ふー 日記(酒にまんがに本)

何を飲んだか、読んだかが中心の日記。

文楽

2016-04-03 18:38:14 | Weblog
通し狂言 妹背山婦女庭訓

通し狂言って、苦手です。シリアスとコミカルな話が混じったいつもの状態が好き。でも、通しだと話はよく理解できます。一部はロミオとジュリエットのような話です。

第1部
初段   小松原の段
一目惚れの進展が早い。コケにされる悪役がコミカル。
    蝦夷子館の段
蝦夷子の部下が雪で作ったうさぎと人形を差し出すところはのどかなんだけど、あとはかわいそうな女性に悪役らしい悪役が登場。ドラマチックです。それから、馬が立派。
二段目 猿沢池の段
三段目 太宰館の段
展示室で分解したのを見たので、休憩時間、置いてある見台と三味線をじっくり見学。見台が組み立て式って知らなかったわ。
    妹山背山の段
呼び出しさんが言葉に詰まったので、舞台裏の人が名前を教えたんだけど、あわてたのか、その声が結構大きくて前の席ではよく聞こえました。
真ん中に吉野川、ぐるぐる回る水の大道具が面白い。両側に恋人たちの屋敷が分かれ、床も左右(背山、妹山)に分かれています。妹山の太夫さんたちは最初の組は肩衣がピンク、後の組は紫とちょっと女性側をイメージさせる衣装になってます。で、いい話なのにここで睡魔が。睡魔と戦っているところに大判事が本心を吐露するシーンが始まり、思わず、ジワリと涙が。よかった。

両側で話が進むのが面白いかった。こんな話を書いてみたいな。

四月から大夫ではなく太夫という表記になりました。正しいのに戻ったんですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする