グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

高校生の体験活動

2019-07-08 10:43:00 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
高校1年の娘に、夏休みに体験活動をするという課題が出ました。「自分たちと社会や環境とのかかわりを見つめなおす」ということで、ボランティア活動やインターンシップ体験などをするのです。「自分で活動場所を探して活動する」というのがポイントで、公共の団体や施設などの受け入れ先を探し、アポをとって依頼するところから生徒が各自で行います。

娘がやってみたいことのいくつかは、とても高校生ボランティアなど受け入れてくれないことがわかり、ならばとりあえず受け入れてくれるところはないか、と行政の窓口を訪ねました。そこでは区のボランティアセンターを紹介され、その足でセンターを訪問。具体的な受け入れ先などの紹介はいただけず、雨の中しょんぼりと帰ってきました。
その後も考えたり調べたりしていましたが、小学生の頃に自分が体験したワークショップのお手伝いができないか、と、ある施設に連絡をとり受け入れていただけることになりました。実際の体験活動は夏休みに入ってからなのでどんな体験をし何を学んでくるのかはこれからですが、親としてもまずはホッとしました。



それから数日して会社に1本の電話がありました。「都立K高校1年の○○と言いますが、自分の興味のある分野のお仕事についてインタビューをさせていただきたいのですが」。ここにも夏休みの課題を抱え、受け入れ先を探している高校生がいました!
とても小さなデザイン会社で高校生の参考になるような企業とは言えませんが、それでもいいというお返事。はたしてお役に立つのかわかりませんが、自分の娘が人様にお世話になるのにお断りできるはずもなく、「当社で良いのなら」とお引き受けすることにしました。

以前、デザイン系の専門学校の学生さんからインタビューを受けたことがありますが、今回は高校1年生。同じ歳の娘を見ている限り、まだ具体的な職業を考えている様子はありません。そんな年頃の生徒さんに何を伝えるべきかわかりませんが、この夏、親子で「体験活動」を体験します。


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タイムカプセルでした

2019-05-31 16:48:46 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
上野の東京国立博物館で開催中の特別展「国宝 東寺−空海の仏像曼荼羅」を拝見しました。
拝見などと、常ならず畏まってしまいましたが、なんだかそれがふさわしく感じる威容の展示でした。実際、展示されている仏像、曼荼羅に手をあわせている年配の方も少なからず。
私の年代ですと『明王』『八部衆』『曼荼羅』という単語は、マンガやアニメなどのサブカルチャーに直結していて、夫などに少し聞くと驚くほどペラペラと関連したことをしゃべりはじめます。種字のサンスクリット読みなんかして、まったくオタクです。
そんな世代なのですが、実物の威容には息をのむものがありました。巨大な曼荼羅をじっくりと見ていたら少しめまいがしてくるぐらいです。この曼荼羅もいいのですが、やはり塊としてのパワーを感じたのは仏像群でした。いわゆる仏様である如来像は、「金ピカだなぁ」と思っただけですが、多面多臂の明王は、どんな想像力が彼らの姿を生み出したのだろうと、混在の中、しばし見とれてしまいました。ところで、増長天像が持っている刀はどう見ても日本刀を模したものだと思うのですが、他の武器類がインド的という印象の中、なぜなのでしょう。
千年以上の刻を超えて、人間のイマジネーションの力を今に伝えてくれるタイムカプセルを見た思いでした。いつか東寺(救王護国寺)も訪ねてみたいと思います。



特別展「国宝 東寺−空海の仏像曼荼羅」は6月2日まで、会期終了間際で混んでます。

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萬画家・石ノ森章太郎展

2019-05-19 11:15:00 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
現在、世田谷文学館で『萬画家・石ノ森章太郎』展が開催されています。
私の世代には馴染みの深いマンガ家さんです。原作が多数TV番組になり、男女を問わず見ていた方も多いのではないでしょうか。私の妹も当時、仮面ライダーの変身ベルトを買ってもらっていました。仮面ライダーシリーズは今でも毎年新作が作られていて、夫は今でもよく見ています。娘も付き合いで見つつ「今年のは面白い」「去年のはカッコ悪かった」など論評しています。
展示の中心は、『サイボーグ009』と『ファンタジーワールド ジュン』の2作品でした。『サイボーグ009』は有名なタイトルなのでもちろん知っていたのですが、展示されていた原画、複製原画には初めて見るエピソードもたくさんありました。
背景の描き込みが細かい最近のコミックと比べると、整理された線で省略された描き方の作品という印象を持っていたのですが、『雪の女は愛で死ぬ』という作品の原画を見たらその印象は一転してしまいました。驚愕の描写力と書き込み!長年、第一線を走られた方の実力かくの如しということでしょうか。


▲左は世田谷文学館で開催中の『萬画家・石ノ森章太郎』展チラシ
 右は昨年訪れた『石ノ森萬画館』のチラシと入場券


展示を見ながら、昨年家族で訪れた石巻の『石ノ森萬画館』と、隣接する東日本大震災からの石巻市の復興の軌跡を記録している『水辺の復興・みらい館』のことを思い出しました。
世田谷文学館の展示でも少しだけ復興までの道のりを見ることができますが、もしお時間があれば石巻市の『石ノ森萬画館』に行かれることをお勧めします。街中のキャラクター像を探すのも面白いですよ。近くの『いしのまき元気いちば』2階の食堂も美味しかったです。

世田谷文学館『萬画家・石ノ森章太郎』展は2019年6月30日まで開催中です。世田谷美術館と間違えやすいので、お気をつけください。
世田谷文学館へのアクセスなどはこちら → >世田谷文学館

【追記】
生誕80周年プロジェクトとして「石ノ森章太郎 ART TOY FES. in IKEBUKURO」が西武池袋本店にて5月22日(水)~2019年5月28日(火)に開催されるそうです!

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新しい時代に考える。SDGs

2019-05-07 09:59:15 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ゴールデンウィークも終わり、いよいよ「令和」の社会が動き出しますね。はたしてどんな社会に、時代になっていくのでしょう。

さて、先日「SDGsセミナー」に参加してきました。当社が制作させていただいている企業様の社内報でも、最近頻繁に取り上げられている「SDGs」。誌面をデザインしながらなんとなく概要はわかった気になっていましたが、きちんと知りたいと思い、一般財団法人 国際開発センターさんが開催する「SDGsセミナー」に申し込みました。

「SDGs」について外務省のWebサイトでは、以下のように説明しています。

以下引用----------
2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
----------引用ここまで

サイトには動画や参考資料のリンクがあり、日本政府の取り組み、企業や自治体の取り組みなどが紹介されていますが、全体像を知るには国際開発センターさんの「SDGsセミナー」がとてもわかりやすかったです。
なぜこの開発目標が必要なのか、どういった取り組みがあるのか。そして「人口や、物質の採掘使用量など、世界中の人の生活を支えるためには地球は1.7個分必要と言われている」「もしも世界中の人が日本人並みの生活を送ったとしたら、地球は2.9個分必要だ」という説明には恐怖すら感じました。

始まったばかりの令和という時代。自分の子どもたちが中心となる社会。さらにその先の時代にツケを回してはいけないと思います。今できることはなにか。小さなことでもまずは取り組んでいきたいと思います。


*グラフィックメイトでは、国際連合広報センターの「ロゴ使用のためのガイドライン」に従ってロゴやアイコンを使用いたします。


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連休中もお気軽に

2019-04-26 10:59:52 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
明日から10連休という方も多いと思います。当社のクライアント各社様も10連休されるということなので、当社もお休みをいただくことにしました。
とはいえお急ぎのものがあれば連休中でも可能な限りご対応いたします。当社のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。小さな会社だからこそ融通が利きます。フットワークも軽いです♪


▲社史・年史制作のほか、各種パンフレットやリーフレット、会報誌などもご相談ください

休み明けにしわ寄せがきてあたふたしないよう、今日はできることを前倒しに進めてまいります。
そしてせっかくの10連休、「なんなく休みが終わっちゃった〜」とならないように有意義に過ごしたいと思っています。

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納品完了!

2019-04-05 13:55:17 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
新年度初の納品が完了しました。業界団体さんが毎年発行されるガイドブックです。
製本不備などもなく、きれいな仕上がりでホッとしました。


▲製本不備などもなくカドまできれいに仕上がっていました


近年、配送料や用紙の値上がり等があり印刷物制作のコストもアップしがちですが、紙(冊子)のほうがわかりやすい、伝わりやすい、ということもまだまだたくさんあります。
今年度も業界のみなさまに活用していただけますように!

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新年度の始まりに

2019-04-01 13:31:26 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
2019年4月1日。新年度の始まりです。東京の空は晴れわたり、青空に桜の花のピンクが映えていました。




新年度の始まり。青空に桜のピンクが映えていました。

真新しいスーツで入社式に向かう新入社員の姿もチラホラと。例年行事ではありますが、しばらくの間、電車の乗り降りの混乱が続きそうです。

当社では、新サービスをスタートされるクライアントさんのロゴを制作中です。読み易さはもちろんのこと、サービスの内容を考慮し、清新さなども感じられるようにと考えることは多岐にわたっています。もちろんビジネスではありますが、長くお付き合いのあるクライアントさんの新しい門出のはなむけになるようにという気持ちもあります。
今日の青空のように、新サービスの前途が晴れやかでありますように。

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印刷用紙の不足

2019-03-25 11:57:16 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
年度末から年度初めは印刷業界の繁忙期です。
官公庁や学校関係を中心に「年度内に」「始業前に」というご注文が大変多くなります。この時期はどの印刷会社さんも納期に追われていて割り込みが難しいのですが、通常はスピード対応が可能な大手印刷通販でも「注文制限」が行われているところがあります。

加えて、今年は「用紙の供給減」もあります。
東京都印刷工業組合からも官公庁あてに「用紙・再生紙の供給不足に伴う印刷物ご発注に関するお願い」が出されているほどです。
すでに原燃料価格や物流費の上昇を理由に印刷用紙の値上げが実施されているうえ、用紙によっては生産中止や製品集約が行われ、全国的に印刷用紙が品薄となっています。


印刷用紙が値上げされたうえ、品薄となっています

当社としては余裕のある制作スケジュールや柔軟な用紙選択等も含めてご提案し、お客様のご要望にお応えできるよう努力してまいります。




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新年おめでとうございます

2019-01-04 11:06:18 | 小さな会社のひとりごと
新年おめでとうございます。
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。


▲社窓には国立新美術館と2019年の青空が広がっています

昨年は、年史制作、記念誌制作のお話を複数いただきましたが、いずれも無事にお納めすることができました。
2008年に2代目社長となって10年、この間にご縁をいただいたお客様からも定期的にお声をかけていただけるようになり、お仕事の幅も広がって参りました。これも応援してくださる方々、お取引先の皆さま、スタッフや家族のおかげと心より感謝しております。

社長としての11年め、これからもひとつひとつの仕事を丁寧に、そして迅速に、お客様のまだ言葉にならないご希望もしっかりとした形にしてまいります。
本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。





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[世界を変えた書物]展

2018-09-21 10:36:49 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
上野の森美術館で『[世界を変えた書物]展』が開催されています。書籍の造本設計、デザイン、レイアウトを仕事としている身としては、以前から気になっていた展示会なのですがなかなか足を運べずにいました。土曜、日曜は大変混雑しているとのことだったので、近くで打ち合わせの予定があったのをこれ幸いと、その帰りに思い切って寄ってみました。


▲[世界を変えた書物]展。上野の森美術館で開催中。

金沢工業大学ライブラリセンターの『工学の曙文庫』に収蔵されているコレクションから選りすぐりの稀覯本が展示されていました。『工学の曙文庫』の名が示す通り、その後の世界に変革をもたらした理学、工学の発展に寄与した名高き書物(しかも初版)が並んでいました。
「古代の知の伝承」「ニュートン宇宙」「解析幾何」「力・重さ」「光」「物質・元素」「電気・磁気」「無線・電話」「飛行」「電磁場」「原子・核」「非ユークリッド幾何学」「アインシュタイン宇宙」の12の系統に分けられかつ、それぞれのゆるやかなつながりが示唆された展示となっていました。
展示された書物の一例をあげると、ユークリッド(エウクレイデス)「原論」、コペルニクス「天球の回転について」、デカルト「方法序説」など。湯川秀樹さんのノーベル物理学賞受賞の元となった論文「素粒子の相互作用について」が製本されたものもありました。


▲ユークリッド(エウクレイデス)「原論」


▲デカルト「方法序説」


▲湯川秀樹さんのノーベル物理学賞受賞の元となった論文「素粒子の相互作用について」


ありがちな印象ですが、オリジナルの原書には“モノ”としてのまとったオーラを発しているようで、本という形に改めて好ましいものを感じてしまいました。ただ、そんな中にもふと思うことがありました。
展示された初版本は活版で印刷されているので、どんなに遡っても、グーテンベルグが活版印刷を実用化した15世紀以降に作られたものです。ユークリッドなどは紀元前の人ですから、それ以前の手稿本が残っていて、それを元に目の前の書物ができあがったということでしょう。となれば、オーラを放っているのは“モノ”ではなく、著者の知的営為なのかもしれません。そのエッセンスをいかに伝えていくかということなのでしょう。
印刷という技術によって、それが多くの人の手に届きやすくなったという歴史が今回の展示のテーマだったのですね。
この文章を読んでいただいているインターネットも、多くの人の手に様々なものを届きやすくした技術です。印刷物という物体から電子的な書物への変化も当然の流れなのでしょうね。
とは言え、人間の英知の集積は感動的なものでした。(それぞれの内容はほとんど理解していないのですが)

『世界を変えた書物』展の会期は9月24日までです。入場無料ですので、お時間をある方は足を運ばれてはいかがでしょう。

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原稿は1つだけ

2018-06-01 11:18:44 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
6月初日の社窓は素晴らしい青空と爽やかな風! まるで高原のようです。


▲東京都港区六本木のデザイン会社 グラフィックメイトの社窓からの眺めです。

社窓は高原のようでもここは事務所。粛々とお仕事をしなければなりません。広報誌制作用に次々と原稿も届いています。
届いた原稿を確認すると、1つのコーナー用にWordとExcelのデータがありました。Wordに表を貼り付けてあり、その表も作成してほしいとのご依頼です。
表を作成するためにはWordだけでなくExcelもいただいたほうが作業がスムーズなので、Excelのご提供もお願いしています。それでExcelを参照しながら表をデザインしたのですが…WordとExcelの内容が違っていたのです。「Excelを元に作成しました」と提出したところ「Wordのほうが正しいので修正を」とのお返事。ああ!

原稿が複数あることでの混乱はときどき発生します。特にExcelではシートを分けて複数バージョンある場合もあります。原稿作成をされた方は改訂した履歴を保存しておきたいのでしょうが、制作する側で必要なのはただ1つの原稿です。Excelを開いたときに最初に出てきたシートのデータでデザインした結果、「それでなくて別シートがあるのでそちらで」と言われると大いに落胆します。

第三者が見て混乱することのない、必要なデータのみをお送りいただけるとありがたいのです。制作スケジュールに遅延を生じさせないためにも、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


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印刷物の配送

2018-03-16 10:36:59 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
書籍制作をさせていただきました。完成直前、お披露目のためにサンプル本を1冊作成してもらったのですが、印刷会社さんから届いたものにはえぐれたような傷がついていました。


機械に挟まれて書籍に傷ができてしまいました


印刷会社さんではダンボールでしっかり包み、ちょっとぶつかったくらいでは角が折れたりしないように十分な配慮をしてくださっていました。しかし物流会社で仕分けの機械に挟まれたとかで、外側のダンボールはズタズタ、中はこのような状態に…。
これは関係者の方々にお見せする大事なサンプルでしたので、印刷会社さんに再度の作成をお願いしました。2回目の梱包はさらに厳重になっており、仕分け事故もなくなんとかお披露目の日程に間に合いました。
以前、別の印刷会社さんにポスター印刷を発注したときには、納品されたポスターの角が折れていました。このときは印刷会社さんの梱包の仕方が悪かったこともあり、配送中に折れてしまったようです。
今回のように仕分けの機械に挟まれるというのは予想外の事故でしたが、印刷物の配送には十分な注意が必要だとあらためて感じました。

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メール不着?!

2018-03-02 12:01:31 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
3月に入り、ようやく春の訪れを感じるようになりました。桜のつぼみがふくらみ始めるこの時期は、社窓の風景が日ごとにかわり目を楽しませてくれます。




3月といえば年度末。新年度に向けて印刷業界が大忙しの時期です。3月中に印刷完了するための印刷データは2月〜3月初めに必要となるので、デザイン業界も繁忙期となります。
先日も3月初めに納品という印刷物のデザインをご依頼いただきました。デザインの初回ご提案は2月末日までに、というお約束をしましたが、「月末だと確認等のスケジュールがタイトになる」ということでしたので、週末返上で制作。2日ほど早めにデータをお送りしました。

ところが。3月に入ってから「2月末日でお願いしていた分が届かないが…」というご連絡。え〜??どうして??
メールの送信記録を確認しましたが特に問題なく「送信済み」になっています。エラーメッセージ等もないのにどうしてメールが届いていなかったのか…。
原因はわかりませんが、とにかく再度データをお送りしました。
過去にはクライアントさんからのメールが届かなかったことがありました。「メールの件ですけど…」というお電話があったのでメール不着が発覚しましたが、そうでなければご依頼を無視するようなことになりかねません。どうしたものか…。

実は私は電話が好きではありません。制作中に電話があると、作業が中断されたりせっかくのアイディアが消えてしまったり。メールだとキリのいいところで対応することもできますし、後から内容確認するのも容易です。何より「言った言わない」の行き違いも防げます。
がしかし、「届かない」「届いたかどうかがわからない」というのはメールにおける大きなデメリットです。今後は電話や他の連絡ツールも上手に使っていく必要があると感じました。




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新年おめでとうございます

2018-01-04 10:56:26 | 小さな会社のひとりごと
新年おめでとうございます。東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
社窓には穏やかな日差し、気持ちの良い青空が広がっています。



昨年は、お客様が新たなお客様をご紹介くださるなど新しいご縁をいただいた年でした。お仕事の幅も広がり充実した一年となり、心より感謝申し上げます。
今年もひとつひとつの仕事を丁寧に、そして迅速に、お客様のまだ言葉にならないご希望をしっかりとした形にしてまいります。
本年も何とぞよろしくお願い申し上げます。




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法と権利とデザインと

2017-12-13 13:49:15 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
「デザイン業のための正しい下請取引と報酬について知るセミナー」に参加しました。これまでは下請法が適用される場合の受注関係などの理解が不正確だったので、大変勉強になりました。



「知って守って下請法」のパンフレットは公正取引委員会のサイトからダウンロードできます。

デザイン会社の多くは、いわゆる中小企業です。そのため代理店やメーカーなどから仕事を受注する場合は「下請業者」となる場合が多々あります。発注側の事業者(代理店やメーカーなどですね)は取引内容や資本金区分によって「親事業者」となり、親事業者には親事業者としての義務や禁止行為があることを改めて理解しました。「支払い時の振込手数料を合意なく下請け事業者に負担させることも〈下請代金の減額〉にあたる」など、身近な例示もありとてもわかりやすいご説明でした。
ただ実際の場面では「義務に反している」「禁止行為が行われている」ということがあっても、なかなか下請けの立場からそれを指摘することはできないものです。そういった場合には公益財団法人 全国中小企業取引振興協会が行う「下請けかけこみ寺」という事業があり相談できるということも知りました。

クライアントさんと良いお付き合いを続けていくためにも、法や権利を私たち自身が理解することが大切だと感じたセミナーでした。


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