私が日頃、野暮用も含めて忙しそうにしているのを見てある人は
『忙しくていいね・・・だからいつも元気なんだね・・』と言い、またある人は
『何でそんなにやることがあるの?ゆっくりすればいいじゃない・・・』と
言い、また時々は少し若い年代の人たちから『何をいまさら・・・?』とか
『そんな気力もないし何もやる気がしない・・』などという声を聞くことがある。
しかし、私はマグロやカツオなど何種類かの回遊魚に見られるように
動き続けていてもあまり疲れを感じないし、負担とも思わない。
もちろん、それらの回遊魚の何千、何万分の一にも及ばないが・・・。
自分のやっていることの優先順位、動きや方法などを工夫すれば
もっともっと効率よくできることがあるのは解っているし、自分なりに
些細なことにも「創意工夫」「改善」などはしているつもりであり、他人様には
評価や理解してもらえなくても自己満足をしていることも少なくないと
多少は自負している。
しかし、やはり時間の有効活用ができていないことを認めざるを得ない。
今の自分の環境や状況ではあまり求められることがない工夫や意味のない
改善であってももちろん負担を感じることもなく、それなりに楽しくやって
いるので結果的に多少は心身の衰えを遅らせるような効果もあるのかもしれない。
また私のブログで時々登場(?)する『爺さんカルテット』も全員前向きなので
それがお互いを刺激しあい、相乗効果で元気の源を作っているのかも
しれない。
近隣の同世代の人たちもいろいろで、時折、挨拶がてら話すこともあるが
元気そうな人は必ずと言っていいほど何か(趣味も含めて)をやっているようだ。
定年退職をしてまだ日が浅い人たちの中にもこれから何かをやろうと
思っている人と『もう、いいや、あとは何もせず気ままにゆっくりと・・・』と
いう人との差を感じることがある。
それぞれの人生だからあれこれ言うことはできないが何もやろうとしない
人たちの表情は静かで落ち着いているようでも老化に向かう速度は
早いような気がする。
『たわごとを言うな!』と言われても私は自分の人生を125歳までと
決めているのでまだまだ忙しく、時間の足りなさを工夫や改善で埋めて
いかなければならないと思い、今日も無意味と思えることにも気持ちを
向けてみよう。