木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ヒルザキツキミソウ 花粉のネックレス

2019-05-10 07:50:59 | 日記

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散歩道の公園で
ヒルザキツキミソウが
満開を迎えた。


この花を見ると
いたずら心が出て
しゃがみ込んでしまう。


実はこの花の花粉
糸でつながっていて
ネックレスのように
なっているのだ。




指で触っても
ネックレスが
絡みつく。


草を差し込んでも
瞬時に纏わりついてくる。


ハチなど昆虫がとまれば
花粉のネックレスで
がんじがらめに
なるだろうと
期待して待つが
虫は来なかった。


花の中にいた
ヒメマルカツオブシムシには
まったく花粉がついていない
期待外れだ。(笑)


このネックレスは
「粘着糸」と呼ばれ
ヒルザキツキミソウだけでなく
マツヨイグサの仲間にもある。


またツツジの
突き出した雄しべの
先端からも
粘着糸で連なった
花粉が出てくる。


指で雄しべの先端を
つついてみると
糸につながった花粉が
連続して出てくる。


花にやってきた昆虫たちに
確実に花粉を運んでもらう
工夫なのだ。


アカバナ科
ツツジ科と
違う種類の植物が
粘着糸と言う共通の戦略を
持って進化してきたことが
とても不思議に思う。