グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

NaviLens 実装パートナーになりました

2025-04-10 14:37:41 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、視覚情報を誰にでも伝えるためにユニバーサルデザインに取り組んでいます。その一環として音声コード「 Uni-Voice(ユニボイス)」の掲載や、行動支援コード「NaviLens(ナビレンス)」の導入サポートを行なっています。

このたびグラフィックメイトは、ナビレンス(NaviLens)の実装パートナーになりました。
デモンストレーションに使用するためのナビレンスコードを所持し、導入をご検討の企業・組織の方にナビレンスを体験いただいたり、ユーザー向け体験会を開催したりすることで、NaviLensの導入をサポートしていきます。

*NaviLens や ナビレンス導入サポート についてはこちら


4月13日から開催される大阪万博でも導入されているNaviLens。万博の公式サイト「各種施設について」では

「視覚障がい者、多言語向けの移動を支援する音声情報提供アプリです。
会場内各所に設置された2次元コードをスマートフォンのカメラで読み取ることで、位置情報や目的地までの距離等をお知らせします。」

と紹介されています。


NaviLensは離れた距離でも読み取れ、読み取りスピードも非常に早い!視覚障がいのある方の移動支援にも大変有効です。
情報はテキストとして閲覧できるうえ、コードに手話動画を格納することもできるので、聴覚障がいの方にも有効です。
また情報をユーザーのスマホ使用言語で聴けるため、外国人の方への情報提供にも最適。
その言語数はなんと37言語

「うちは視覚障がいの方とお付き合いないから」「視覚障がいの方のためだけに予算はかけられない」というお声も聞きますが、NaviLensならより多くの方へ情報提供できます!

市役所・区役所、美術館や博物館、公共交通機関、病院など、多様な方が訪れる施設にはぜひ取り入れて欲しい。社会インフラとしてどこにでも設置していきたい。
小さな会社の大きな野望です。

ナビレンスの体験会をされたい方、導入をご検討の方、ぜひご相談ください。
▶︎グラフィックメイトの「ナビレンス導入サポート」

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ナビレンスみつけたよ #2

2025-03-26 16:48:43 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、視覚情報を誰にでも伝えるためにユニバーサルデザインに取り組んでいます。その一環として音声コード「 Uni-Voice(ユニボイス)」の掲載や、行動支援コード「NaviLens(ナビレンス)」の導入サポートを行なっています。

当社から2駅ほどのところにある「社会福祉法⼈恩賜財団済⽣会⽀部東京都済⽣会 東京都済⽣会中央病院」さんではナビレンスを導入されています。ナビレンス導入は総合病院カテゴリでは「世界初」!
▶︎ナビレンスについてはこちら


▲都営大江戸線「赤羽橋」駅 にある「東京都済生会中央病院」の看板。左上のナビレンスコードで道案内


▲病院入口の看板にもナビレンス。入口までを道案内してくれる


ナビレンスは「視覚障がいの方のための行動支援コード」として紹介されることが多いのですが、情報をテキストで見ることもできるので聴覚障がいのある方にも有効。かなり離れた距離からもコードを読み取るので車イスの方でも情報を得やすい。そのうえスマートフォンの言語設定を変更すれば外国語での案内を聞くことができます。その数なんと 37言語(2025年3月現在)!
まさに病院に不可欠なテクノロジーではありませんか!
多くの病院にナビレンスが採用されて、さらには最寄駅などから病院までの間もコードで案内してくれれば、障がいの有無にも言語にも関わらずスムーズに受診できるのにな〜と思うのでした。

当社も導入サポートを行なっていますので、体験会をされたい方、導入をご検討の方、ぜひご相談ください。
▶︎グラフィックメイトの「ナビレンス導入サポート」

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みな・さんfes.2025に出展しました

2025-03-21 15:34:38 | デザインいろいろ
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

3月15日(土)、港区立産業振興センターで大文化祭『みな・さんfes.2025』が開催されました。当社も出展し、「視覚障がい者の行動支援コード ナビレンス」をご紹介しました。
*ナビレンスについてはこちら


▲みな・さん・fes. 2025 の横断幕


午前中は「出展者の方が多いかも?」という印象でしたが、午後からは一般の方々の来場も増え、なかなかの盛況ぶりとなりました。
当社の出展内容はあまり一般の方向けではありませんが、行政の方が話を聞きに来て下さったり、新しい技術開発をされている起業家さんが興味を示してくださいました。
そしてなんと、X(旧Twitter)で当社の投稿をご覧になった白杖の方が「ナビレンスを体験したい」と都外から足を運んでくださいました!


▲都外から来場くださった白杖の方。ナビレンスや音声コード ユニボイスを体験していただきました

ナビレンスはまだまだ一般の方々でご存じの方は少なく、折角の技術が周知されていません。
今後は体験会やワークショップを開催するなど、より多くの方に知っていただける機会を作っていきたいと思います。
当社のナビレンスのリーフレットは「港区立三田図書館」にもおいていただいています。リーフレットをご覧になりご興味を持たれた方は、お気軽にご連絡ください。


▲三田図書館 4階のラックにおいていただいているナビレンスの紹介リーフレット


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本好き 紙好きにはたまらない「市谷の杜 本と活字館」

2025-02-13 14:36:53 | ブックデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

2020年11月にオープンした「市谷の杜 本と活字館」は本づくりの文化施設です。活版印刷を事業の原点とする大日本印刷印刷株式会社の市谷工場が、竣工当時の姿に復元されてモノづくり工房として生まれ変わったものだそうです。

今は「ようこそ魅惑の書籍用紙の世界」という企画展が開催中。娘から「お母さん好きそうな企画展あるけど一種に行かない?」と誘われ行ってみました。
この企画展では「書籍用紙」という、本のためのさまざまな用紙が展示されています。その数なんと61種!
B5サイズに裁断された用紙が台に並べられていて、この中から好きな用紙を選んで(全種類選んでもOK!)自分だけのオリジナルのノートを作れるというもの。それぞれ微妙に色や厚みの違う61種、全部欲しいに決まってます!

B5サイズの用紙が乗っている台の上には、その用紙の全紙(裁断されていない紙)が吊るされていて自由に触れます。
それぞれ触ってみるのですが、全紙を触ったときとB5サイズに触ったときでは触り心地が微妙に違うように思えます。不思議。
あとでスタッフの方に話してみたら「そうなんです。サイズによって張りとか変わるんですよ。それに気づいてくれて嬉しいです」ほんとに紙がお好きなんですね。


▲カラフルな用紙は裏表紙用。奥に向かってさまざまな書籍用紙が並んでいる


▲台の上にはB5サイズの用紙が重ねて置いてある。上から吊られているのは全紙サイズの用紙


目に優しい紙色、文字の透け具合、触り心地…書籍のための白を基本とした用紙でもそれぞれ違いがあり特性がいあります。当社はデザイン会社ではありますが、社史・年史、記念誌などの「本」を作る会社でもあります。お客様から相談されたときにはいろいろご提案できるようにしておきたい。
今回のオリジナルノートはそういう意味でも貴重なサンプルとなりました。娘、でかした!

企画展は2階の展示室で開催されていましたが、2階には制作室というコーナーもあり、卓上活版印刷機ほかさまざまな印刷機があり、しおりなどオリジナルの印刷物を作ることができます。2階の一角には図書閲覧コーナーがあるのですが、ここのベンチはなんと、大きな活字になっています。
1階は常設展で、活字を作るところから本ができあがるところまでの工程を見ることができ、これも興味深い。
竣工当時の姿に復元された建物もとても趣があり、温かみを感じる空間でした。


▲大きな活字になっているベンチ


▲竣工当時の姿に復元された「市谷の杜 本と活字館」


企画展「ようこそ魅惑の書籍用紙の世界」は2月16日までですが、次の企画展は2月22日(土)から予定されています。
ぜひ一度足を運んでみてください。
「市谷の杜 本と活字館」のWebサイトはこちら

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ナビレンスみつけたよ

2025-02-05 14:21:01 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、視覚情報を誰にでも伝えるためにユニバーサルデザインに取り組んでいます。その一環として音声コード「 Uni-Voice(ユニボイス)」の掲載や、行動支援コード「NaviLens(ナビレンス)」の導入サポートを行なっています。

現在 建て替え工事中の世田谷区役所新庁舎に、行動支援コード「NaviLens(ナビレンス)」が設置されました。ナビレンスの導入支援サポートを行う当社はさっそく体験しに行って来ました。

世田谷区のWebサイトによると

「現在、建て替え工事中の世田谷区役所新庁舎は、完全竣工後には敷地面積が約21,000平方メートル、延床面積約73,000平方メートルになり、区内でも大規模な公共施設となります。区では、庁舎を訪れた人が、より便利に、多様な情報を得ることができる方法を検討しており、スマートフォンアプリ「NaviLens(ナビレンス)」を使用した実証実験を実施しています。アプリをダウンロードの上、ぜひご利用ください。」

と紹介されています。

世田谷区はユニバーサルデザインへの取り組みが都内で最も進んでいる区です(当社の感覚)。区から発行される印刷物の8割以上(当社の感覚)に「音声コードUni-Voice(ユニボイス)」がついています。
そんな世田谷区が、行政としてはたぶん全国に先駆けて取り組んだナビレンスの設置です。


▲世田谷区役所の入口に設置されたナビレンス


▲インフォメーションにも設置。施設の概要案内が聞ける


▲ここがギャラリーであることや展示内容の概要が紹介される

設置されているのは世田谷区役所 東棟の1階、2階の全6箇所、実証実験であるためか数は少ない印象です。
それでも詳細な案内が聞けるので、日本語が苦手な方にはかなり有効だと思います。

そうなんです。

ナビレンスは「視覚障がいの方のための行動支援コード」として紹介されることが多いのですが、実は 37言語 に対応しているため、日本語が苦手な外国人の方にも大変威力を発揮します。
スマートフォンの言語設定を変更すれば外国語で案内を聞くことができるんです。インバウンド対策にも最適

この実証実験は令和7年3月下旬頃まで、という予定になっています。その後は庁舎への本格導入が検討されるのかもしれませんが、まずは今!ナビレンスをぜひ試してみてください。
読み取り速度、距離、対応言語数などが本当に素晴らしいうえ、障がいの有無や使用言語に関わらず、多くの方に情報をお伝えできるアプリです。

これをきっかけとして、行政だけでなく多くの施設にナビレンスが導入されることを期待しています。
当社も導入サポートを行なっていますのでぜひご相談ください。

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出張インタビュー in 名古屋

2025-01-31 16:21:08 | 中小企業の広報誌制作
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

広報誌に掲載する記事のインタビューのため名古屋に出張しました。
実は名古屋で下車するのは初めてです。もちろん新幹線で通過したことはありますが、下車することなく神戸や広島、岡山まで、ということばかりでした。

チケット予約時にはけっこう空いていた座席はほぼ満席。隣は空席のはず、と思っていたら先客ありでちょっとがっかりです。
前の席2列は友人グループなのか、朝から酒盛りが始まっていました。

熱海を過ぎたあたりからソワソワして窓の外を眺め、三島付近で富士山が見えると心の中で「やった!」
以前三島に住んでいたことがあり毎日富士山を眺めていました。そのときの富士山はこのあたりからの姿なのです。


▲三島市付近からの富士山



三島市付近では特に車内アナウンスはありませんでしたが、もう少し進んで富士市の付近では「富士山が見えます」の車内アナウンス。
これが正統派の富士山なのか。
距離が近いせいか裾野まできれいに見える富士山です。


▲富士市付近からの富士山


富士山を見たら満足し、スマホをしまってちょっと目を瞑ったら「まもなく名古屋です」え?早い!
名古屋で新幹線を降り、名鉄名古屋駅へ。ここでは「急行」「準急」「各停」などによって並ぶ場所が決められていてそれぞれ色の違うテープで並ぶ位置が示されていました。これはわかりやすい。
これは都内でも取り入れていいんじゃないでしょうか。

肝心の取材そのものについてはここであまり触れることはできませんが、取材先の社長様はじめ従業員の皆様はとても気さくで明るく気持ちの良い方々でした。広報誌の読者の方々にも参考になるような取り組みを伺うことができたので、誌面で紹介していきたいと思います。

無事に取材が終わったところでクライアントさん方と名古屋駅に戻り軽くミーティング、後にランチとなりました。ランチは事前にX(エックス)で紹介いただいた「味噌煮込みうどん」。
待つことしばし。小さな土鍋に入ったアツアツの味噌煮込みうどんが供されました。


▲アツアツの「味噌煮込みうどん」

フウフウ言いながら食べていたら、クライアントさんが「みんな、フタを受け皿にしてるっぽい」
周りを見ると確かにフタを受け皿のようにしてにしてうどんを食べています。なるほど!これで食べ頃の温度に調整するんですね。

名物の味噌煮込みうどんを食べた後は解散。それぞれ帰りの新幹線の時間までお土産など見ながら過ごします。
私はお土産も友人知人からオススメ情報を得ていたので、「初」名古屋にしては納得のいくラインナップのお土産を購入できました。


今回はSNSで繋がってる方々からいろいろと情報をいただきました。
「今度は当社に寄ってください」というご連絡もいただきました。
人と人との繋がりを大切にされていた取材先の皆さん、そして情報提供や連絡をくださった皆さん、ありがとうございました。

「初」名古屋の出張インタビューは、私自身にとっても実りあるものとなりました。

「本を借りる」だけじゃない図書館

2025-01-23 13:49:38 | 記念誌・年史のあれこれ
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

東京都港区の札の辻スクエア 4F〜7Fにある三田図書館。ここは「本を借りる」だけじゃない図書館です。
「三田図書館ビジネス活用術 & 図書館ツアー ~あなたの知らない 三田図書館の裏側(!?)お見せします~」と題したイベントが開催され、他の図書館とは一味違う取り組みやビジネスへの活用術を紹介いただきました。


▲「三田図書館ビジネス活用術 & 図書館ツアー」チラシの一部


そもそも「本を借りる」ために利用するのが通常の図書館。でも三田図書館は本を借りる人が3〜4割、それ以外の人は「本を借りる」以外のことに利用しているそうです。
それはいったい?

その理由は充実した設備にあるようです。
例えば「グループ学習室」。6歳から18歳までの子どもがグループで学習できるスペースで、机と椅子、ホワイトボードなどがあり、まるで会社の会議室のよう。3室ありますがかなり人気だそうで、我々の見学中はどの部屋も使われていました。もちろん大人用の会議室的なものもあり、それ以外にも視聴覚ブースやインターネット利用席など設備も充実!
古い映画のDVDなどもたくさんあるので、うっかりすると視聴覚ブースをずっと占領してしまいそうです(笑)

ビジネス活用としてご紹介いただいたのは
 業界紙・業界新聞…さまざまな業界から発行されている250種ほどの業界紙
 企業の情報誌…………東京商工リサーチや帝国データバンクが発行している企業情報やデータの資料
 起業や資格取得のための図書コーナー
 会社・人物コーナー…………名だたる企業の関連本、経営者の自伝 
などなど。

私が興味を持ったのは「社史コーナー」。一見するとあまり数が多くないな、という印象でしたが後から伺ったら書庫に入っているものも多いとか。
図書館のデータベースで検索して所蔵していれば閲覧できるそうです。

図書館ツアーとして書庫なども見せていただいた後の交流会では、門館長とお話しさせていただくことができました。
三田図書館は単なる図書館としての役割だけでなく、地域のハブでありたいということで、近隣企業や大学も巻き込んで地域連携にも力を入れているそうです。そこにはもちろん障がいのある方々も含まれるので、当社の「見えにくいをなくしたい」取り組みにも興味を示していただきました。

本を借りる、だけじゃない図書館。
今後は三田図書館の取り組みや施設を活用させていただくことも視野に入れ、当社のビジネスを進めていきたいと考えています。

2025年春号 ニュースレター発行

2025-01-15 17:28:55 | ニュースレター
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

当社のニュースレター「グラフィックメイトの社窓から」2025年春号を発行しました。主な記事は2024年11月の「産業交流展出展報告」と「音声コード付き名刺の読み取り検証」です。
日ごろお世話になっていながら対面でお会いする機会の少ない方を中心に郵送させていただきました。何人かの方はさっそくメールや電話で感想をくださり嬉しい限りです。

当社のニュースレターには音声コード ユニボイス(Uni-Voice)を掲載しています。このニュースレターを手に取った方のほとんどは音声コードを必要とされない方だと思いつつ、ご紹介の意味も込めて毎回音声コードを掲載しています。

ところが今回、初めてお送りした会社の社長さんから「実は社内に見えにくい者がいるが、音声コードがついているので見せられた」というご連絡がありました。記事で紹介した音声コード付きの名刺にも興味を持ってくださり、「うちも音声コード付きの名刺にすることを考えます」ともおっしゃっていました。

ビジネスにおいては見えにくい方と直接お会いする機会はあまり多くないかもしれません。営業担当など商談の窓口になる方はほとんどが「見える人」でしょうから、名刺に音声コードをつける必要性は感じないことでしょう。でも社内には見えない人・見えにくい人がいらっしゃることもあるんですね。
そういう会社の方はご自身が見える人であっても、名刺やニュースレターに音声コードがついていることに「お!」と思ってくださる。そしてそれはビジネスチャンスにつながる!かもしれません。

視覚に障がいのある方、高齢者、外国人など印刷物の内容を直接読むことが難しい方々に情報を提供できる音声コード。SDGsの「誰一人取り残さない」という理念を実現する小さな一歩だと思うのです。
小さな会社の小さな一歩。今年も続けていきたいと思います。

*「グラフィックメイトの社窓から」Web版はこちら。過去号も掲載しています。

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トリプルセブン! 六本木・龍土神明宮 天祖神社

2025-01-07 17:21:30 | 六本木探訪
あけましておめでとうございます。
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
2025年グラフィックメイトは、「知りたいと知らせるのベストマッチング」を目標に掲げ、視覚情報を伝えるデザイン会社として情報保障の実現を目指して参ります。

さて、ビジネスの成功祈願にぴったりの場所が、六本木にあることをご存じですか。
六本木7丁目7番地7(7-7-7 トリプルセブン!)、幸運の数字が並ぶ場所にある龍土神明宮 天祖神社。商売繁盛・事業繁栄・技芸上達の神様として、商業・飲食業・女性の方からの信仰篤く、霊験効(あらた)かな「お稲荷さま」として親しまれているそうです。


▲「龍土神明宮 天祖神社」の大きな社号碑のある境内入り口。石段を登った正面に御社殿


天祖神社の創建は南北朝時代の至徳元年(1384年)に遡るそうです。品川沖から毎夜、龍が灯明を献じたという伝説から「竜灯」と呼ばれるようになり、それが転じてこの地は「竜土(りゅうど)」と呼ばれるようになったと言われています。そういえば以前「リュード六本木」というマンションがありましたが、ここから来ていたのですね。なるほど!
この故事にちなんで、神社は「龍土神明宮」とも呼ばれているそうです。


▲手水舍にも竜


天祖神社の御祭神は天照大御神。天照大御神は、事業繁栄、開運招福、厄除けなどのご利益があるとされています。境内には満福稲荷神社があり、七福神の一柱である福禄寿が祀られています。
元日から成人の日までの港七福神めぐり期間中は、毎日午前9時から午後5時まで正面の扉が開き福禄寿を拝観できます。今日(1月7日)はお姿を拝観できました!

これまで長く六本木7丁目に事務所がありながら、あまりよく知らなかった龍土神明宮 天祖神社。本殿で天照大御神に日頃の感謝と事業の発展を祈願し、満福稲荷神社福禄寿さまにも参拝。
2025年は大きく飛躍できること間違いなし!と自己暗示をかけて?邁進したいと思います。

本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。

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2024年 年末の社窓

2024-12-30 15:13:54 | 小さな会社のひとりごと
2024年も間もなく終わろうとしています。
今年も一年、いろいろな出会いがありました。
SNSのご縁でリアルにお会いするようになり、上京時にはご連絡を下さるようになった方。全然異業種ながら飲み友達になって仕事のアドバイスをくださった方。リアルに集まり食事会をしたオンラインサロンメンバーの皆さん、当社と同じようにUni-Voiceを広めようとされてる印刷会社さん…。

これらの出会いを、2025年は太く強くしていきたいと思います。
一年間ありがとうございました。
来年も何とぞよろしくお願い申し上げます。

当社事務所のベランダから見える風景

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避難所設営訓練に参加しました

2024-12-18 15:55:44 | 小さな会社のひとりごと
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。


「震度6弱の地震が発生」という想定で避難所設営訓練が開催されました。
避難訓練には参加していますが、災害時に住民を受け入れる避難所とは実際どんなものか、どのように設営されるのか、知っておきたいと思って参加しました。

資機材操作訓練として、
・マンホールトイレ設置訓練
・特設公衆電話設置訓練
・ガスパワー発電機操作訓練
・防災グッズ体験、非常食試食体験
が行われました。

マンホールへのトイレ設置はマンホールのフタを開けるところから。トイレを設置するマンホールと、災害時に汚物を下水に流すための堤防?のようなもののマンホールがありました。
便座の周りにはテントがはられプライバシーは守られるとは思いましたが、屋外のトイレは寒い!能登の被災地の方々はさぞご苦労されていることだろう、と思いました。
夏は夏でビニールテントの中は蒸し風呂のようになるのでは?という懸念も。

  
▲マンホールを開けてトイレを設置しました


「特設公衆電話設置訓練」として「災害用伝言ダイヤル171」を体験しました。
以前から知ってはいましたが実際に使ったのは初めて。設置された電話のそばに使い方が書いてあったのでスムーズに使えましたが、もしものときに果たして使えるだろうか?
家族や親族などで使い方を理解しておく必要があると思いました。
▶︎災害用伝言ダイヤルについてはこちら

今回は区の職員の方やボランティア協会の方がいたけれど、実際の災害時には地域の住民たちが自ら設営しなければなりません。
いざというとき自分たちで設営できるのか? 
障がいのある方や高齢者、外国人も迎えられるのか?
今回の訓練出席者は半数が高齢者であることも踏まえ、今後の課題があると感じました。

#防災 #災害 #地震 #地域 #災害用伝言ダイヤル

障がいとデザインの未来

2024-12-13 14:24:05 | 小さな会社のひとりごと
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。その一環として音声コード Uni-Voice(ユニボイス)も導入。音声コード作成も承ります。

令和6年度渋谷区障害者週間イベント「SHIBUYA FACTORY428/294(シブヤ/フクシ)」~シブヤ×フクシだからできる未来~を観に行ってきました。渋谷区庁舎をまるごと美術館に見立てた展示会です。
このイベントは今年で5回目となるそうで、アーティスト活動の「広がり」や、学校や地元企業との「つながり」にも注目し、展示や各種イベントを開催しているそうです。


▲渋谷区役所入口の看板


渋谷区役所の会場では平面の作品だけでなく、シブヤフォントでデザインされた服や、それらの服のファッションショーの映像など、カラフルで楽しい作品の数々が展示されています。
時間帯によってはワークショップが開催されていて、シブヤフォントのアーティストがアートワークの実演を行なっていました。

一般社団法人シブヤフォントさんのこれらの取り組みは、障がいのある人々が社会参加できる仕組みづくりや地域との連携など、多岐にわたっています。福祉とデザインが融合することで、よりインクルーシブな社会を実現できる可能性を示唆していると思います。
「見えにくいをなくしたいデザイン会社」として視覚障がいのある方へのデザインを考える当社も、大いに触発されました。

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中学生がやってきた!

2024-12-04 15:22:55 | 小さな会社のひとりごと
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、企業様の社史・年史のほか、「お仕事ブックレット」なども制作しています。


岡山県から3人の中学生がやってきました。
「総合的な学習の時間」において各自が課題設定し追究活動を進める、とのこと。東京研修として都内の施設や企業を訪問するそうですが、そのひとつに小さなデザイン会社・グラフィックメイトも選んでくれました。
3人の中学生の課題はそれぞれに違うようでしたが、一人が「見る人の印象に残るポスターデザイン」について追究しているとのこと。
・「見やすさ」を確保するためにどのような点を意識しているか
・「見やすい」デザインの条件はどのようなものか
といったことを知りたいようでした。


事前に当社のことも調べてくれていて、当社が取り組んでいるユニバーサルデザインについて、制作時に考慮していることや制作プロセスにも興味を持ってくれていました。
自分の娘よりもさらに若い中学生たち。デザインソフトなどもすでに使いこなしているようで、そんな彼らに教えられることなどあるだろうかと思いながら当日を迎えました。

当日は当社の制作したポスターを見てもらいながら、ポスターの役割や情報の盛り込み方など、個人の経験から考えていることをお話ししました。色弱(色覚障がい)の方や見えにくい方にも情報を伝える必要性なども紹介。あんまり興味ないことだったかなー?と思ったけれど、後日いただいたお礼の手紙を読んだら、ちゃんと話を聞いてくれていたことがよくわかりました。


▲後日届いたお礼の手紙


人に伝えるためには考えを整理したり疑問点を解決しようとしたりするので、彼らの訪問はこちらにとっても良い機会となりました。
他の訪問先は誰でも知っている企業ばかりでしたが、当社のような小さな会社に来社してくれたことは嬉しい限りです。
今回の訪問が、彼らのこれからに少しでもプラスとなってくれることを心から祈ります。
来社くださりありがとうございました。

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産業交流展2024に出展しました

2024-11-27 13:30:17 | 小さな会社のひとりごと
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
2024年11月20日(水)から22日(金)にかけて東京ビッグサイトで開催された「産業交流展2024」に出展しました。
産業交流展はリアル展とオンライン展が併催され、オンライン展は引き続き11月29日(金)まで開催されます。

グラフィックメイトは、「見える人 見えない人 見づらい人 ビジネスの幅を広げるユニバーサルデザイン」として、音声コード ユニボイス(Uni-Voice)や移動支援コード ナビレンス(NaviLens)を使った印刷物のご紹介をしました。


▲産業交流展2024 ブースではユニボイスコード、ナビレンスコードを使ったサービスを紹介


がしかし、コード紹介が目的ではありません。
これらのコードを使ったグラフィックメイトのサービスをご紹介しています。

ユニボイス:掲載にまつわる全てを承ります。
・コードに入れるコンテンツ制作及びアドバイス
・コード生成
・コードを入れた印刷物(パンフレット、チラシ、カタログ…等)の制作
・切り欠きを含む印刷手配

ナビレンス:コードを実装するためのサポートを行います。
・コードに入れる内容(コンテンツ)制作
・掲示用コードの制作
・当事者団体などと連携した実証実験サポート
・使い方、インストール等の案内ツール制作

使い方や掲載の仕方、ツールの使い分けなどユニバーサルデザインに関するコンサルティングも行っています。
まずはお気軽にご相談ください。

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Uni-Voiceコード付き 音響用押ボタン

2024-10-24 13:50:20 | デザインいろいろ
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)にも対応しています。

外出中にUni-Voiceコード付きの音響用押ボタンを見かけました。
都内ではずいぶんあちこちで見かけるようになりました。
ユニボイスコードにユニボイスアプリをかざせば、10以上の言語で説明を聴けるのはすごい!と思います。


▲音響用押ボタン。押ボタンの上には多言語用ユニボイスコードのついたパネル

でもここについているユニボイスを聞いてみる外国の方はどれくらいいるのでしょう?
そもそも外国の方はユニボイスをご存じなのでしょうか?アプリをインストールしてる人はどのくらいいるのでしょう?
せっかくなので視覚障がいの方だけでなく多くの方に利用されると良いのにな、と思います。

便利なアプリを「使うための情報提供」も必要な気がします。

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