MC68000 Maniacs!
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以前から「ニンテンドークラシックミニ」の内蔵ゲームカスタマイズが話題になっていましたが,当初は基板上の「URAT端子」経由でどうのこうのと,とても気軽にできそうな内容ではなかったので,ほとんど興味がありませんでした。それがいつのまにやらハッキングツールが出回ってきて,だいぶ気軽にトライできるようになった様子。・・・最近は店頭で売られている姿をほとんど見なくなった「ニンテンドークラシックミニ」をぶっ壊す可能性もあるので若干怖いのですが,内蔵されているゲームのラインナップは一般向けなのかマニア向けなのかいまいち中途半端な感じですし,ここは思い切って「シューティングゲーム」オンリーとかの濃いラインナップに書き換えてしまいたいところです。ただし,カートリッジからのROM吸出しを自前でやらなければならない点に注意。PC向けの吸出し機はアマゾン等で入手できます。ゲームソフトは中古品を探しましょう。ちなみに「レトロフリーク」のインストールデータは転用できないので念のため。

使用するのは「hakchi2」というツール。(`・ω・´)

「ニンテンドークラシックミニ」を電源用USBコネクタ経由でPCと接続し,ユーザーが用意したROMデータをカーネルもろとも書き換えてしまいます。ロシア出身のツールと聞いて,PSPのカスタムファームウェア時代を懐かしく思い出しちゃいました。まさにアレと同じような事をやるわけです。オリジナルのカーネルと内蔵ソフト30本はしっかりバックアップされ,いつでも元に戻すことができます。自分も何度か書き戻しましたが,いまのところ問題は発生していません。ツールの入手先とツールの詳しい使い方は「hakchi2」で検索すれば一発で出てきますので,そちらを参照でお願いします。雑誌「ゲームラボ」の2017年4月号にも詳しい記事が掲載されていますが,若干古いバージョンで解説が書かれているので,ある程度試行錯誤しながら対応できる人じゃないと苦しいかも。

事故らないために・・・

・hakchi2 を起動する
・ニンテンドークラシックミニを PCにUSB接続する
・ニンテンドークラシックミニの リセットボタンを押しながら電源を入れる
・「Kernel」メニューの「Dump Kernel」を実行する
・表示されたポップアップの「Install Driver」を押してドライバーをインストールする
・カーネルのダンプが実行される

という手順を一番最初に必ず実行して,オリジナルカーネルのダンプを取って下さい。ダンプされたデータは dumpフォルダ配下に Kernel.img というファイルで保存されています。これがオリジナルカーネルそのものなので,このファイルは絶対にロストしないよう管理しましょう。これを無くしたら,ニンテンドークラシックミニを元の状態に戻せなくなります。また,自分は試していないので推測ですが,ニンテンドークラシックミニの内蔵ゲームを書き換えた状態でカーネルダンプを取ってしまうと,オリジナルカーネルのダンプを失ってしまう可能性があるので,カーネルダンプは最初の1回だけにする方が良いと思います。念のためバックアップも取っておきましょう。

「hakchi2」が書き込むカスタムカーネルには,拡張機能がいくつか組み込まれています。
個人的には,SELECT+AまたはBでゲーム中に「連射あり/なし」を切り替えられる機能がお薦めですね。


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