こんにちは☺ いつも保育士向上委員会ブログをお読みいただき、ありがとうございます!!
今回の内容は、子ども主体の保育への道!講義4:特別な保育士の秘密です!
みなさんは、他の保育士とは一味違う、スペシャルな保育士になりたい!って思いません?☺
そこで、
子どもにとってスペシャルな保育士になる為には、何が必要なのでしょうか?
今回も皆さんと一緒に考えてみましょう☺
〈本編記事〉
こんにちは☺ いつも保育士向上委員会ブログをお読みいただき、ありがとうございます!!
今回の内容は、子ども主体の保育への道!講義4:特別な保育士の秘密です!
みなさんは、他の保育士とは一味違う、スペシャルな保育士になりたい!って思いません?☺
そこで、
子どもにとってスペシャルな保育士になる為には、何が必要なのでしょうか?
今回も皆さんと一緒に考えてみましょう☺
〈本編記事〉
講義6 なぜ障害のある子どもの支援が保育の原点と言えるのか?
私自身、障害のあるお子さんと関わることが多く、専門分野とも言えるのかもしれませんが、なぜ講義の中にあえて入れたかというと、障害のある子に対する支援は保育の原点だからです。
保育の原点という言葉は、以前に研究者の方から聞いた言葉に共感して、そのまま使わせていただいています。
教育の原点!だったかも、、笑
なぜそう言えるのかをお話ししたいと思います。
保育所に居る子ども達の中には、さまざまな課題を抱えているお子さんが居ます。
講義4や5の中にも出てきますが、お勉強、運動、お友達関係などに課題を抱えていたりします。そのような課題がより強く表れているお子さんが発達障害と言われるお子さんだったりいたします。ですので、そういったお子さんの支援が出来なければ、保育所の定型発達と言われている子ども達に対しても、弱点に寄り添い、適切な支援をすることが難しくなります。
誰にでも苦手な分野があるということです。
もし、様々に課題を抱えている子どものための支援の引き出しがないままだと、子ども達を一つの集団として、実年齢相応の(発達年齢ではなく)力があると仮定しながら保育をすることになりがちです。そうなると、個人差のあるお子さんが置いてけぼりにされ、自信や意欲を失ってしまう可能性が出てきます。
定型発達のお子さんでも、どこか一部に苦手さを抱えているものなのです。
私もそうですが、みなさんもそうではないでしょうか?苦笑
その苦手さに対して保育士が、無理に他の子ども達と同じようにさせようとすると、保育所が辛くて苦しい場所になり、保育士に対して信頼を持てなくなります。特定の保育士だけならまだいいのですが、生まれてきてまだ間もないお子さんですので『自分のことを誰もわかってくれない!』と人全体への悪いイメージや不信に繋がりかねません。
子どもたちが持つ、個々の様々な課題に対する支援の引き出しを、少しでも持っていただけたらと思っています。
例えば保育士が何かを子どもに伝える時に、言葉や実際に大人がやって見せるだけじゃなく、文字、イラスト、写真、動画などで伝える方法があります。それらの方法を知っているだけで、理解ができて救われる子どもがたくさんいます。
以上の事から、障害のある子に対する支援は保育の原点だと思うのです。
※障害を持つではなく、障害のあるという言葉を使いたい!(^^)/ 障害というのは例えば何かをしようとするけれど、何かが邪魔になって出来ないことを指します。なので〈障害〉は周りの環境ということになります。人のサポートがないことも障害になり得ます。私は世界のあちこちを旅したいけれど、お金や時間がないことが障害になっています笑
なので、障害というのは本人や本人が"持つ”ものではなく、周囲の環境や状態のことを指しています。こういう考えは保育そのものというよりも、福祉の視点なのかもしれません。保育も子どもの福祉であるという視点を少し意識していただけたらいいなと思っています。
講義5 子どもの成長発達に必要なこと
子どもの困り感に寄り添ってという意味で、やや講義4と似ているところがあります。その裏付けと言いますか、子どもの成長発達に必要なことは、発達年齢によって違います。ここで、発達年齢と実年齢の違いについて簡単に説明いたします。
発達年齢は簡単に言うと発達検査でわかる年齢のことです。検査では行う課題が、実際の年齢(実年齢)相応の平均レベルが出来るのかということがわかります。(検査者の作る積み木と同じように作る、数を数える、質問に答えるなどがあります)
でも、保育所の子ども達全員が発達検査を受けているということはありません。保育所の中でも特に発達が気になる子が保健所や療育を行う施設などで受けることがほとんどです。なので、保育士自身の知識が基準になります。
例えば、1歳あたりで言葉が出始めるとかですね。そういう知識を保育士が持ちながら保育をしていれば、目の前のお子さんが平均より早く言葉を話し始めたなとか、ちょっとゆっくりかな?とかがわかります。それがわかれば、検査をしなくても、支援するべきことも無理をさせない方がいいのかもわかってきます。
あの辛くて覚えるのが大変だった、保育原理などを思い出しますね苦笑
ところで、みなさんが考える幼児期にクリアーすべきだと思われる、発達ってどのようなものでしょうか?
就学前に身につくと思われることって何がありますでしょうか?
まずはみなさんで一緒に考えていけたらと思います。
発達課題は細かいものを入れると無数にあります。指先の動きもありますし、感覚的なことで言いますと味覚なんかも成長発達で変わっていきます。ここでは大まかに大事な発達段階のみを確認したいと思います。
最低限、これだけは発達段階を覚えながら子どもに向き合うと、いい支援が出来るというものに絞りたいと思います。例えば言葉の発達段階とか対人関係の発達段階などです。
保育士試験の勉強をされる中で何度も聞かれたと思いますが、幼児の能力は個人差が大きいです。ですので、その個人差に気付いてあげて支援できることが大切になります。それが出来たら子どもは『先生、僕のことわかってくれてる!』と感じ、安心して頼られます笑
反対に、実年齢よりも発達年齢の方が上の子も居ます。もしそういう子が居ても、少し高度な遊びを提供することで満足感や自信を持てたりして、これもまた好かれます笑
ただ、周囲の子との差には気を配る必要があります。周囲の子が出来ないことを感じやすくなることがありますので、ひそかに傷ついている可能性があります。
子どもの実年齢に添った支援ではなく、個々の発達年齢を大切にした保育が出来ると、より子ども目線の専門的で素敵な保育になるかなと思います☆
講義4 スペシャルな保育士って?
保育士試験合格組でも、保育士養成校出身よりもスペシャルな保育士になれるというところを見せられるといいですよね!
他の保育士とは一味違う、スペシャルな保育士ってどんな保育士でしょうか? そしてそのスペシャルな保育士になる為には、何が必要でしょうか?
私の考えるスペシャルな保育士は、弱点や苦手な分野のある子どもに寄り添い、その子に合わせた支援が出来る保育士です。
みなさんは何が苦手で何が難しいと感じますでしょうか?また、その苦手なことに対して、周囲の人がどうしてくれたら助かると感じますでしょうか?
そういうことをみなさんで考え、保育士として出来ることを考えていけたらと思います。
例えば、お勉強が苦手、運動が苦手、人と仲良くなるのが苦手、食べることが苦手などなどがあった時、保育士としてどのような支援が必要なのかを考えます。
そういう苦手さに寄り添い、適切な保育が出来る保育士の存在は、子どもにとってスペシャルな存在ではないでしょうか?
講義3 人間関係で保育士を辞めないためには?
保育士の退職理由のアンケートやSNS上でも保育現場でとてもしんどいことの一つとして、子どものための支援よりも同僚との人間関係がよくあげられています。
せっかく子どもが好きで保育士になったけど、同僚と上手くいかず退職してしまうケースも少なくありません。
それを出来るだけ避けたいと思っています。
保育は個々の子どもを理解した上で、継続性を持って保育することが大切で、短期で担当している保育士がコロコロ替わってしまうのは、特に幼い時期の子どもの負担や不利益が大きくなってしまいます。
保育現場は他の職場と大きな違いがあります。それは女性が圧倒的に多いということです。
私が働いてきた現場でも、男性は一人とか二人ということが多く、男性保育士が増えたとはいえ、女性しかいない保育所もまだまだ存在します。
私が保育士資格を取得した20年ほど前は、資格自体の取得率が男性は0,5%でした。資格を持っている割合が全体の200人に1人ということですね。今は随分と増えている印象がありますが、まだまだ少なく、珍しい状態は変わりません。
男性保育士が上手くやっていく方法は、私自身苦しんだり、乗り越えたりしてきましたので熟知していますが笑、もしご機会があればお話しさせていただく予定です。
そのようなことから察することが出来るかと思いますが、女性保育士自身も『女性ばかりだから、、』とぼやくくらい、他の職場と比べても人間関係は難しいと思います。
また、人手不足であったり、運営の最低基準自体が多くの子どもを少ない保育士でみることになっていて、毎日忙しすぎる園が多いです。そうなると、心に余裕を持てず、普段の気持ちで居ることが難しく、ピリピリした状態になりやすいです。そうすると、保育士間でもきつい言葉遣いになったり、イライラした感情が表に出やすくなります。
このような保育現場でいかに日々平常心で保育をし、他の保育士と上手くやっていくのか、私の事例もお話しながら、みなさんで考えていけたらと思います。
※運営側や園長も保育士が辞めないで、心身ともに健康で活き活き保育活動が出来て、出来るだけ継続的に子どもの支援に当たれるようにもっともっと意識して頂けたらと思います。
利用される保護者さんからすると、保育士の離職率や年齢構成、送り迎えでの様子から、保育士同士の連携や信頼関係などがいい保育所の目安にすることも出来ると思います。