銀城歌劇団楽屋日記

今年開設15周年♪ライブレポ、コラム、イラスト、四コママンガ~あらゆる表現でBUCK-TICKを応援します♪♪♪

勝手にラズダズCDレビュー・総評

2010年10月30日 20時43分50秒 | BUCK-TICK
ども。先日27・28日はBUCK-TICKの渋谷Cレモライブでしたけど2日間(または1日だけ)行かれた方、お疲れ様です

私は日程的に残業のリスクが高かったので行きませんでしたが(一応勤務先から渋谷まで1時間以内で行けるのだが、ライブの2日間に限って見事に残業ドンピシャだったのでチケット取らなくて正解だった)

さぁ、明日はいよいよ地元・神奈川県民ホールと言う事で今日は先週勝手にレビューした「RAZZLE DAZZLE」の総評を書きます↓

結論・BUCK-TICKは何をやってもBUCK-TICKだ。過去のアルバムとの優劣をつける事自体が間違っている。

ラズダズは評して

「前作(memento-mori)を越えられない」

だの

「曲のジャンルがバラバラで統一感がなさすぎる」

だのあちこちのブログで酷評されているのを見ましたが、B-Tはどんなジャンルを取り入れてもB-Tなのであり、そしてそんな彼らの作る私は曲が大好きなのだと改めて思いましたね(意味不明)

しかし、唯一不満だったのはコンポーザーの今井寿と星野英彦がこれまでのB-Tをリセットすべく貪欲に多彩なジャンルの音楽やリズム、メロディや意外性のあるギターフレーズに果敢にチャレンジして取り組んでいる姿勢が伝わってきたのに、櫻井敦司だけがいつまでも手垢の付いた表現にこだわって、詞世界に新鮮さが感じられなかった事だ

特にここ5年位は手垢ワードばかりがやたら耳につく様になった気がすると言いますか、ザッと書き出してみると、

キャラクター・・・・天使、悪魔、Baby、死神

色・・・・赤(主に真っ赤と表現される事多し)

動詞・・・・染まる、羽ばたく、揺れる、震える、惑う、舞う、踊る、突き刺す、狂う(わせる)、飲み干す、目を閉じる、夢を見る、叫ぶ、咲く、飾る(主に「~を飾ろう」と使われる)、燃える、歌う

名詞・・・・夢、幻、命、魂、花、匂い、血、闇、夜、羽根、愛

形容詞・・・・深い

特にSg曲なんて上記の手垢ワードを適当に組み合わせて作詞してんじゃないのかと思う位マンネリ化が目立つと言いますか、折格アルバムではユニークな発想が光る詞を書いているのに(今回だったら「狂気のデッドヒート」、前作だったら「Lullaby-Ⅲ-」、「MOTEL 13」)Sg曲となると途端に保守化して無難にまとめてしまう傾向にあるのは否めない

しかし、上記の手垢ワードを入力してて思ったのだが「色」の項、意外とって歌詞に出てこないんだよね。まぁ、名詞の「闇」が幅を利かせているのもあるのだろうけど

手垢ワードと言えば今井先生の作詞にも若干その傾向は見られたが、作曲の方のジャンルの幅が多岐に渡っているのでその分マンネリっぽさは感じられなかったな

まぁ、確かに詞世界ってそのバンドのイメージを左右する位大切な要素だし、ギター2人と違って後には引けない家庭の事情を抱えている敦には変に今までのイメージと違う物を歌詞にして歌った瞬間、ファンが離れていくかも知れないと言う不安が常に頭の中にはあるのかも知れない。

だけど冒頭にも書いた通り、BUCK-TICKは何をやってもBUCK-TICKなのだし櫻井敦司が歌えば例えソレが私的な事情から生まれた歌詞であれ、その見た目からは想像できないブッ飛んだ思想を孕んだとしていたとしても全て「BUCK-TICKの新しい表現」として受け入れる覚悟はできているからあっちゃんにはもっともっと冒険して欲しいですね!

でもあんまり私的に偏りすぎるのはちょっと・・・・ね(未だにメメモリ収録の「Message」は微妙・・・・曲自体は美しいのだけど)
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誰だ!?チケット代未払いの奴は!

2010年10月26日 21時03分02秒 | BUCK-TICK
ども。昨日かりあげクンのネタをUPしてから他のB-Tファンの方のブログを読んでいたらなんと!先週末の富山か新潟のライブにて櫻井敦司が頭をかりあげスタイルにしたとの話をあちこちのサイトで見て軽くショックを受けています

まぁ、今回のアルバムのコンセプトは80年代ニューウェーブだそうだから「かりあげ」と言う名のテクノカットもありなのでしょうけど、よりによってなんであっちゃんが・・・・

この間私はさいたまのライブレポの際、たまたま会場近くの書店で買った「かりあげクン」の単行本にたまたまB-Tを連想させるネタがあったから思わずレポと一緒にコマの画像も載せちゃったのですけど偶然とは言え、恐ろしい・・・・

それはイイとして、昨日からなんかケータイにぴあからFCから年末武道館の入金の催促メールがしつこく入るのが個人的にはとっても気になったと言うか、この間のラズダズツアーの時もそうだったけど相変わらずFC入っている人で当選したのにもかかわらず、入金をしない方は何故減らないのでしょうか?そうでなければ、こんなにしつこくメールを送るという事態も起こらないと思うんですけど

来月からはスタンディングツアーのエントリー受付も始まるのに、入金をしない方はせっかく自分の好みの距離でB-Tのメンバーを見られるチャンスを不意にしたいのでしょうか?

FC経由でもチケット取れなかった人のブログも何人か見ましたし、こういう事をする人がいるのには本当に心が痛みます

ちなみに私は当選メールを受け取った直後、翌日にすぐコンビニ端末で払いましたが何回もメールが送られてくるのを見るとちゃんと入金したのにもかかわらず、本当に入金できたかどうか不安になってくるよ・・・・大丈夫なのに

あと2時間とちょっとで締め切りですよ!まだの人は急いで急いで!!
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今週のかりあげクン@10・25

2010年10月25日 21時09分30秒 | かりあげクン
はっ!昨日BUCK-TICK11・14横須賀のチケットが最前1~5番目前後だったのに目茶苦茶コーフンしたのはいいが、アノ会場ではメンバーが常に上の方ばっかり向いていて1階には中々視線を向けてくれなかった事を思い出した・・・・

・・・・まぁコレはあくまでも個人的な感想ですけど、アノ会場のバルコニー席の作りは首都圏内でもかなり特殊で、上階の席が1階と同じ様にステージ正面を向いているのではなくオペラ座みたいにぐる~っとステージを取り囲む様に配置されているのです!(くわしい会場の構造を知りたければ、去年フールズメイトから発行された「BUCK-TICK TOUR 2009 memento-mori PIX」を。ステージと客席の全景が見開きで載ってます。櫻井敦司がスタンバイしていた風船が割れる所の連続写真のページの次ページ)

だからメンバーは横須賀でやる時はよっぽど客席の作りが珍しくて気になるのか、上の方ばかり向いていたのが去年1階11列目から見ていてもよく解ったと言うか、後から思えばステージからはあまりにも距離と高さがありすぎる所から見ているファンも大切にするメンバーの優しい心使いだったのだと思いましたね

とにかく、横須賀はホールツアーにて真近でメンバーを見られる最初で最後のチャンスだと思いますので思いっきり楽しんで来ます!・・・・あっ、その前に今週末には神奈川県民ホールがあるんだったな・・・・

B-Tの話はコレ位にして、今週の「大衆」のかりあげクンの感想を↓

確かにそういう考えはセコいとは思うけど、自分に必要ない効き目の分は値引きして欲しいよね←1本目の頭痛薬の話。

コレは無駄な機能が多く搭載されている電化製品にもいえるな

2本目の防犯用蛍光ボールの塗料って・・・・確かに練習の緊張感をあおるのにはもってこいだけど、コレって一度ひっかかると中々落ちないのかな?

3本目の大迷路って・・・・コレ流行ったのってかなり昔じゃない?

バブルの頃のネタはちょい昔なだけに古さが際立つので注意した方がいいですよ、植田まさし先生

4本目の東屋のオチは単なるヘリクツですな。
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勝手にラズダズCDレビュー・弐

2010年10月24日 20時38分11秒 | BUCK-TICK
ども。今日、11・14のよこすか芸術劇場のチケットが届いたのですがキャーッ!なんと、なんと横須賀は前から数えた方が早い1桁台!確か、あの劇場は1~5階まであって他のFC会員の方のブログを読んでいると3階から上辺りもFC優先の対象に入るらしいから受け取るまで毎回いつもドキドキなんですけど、いざ開封したら瞬間思わず叫んじゃいました!(今、両親旅行でいないし)

なんか横須賀は良席が続くな~(去年のメメモリも一番番号の若い席だったし、バルコニー席が当たったのは「天リボ」の時だけだった。ちなみに2階今井先生側前の方)

てな訳で今日は昨日のCDレビューの続きです。

そう言えば、「ジャンゴ」の所で書き忘れましたけど間奏後の「変幻自在 神出鬼没~」の歌詞を見た途端、私の脳裏に浮かんだのはアニメドラえもん初代OPの「奇妙奇天烈 摩訶不思議 心頭滅却 四捨五入~」だったりして・・・・

09・錯乱Baby

一応この曲が毎回入るBUCK-TICK定番のハードロック物と言う位置づけらしいけれど、いわゆるリフでガーッと押すタイプの曲じゃないから最初はピンと来なかった。哀愁を帯びたギターが「モンタージュ」を連想させる。

だけどサビのメロディはテンポこそ違えど先輩曲の「ALIVE」「BEAST」と類似した節回しだな~と思ったので一応、納得

10・PIXY

「月蝕」、「memento-mori」に続く民族音楽系ナンバー。ケルト音楽を思わせる変拍子が印象的なBメロはザ・ビートルズの「ノルウェイの森」を思い出しました。

っつーか、今回ヒデってビートルズからの引用多くない?

あと出だしの透明感あふれるギターは布袋寅泰氏みたいだ。

11・くちづけ-SERIAL THRILL KISSER-

コレもSg発表時に散々語りましたが・・・・バックに流れるノイズが、ラジオのチューニング時に流れるノイズがたまたま曲っぽく聞こえるのに似ている・・・・

12・月下麗人

さすがアニメのED用に作った曲なだけあって終わりの無い悲しみをドラマティックに歌い上げた名曲

曲全体のムードに酔うのもいいが、個人的には小節ごとにリズムがコロコロ変わるベースの存在感が強烈!

間奏部分からクライマックスに向かうまでのギター並みにベンベケベケべケベンベケベケベケと激しくかき鳴らしている所の凄さと言ったらもう・・・・ギターが負けてますね。

13・夢幻

PHYでも「シングル候補」と言われていたらしいけど、確かにポップでキャッチーかつ疾走感あふれる、目の前が明るく弾ける曲調は最初GLAYかラルクアンシエルみたいだな~っと思った(あとかき鳴らされるギターも布袋さんっぽい)。

全体に転調が多く上昇下降を繰り返している感じを除けば(ところで、最初のアレンジはプログレ並みに難解なリズムの曲だったらしいけどはたしてソレはどれ位のレベルだったのだろうか?

「未来戦隊タイムレンジャー」?それとも元祖「超時空要塞マクロス」?・・・・例えが特撮やアニメソングからばかりですみません)

だけどやっぱしこの曲はSgにしなくて良かったと言うか、ポップでキャッチーなのはあくまでもB-Tの一バリエーションにすぎないしダークな世界観の曲が圧倒的多数なのを考えると、この曲だけで何かをキッカケに初めてB-Tを聞いた方がB-T全体を評価するのはちょっと違うと思うし。

それにしても、今回のヒデのギターはマジで布袋さんっぽいと言うか、ヒデから布袋さんの様なギターのフレーズが出てきたのには驚いたな。どっちかと言うと布袋さんは今井先生寄りのアーティストだと思うので

14・TANGO Swanka

打ち合わせも何もせず櫻井敦司と今井先生が詞を合作した実験作。

先生のラップは相変わらず独創的な言葉選びかつ、韻も踏む遊び心たっぷりな所が小気味いい

しかしその分敦の詞部分の、手垢にまみれた表現が際立ってしまう感じは否めない(お前の匂い~って何度使うんじゃい!)

まぁ、先生の歌詞に違和感なく溶け込んで融合しているからいいけど。

15・Solaris

ラストを飾るのに相応しい、無限の愛の広がりを感じさせるナンバー。

サビの「小さな小さな君は~大きな大きな愛で」の所は対比の表現がユニークだが、多分コレは敦が愛すべき小さな存在に自分が癒されている姿を想像して詞を書いたのが容易に想像できましたね。

朝日に輝く海岸に寄せては返す、さざ波みたいなギターも素敵です

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勝手にラズダズCDレビュー・壱

2010年10月23日 21時09分46秒 | BUCK-TICK
ども。BUCK-TICKは今日、富山でライブでしたけど今回はさいたまのライブレポ優先で後回しにしたアルバム「RAZZLE DAZZLE」の全15曲の内、8曲の感想を書こうと思います

以下、箇条書きで↓

01・RAZZLE DAZZLE FRAGILE

詳しい感想は14日の記事に掲載したので省略・・・・初っぱなからすみません

02・RAZZLE DAZZLE

CDで聞いた第一印象はOPのダイナミックなシンセのフレーズがまるで特撮ヒーロー物のOPかと思った(笑。具体的に上げるなら「仮面ライダーBLACK」。古っ)

ノリノリのダンスナンバーなのになぜか「時代」を感じるのは、やっぱりサビの「♪トゥナイトゥナ~イ」と言うフレーズが原因だと思うっつーか、「トゥナイト」って言葉がお洒落な意味合いで響いていた時代で即座に思いつくのは80年代なんだよな・・・・(確か、トゥナイトって深夜番組もあったし、少女漫画も池野恋の「ときめきトゥナイト」が人気だったしね)

03・狂気のデッドヒート

ライブのバックに流れる映像が何かと物議をかもしているナンバーですが(笑)、第一印象はザ・ビートルズ風の明るく弾けるブリティッシュロックナンバーにポリシックスの様なピコピコ音が融合してせわしなくイヤホンを左から右へ(逆もしかり)と駆け回る怪作

こうなってくると櫻井敦司の「えっ~!?」「嘘!?」もポリのハヤシっぽく聞こえるな~。ハイテンションで素っ頓狂な感じが

個人的には「~狂気のデ~ッドヒ~ト」と歌う所がビートルズの何かの曲のメロディそっくりに聞こえるのだが、タイトルが思い出せない・・・・

04・独壇場Beauty-R.I.P.-

シングルよりもきらびやかな電子音が沢山追加されて、よりディスコティックにアレンジされていると思う。

ライブ版には登場しないが、Lucy嬢のコーラスは外国人シンガーっぽい発音&発声だな~

05・羽虫のように

冒頭のシンセによるメインフレーズといい、シリアスな歌いだしといいコレも80年代の洋楽っぽい。

B-Tが業界で高く評価されるのは、押し付けがましいラブソングや特定の誰かの応援歌的な大多数のリスナーの共感を狙った曲を歌わないからだと昔なんかの雑誌で読んだのだが、ソレだけに「好きさ、好きさ~」なんてストレートに歌うこの曲はかなり驚きだった

やっぱりサビの

「愛なんて そこじゃなくて 生きてるだけじゃ足りなくて」

は傑作胸キュンフレーズです

06・妖月~妖月の宴~

コレもSgカプの時に散々語ってしまったのだが・・・・Sgに比べるとノイジーな印象を受けた。シメのギターはSgアレンジの方が好き

07・BOLERO

コレも13日の記事で先に語ってしまったのですが・・・・

最初聞いた感じでは03年発売Sg「残骸」のC/Wで、アルバム「Mona Lisa~」にも収録されている同じく今井先生作詞作曲の「GIRL」に近い印象の曲だなっと思ったつーか、過去にすぎ去ってしまった物(人)に対して主人公が優しく語りかける、または思いをはせると言う図式は共通している気がする。余談だが、「GIRL」もライブで生で聴いたときはバックのノスタルジックなモノクロ写真との効果もあいまって泣いたな~

08・Django!!!-眩惑のジャンゴ-

センチメンタルな余韻に浸っている間もなく、指パッチンの合図で始まるめくるめく情熱のラテンの世界へあっという間にダイブ!

個人的には最初聞いたときの印象が・・・・「ポルノグラフィティみたい」

一応単純にノレるラテンナンバーとはなっていますけど、「ビビディ、バビディ、ブー」の所とか「Ah 君のためのラプソディー」の所にさりげなく三連符の複雑なリズムを取り入れているのがイイ味出してるなぁ~と思いましたね

三連符なんて、まるでアリプロジェクトみたいだなぁと

この間の初日ではまだまだあっちゃんの動きが硬かったけれど、ライブが進むにつれて華麗なる2ステップを踏んで歌ってくれないかな~

・・・・2ステップって松平健かよっ!(お粗末)
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