(寿ぶりの野良猫ブルー(仮)ちゃん→実は2ヶ月前に撮った物で神社くん(仮)みたく毎日は会えないっつーか、珍しく耳カットしてない所を見ると捕獲前なのね)
どもども→いよいよ明日は「異空」初参戦と言う事でとってもワクワクしてますが、電子チケの席番は去年の二階バルコニー最前より少し後ろのポジでしたね(ちなみに一階です)
とりま今日で、「異空」全曲レビュー完結です!
○「大陽とイカロス」→エレキシンセから始まるイントロがなんか既視感あるな~と思ったら松田聖子の「夏の扉」のイントロだ!(フレッシュ、フレッシュ、フレッーシュ♪)
同曲については歌詞にひらがなとカタカナが混在してるのでもしかしたらこれは特攻隊員と零戦との会話なのではないかと指摘した記事をWebでお見かけしましたが、音楽誌のインタビューでは正にその通りだとおっしゃってましたね
実は分裂した自己との対話をモチーフにした楽曲は過去にいくつか見られるのだが、究極は雑誌の対談企画にて自ら櫻井敦司×櫻井敦司の対談を実現させてしまった事だろう!!(ちなみにその企画ではB-Tメンバーが憧れの先輩ミュージシャンと誌上で対談する物で彦はROGUEの香川 誠氏と、アニィは安定の故村上“ポンタ”秀一氏だったのだが<先生とゆうたは忘れた>、敦はなんと自身との対談を希望し、非常に哲学的なやり取りだと言う事はわかりました←内容?忘れました)
○「Boogie Woogie」
確かにイントロが「ブギーヴギー」と鳴ってますな(納得)
敦が過去を遡って書く歌詞は大抵幼少時の辛い記憶から物語が始まるパターンが多いが、これはインディーズ時代の辛いけど楽しかった頃の記憶がモチーフになってる珍しいケースですよね
歌詞に登場するハマのメリーさん→県外のアングラ好きがこぞって口にする伝説的な存在ですが実は横浜市民でも意外と知らない人の方が多いと言うか、私自身は同市民でも両親は県外の出身でたまたま横浜の郊外に一戸建てを建てて住んでいる身分なので両親はおろか周りの人からもメリーさんが話題に登った事はなかったし、後に横浜関連のルポタージュでそういう人が実在してたんだと知りました(でも存命してた頃に彼女のテリトリーである伊勢佐木町には遊びに行った記憶がある)
○「無限ROOP -IZORA-」 →同曲については特に再び話す事はないが、今の季節(初夏)にはピッタリなサウンドだと思う。私は免許を持っていないので自然の多いバスの長距離路線に乗る時に聴きたくなる
○「野良猫ブルー」🐾→ブルーは絶対曲ジャンルのブルースと掛けてるよねっつーか、酔っぱらいがふらつきながら路地裏を歩いてる様子が歪んだギターで上手く表現されてますね
しかし野良猫にくだを巻く主人公のどうしようも無さは正に男の哀愁と言うか、横ちゃんのジャジーなピアノもいい味だしてるんだけどやっぱりここはリアルに彦に弾いて欲しかったな・・・(封印しちゃったから仕方ないのだが)🎹
○「ヒズミ」→前曲と続けて聴くと今って年号なんだっけ?と問いたくなる様な70年代フォーク風ナンバー・・・曲全体のリズムはガロの「学生街の喫茶店」風なのだが、歌詞は井上陽水っぽい不条理&虚無感を感じますね
同曲には「お父さん」「お母さん」の他に「お爺さん」「お婆さん」の呼称が出てくるのだが一曲にこれだけ複数の大人の男女を表した呼称が出てくるのも珍しければ、物語に老人が出てくるのも珍しい気がする(お婆さんはハレムでも登場したが)👴👵
パパママはともかく老人が登場すると一気に現実に戻される感があると言うか、敦の目には若者はキラキラと眩しすぎて題材にしづらいのだろうか?
○「名も無きわたし」→和テイストのはんなりとしたメロディーが美しいナンバーなのだが、正直私は何かにつけて自力で自分を救う事を放棄し、他人に要求ばかりしてた人が突然全ての生きとし生けるものに平等に降り注ぐ光や風をありがたい素晴らしいと感じるなんてこれじゃまるで長期療養してた人が退院後に書いた全ての見えない偉大な力に感謝したい的なポエムじゃないか、と
はたしてなぜ今頃になって敦がこの様な心境に至ったのかが非常に気になるのだが、私としては死ぬなよー!!生きろよー!!とエールを贈りたい📣
○「QUANTUM Ⅱ」→全ては闇に還っていくって感じが出ているインストですね