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2005年にセガストアにて販売された「SDI&カルテット ORIGINAL SOUNDTRACK」をゲット。同じく2005年に発売された,PlayStation2用セガエイジス2400シリーズ「SDI&カルテット」に合わせて発売されたサントラだと思われます。(ロゴデザインが同じなので)

SDIとカルテットの音源が収録されたCDは非常に少なく,本作以外では,1987年に「G.M.O.レーベル」からリリースされた「セガ・ゲームミュージックVOL.2」と「セガ・ゲームミュージックVOL.3」にそれぞれのオリジナル音源が収録されている他,2012年に「WAVEMASTER」からリリースされた「[H.] 1st Album」に「QUARTET MEDLEY 2005」が収録されているのみ。他にもあったかもしれませんが,自分が把握しているのはこの2枚です。ボーナストラックとして「SDI REMIX 2005」が収録されているのが非常に貴重。なんと「ファンキーK.H」こと林克洋氏自らのアレンジだったりします。

基本的にはオリジナル音源のアルバムなので,収録内容はG.M.O.のアルバムとほぼ同じです。過去のアルバムは「全ての曲をつなげて1トラックに収録」されていたため,曲ごとに聴くのが非常に難しくなっていましたが,本作については,楽曲毎に分割して収録されている他,全楽曲「2ループづつ」収録されているので,じっくり聴く事ができます。アーケード基板からの直接収録とあり,収録音質も断然本作が上です。

【収録内容】
 ・SDI(アーケード版)
 ・カルテット(アーケード版)
 ・ダブルターゲット(マスターシステム版)
 ・SDI REMIX 2005(BONUS TRUCK)
 ・QUARTET MEDLEY 2005(BONUS TRUCK)

聴きどころはやはり「ファンキーK.H」独特のベースライン。自分は,この2作品を聴く事がなかったら,これほどゲームミュージックにハマる事はなかったと思っています。特に「SDI」の印象は強烈で,有名な「SYSTEM DOWN」よりも「ILLUSION」や「AN IMMINENT WAR」で聴けるスラップベース+シンセベースのフレーズにハマッていました。もはやベースラインが「メロディ」と言ってもいい楽曲たちです。これは林克洋氏の楽曲に共通して言えること。スーパーハングオンの「Outride a Crisis」や,ギャラクシーフォースの「DEFEAT」なんかもベースラインが大活躍しています。

ひさびさに通しで聴いたけど・・・やはりファンキーK.Hは良い!
2005年の時点で林氏はすでにゲーム業界から去ってしまっているようなので・・・
本作の「SDI REMIX 2005」が最後のゲームミュージック作品という事になるのでしょうか。


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