MC68000 Maniacs!
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初売りの特売品で購入した,ハイレゾ対応のヘッドフォン「ELECOM EHP-CH2000GD」を実際に使ってみました。

環境は「iPod touch 6G(with HF PLAYER)」+「ONKYO DAC-HA200」の組み合わせ。ハイレゾ関係のネタを取り扱ううえでは,初めて「ハイレゾ対応」が明記されたヘッドフォンを使用することになります。以前購入した「ONKYO ES-HF300」は,HF PLAYER内に推奨製品として表示されていたのを参考に購入したものでしたが,ハイレゾ対応とは明記されていない製品でした。まあ・・・ハイレゾ対応のロゴマーク自体は日本固有のもので,製品に表示するには「日本オーディオ協会」の会員であることが必須なのだとか。海外メーカー(ボーズとか)製品には表示されていなかったりするので,ロゴの有り無しとハイレゾ対応か非対応かはあまり関係がないようです。ハイレゾ対応ロゴの表示条件に「アナログ系機器(スピーカーやヘッドフォンなど)は,40kHz以上の高域再生性能を持つこと」とあるので,我々素人が判断する基準はロゴマークではなく高域再生性能値ということになりますね。

実際,アナログ機器に対してはハイレゾの対応も非対応も関係ない気がします。そもそも「ハイレゾ」とは「96kHz/24bit以上のFLAC形式またはWAV形式の音源」のことですから,ハイレゾ音源をデジタルからアナログに変換している「DAC」が,この条件をクリアしていないのであれば「ハイレゾ非対応」と言われるのは理解できるところです。しかし,スピーカーやヘッドフォンは「一旦アナログ変換された音」を再生する機器なので,DACさえ対応していればどんな製品でも再生はできてしまうはず。ネット上に「ハイレゾ対応のヘッドフォンなんてない」といった書き込みがありますが,少々極端ですが(笑)間違ってはいないと思います。

さて。肝心の「ELECOM EHP-CH2000GD」ですが,特売品にされている割には結構良い音が出ているように感じます。自分が普段使っているヘッドフォンが「BOSE SoundTrue」という少々特殊なチューニングの製品なので,いきなり別メーカーの製品を使うと「高域が強すぎて聴きづらい」という感覚になります。本製品も例外ではなく「高域が強い」チューニングに感じました。ただ,再生する音源によって感じ方も違っていて,今井麻美さんの楽曲をサンプルにして言えば,88.1kHz/32bit→96kHz/24bitリマスターの「天空の炎 ~miragem~ -Jazz Arr ver.-」の場合は,高域がうまく生かされていて,サキソフォンの金属のボディが反響している感じや,ドラムのハイハットのインパクトと反響の音をきっちり感じとる事ができます。48kHz/24bit→96kHz/24bitリマスターの楽曲の場合,クリアはクリアですが,高域が全体的に白っぽくてボーカルを含めたバッキングの各パートが「まっ平ら」な感じ。やはりマスター音源が高音質だったものは全然違います。

個人的にはアイマスの「初恋組曲」が衝撃的でした。もともと96kHz/24bitで収録された弦楽四重奏の音源なのでハイレゾで聴くには最適の音源。バイオリンの高音が細かくビブラートしていたり,ビオラの低音に弦がビリビリと振動する音がより鮮明に聴こえたりと,特売品らしからぬ高音質にちょっと得した気分になりました。(≧∇≦)


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