MC68000 Maniacs!
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「PARODIUS」は,1988年にコナミより発売された,MSX向けゲームカートリッジ。同社のアーケードゲーム「パロディウス」シリーズの基盤となった作品であり,あくまでも元祖は MSX版です。グラディウスシリーズの高いゲーム性を維持しつつ,ステージ構成や 登場キャラクターを徹底的に「ギャグ」方向へ振っています。MSX版はその傾向が顕著で,特にボスキャラには強烈な脱力系のネタが仕込まれており,あまりの「レベルの低さ」に愕然とする事間違いなしです(笑)。それを真剣に作った「大人たち」も凄いと言えば凄いですが,もう20年前の話なので 時効ですかね・・・。

悪く言えば,現在の「同人ゲーム」っぽい雰囲気が満載です。(≧∇≦)

当時のMSXの主力は 間違いなくコナミ。自分は 横スクロールシューティングが非常に苦手ですが,この当時は下手なりに普通にプレイしていました。「PARODIUS」は 難易度もそれほど高くなく,MSXのシューティングとしては 随分と遊び易い方だと思います。当時は 2~3周くらいまでなら余裕で到達できました。ゲーム開始時に複数のキャラクタから 自機を選択(タコ,ペンギン,ゴエモン,ポポロン,ビッグバイパーから選択)できるのですが,自分は常に主人公の「タコ」を選択。性能的な差がないので,自分が操作し易い「見た目」のキャラを選ぶのがコツです。

ゲームシステム的に極悪なのが「ルーレットカプセル」というシステム。これを取るとパワーアップゲージが「高速回転」し,パワーアップボタンを押さない限り回転が停止しません。回転を止めると 止めた位置のパワーアップを取得してしまいます。「PARODIUS」には,全部の装備を失ってしまう「何~やそれ!」というゲージが用意されているため,一瞬で装備がパーになってしまうリスクのある,非常に厄介な存在なのです。パワーアップカプセルとしての外見では見分けがつかないので,出現位置を覚えるしか回避方法はありません。自分の場合は,序盤のものだけいくつか出現位置を覚えておいて,装備が固まった時点から「高速回転」させたまま 無視してプレイをしていた記憶があります。14~15年振りにプレイしてみましたが,ボス攻略は結構覚えているものの,ステージ構成は完全に忘れていました。現在4面のボス前までしか進めていません。(1機死んだら止めているので,実際はもうちょっと進むかも)

音楽面では 例の「SCC音源」による美麗なサウンドがポイントですね。
実在のクラシック音楽のフレーズをアレンジに巻き込んだのも MSX版「PARODIUS」が元祖。
サントラCDを入手していなかったのが悔やまれます。


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