでヒエラルキーの底辺にいるところからの大逆転はやっぱり痛快。もう一回観たい。
キャサリン・ジョンソンさんは今98歳でこないだのアカデミー賞にも出席されてましたね。
キャサリンさんが存命中にこの映画が公開され、評価もされて本当に良かった!