高橋尚子、復活のV…東京国際女子マラソン (読売新聞) - goo ニュース
いやぁ復活して嬉しい! スパートして突き放すレース展開は シドニーオリンピック以来のこと。その時も テレビ観戦していて かなり痛快な思いをさせてもらいましたが,今回はそれよりも驚きの方が大きかったですね。
度重なる怪我の影響でフルマラソンは 実に2年ぶりであること。小出監督から独立し「チームQ」を設立したものの 練習の方針や作戦は 高橋尚子自らが決断しなくてはならなかったこと。2005東京国際女子マラソン直前での右足肉離れの発覚など・・・レース前の不安点を挙げればきりがありませんでした。事実,万全と思って観ていた 2003東京国際女子マラソンではまさかの失速で 2位に終わり,結果,アテネオリンピックの出場権も失ってしまったわけですから 今回も気が気ではありませんでしたよ(笑)。
まして,故障を抱えているとなれば 尚更です。
2008北京オリンピックまでは まだまだ時間があるので,今回はまず復帰戦としての結果がでればOKなんだろうと思ったりしていたのですが,当の本人は 最初から優勝を考えていたような冴えた走りをみせ,因縁の上り坂の手前 35.7キロ地点で一気にスパート。ライバルを突き離して見事優勝を飾ってくれました。
本当に おめでとうございます。
国立競技場の最終コーナーを 右手を突き上げて周った 高橋尚子の姿にはシビレるものがありました。
今後は十分な休養をとり,足を完治させて下さい。アジア大会,世界選手権が 高橋尚子を待っています。
余談ですが,この 高橋尚子 というヒト。マラソンの成績で言えばダントツなのです。
・97 大阪国際 7位
・98 名古屋国際 優勝
・98 アジア大会 金
・00 名古屋国際 優勝
・00 シドニー五輪 金
・01 ベルリン 優勝
・02 ベルリン 優勝
・03 東京国際 2位
2003東京国際女子は負けたとはいえ 2位ですからね。今回の結果によって,高橋尚子というヒトが「失速」したわけではない事が 証明されただけでも嬉しい気がしています。今となっては,この 2年間が「非常に良い」ブランクであったと言えるのではないでしょうか。
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