MC68000 Maniacs!
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以前から発売が予告されていたPSP版「SEGA RALLY REVO」が発売になりました。PLAYSTATION3版も同時にリリースされたようですが,ラリーゲームとしては 先日「DiRT」を購入したばかりなので,今回はあえてPSP版を購入。ちなみにリリースされたのは海外版のみで国内版はありません(笑)。

初代セガラリーで顕著だった「モータボートのような浮遊感」などは一切なく,方向操作に適度な「重さ」を感じる 絶妙な「反応の鈍さ」が秀逸。PSPの十字ボタンでもかなり快適に走行できるように調整された操作感も良い感じです。ラリー仕様の周回コースをライバル車とともに周回し順位を競う「ラリークロス形式」のゲームシステムは従来どおりですが,グラフィックレベルの向上に伴い ライバル車が巻き上げる「土埃」が非常にリアルに表現されているため,混戦時に油断していると視界を奪われて焦る事になります。また,ゲームの基本的な味付けが「ぶつけて争う」ような仕上がりになっているのもちょっと面白いところです。

個人的には面倒なマシンセッティングが簡略化されているのが嬉しいです。
走りたいのであって,セッティングしたい訳ではないですしね。

グラフィックレベルは総じて高め。PSPとしてはかなり頑張っていると思います。泥が車体に付着してどんどん汚れていく様子も再現していますし,車体のデザインパターンや背景の書き込みなども鮮明。あえて気になる個所を挙げるとすれば,人のグラフィックが情けない事と,土埃を巻き上げる個所が不自然な事くらいですね(笑)。

肝心の走りの部分については,ちょっと爽快感がない感じです。豪快にドリフトでコーナリングする・・・というシステムではなく,コーナー進入時にいかに早く車体の向きを変えるか,コーナー脱出時にいかにスライドを抑えるか,といった事を考えなくてはいけないシステムになっています。コーナリング中のドリフト量が多すぎると ライバル車に引き離される傾向にあるため,序盤のレースであっても結構気をつかって走らなくてはなりません。全開ドリフトで勝負できないのは,ちょっとフラストレーションが溜まる感じですね。半端にリアル感を残すくらいなら,思い切って「ゲーム」に回帰してもよかったような気がします。

とりあえず「それなりにセガラリーっぽくてよかった」です。(≧∇≦)
音楽についても もうちょっと考えて欲しかったですね。


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