ふー 日記(酒にまんがに本)

何を飲んだか、読んだかが中心の日記。

転機の本

2016-03-12 22:09:41 | Weblog
私には人生の転機じゃなく、本の転機があります。
小学生の頃、実は読書がものすごく偏ってました。伝記、動物記、昆虫記、それ以外は読む気もなかったのです。でも、昆虫記なんて、ファーブルくらい、動物記はシートンと戸川幸夫に椋鳩十。あっという間に読み尽くしてしまいました。読むものがなくて、図書館で手に取ったのがSF。その頃は子供向けのSFシリーズがたくさん、あったのです。子供が主人公で宇宙船に乗り、人を救出する話になんて、面白いんだろうと、夢中になりました。それから、SFにはまったわけです。
その後はまた、偏ってました。SF、ファンタジー、ミステリ以外は読まずに、普通の話は辛気臭いと決めつけてました。そこで出会ったのが、向田邦子さんの「阿修羅のごとく」。テレビドラマのオープニングの曲は耳に残っていますが、ドラマは見てません。シナリオを読んで、こんなに面白いんだ。まるで、SFみたいに面白い(おい)と思ったのをおぼえています。それから、普通の本も読むようになりました。
今、思うと、頑ななせいで面白い本と出会うのが遅くなって損しましたね。
コメント
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