遊asobu☆による保育士向上委員会

子育て中の方や、これからの保育士の方々のためになる、発達や保育ブログ、他バドミントン練習日記など。

放課後等デイサービスのスタッフ問題

2016年09月03日 | 元放課後等デイサービス責任者のつぶやき

放課後等デイサービスはまだまだ始まったばかりの国の事業でもあり、またまずは事業所を増やすこと自体を目的としているところもあって、いわば素人スタッフが多いです


一般的にも保育士不足の中、経験のある優秀な保育士なんて放デイにまでまわってこない!ので、、



特に保育士でも教師でもなく、ましてや心理士でもなく、療育や保育の経験も知識もなくて働けてしまう制度になっている、




働きながら育成する体制作りをすればいいんだけども、、



元々その人の気持ちというか、障害児支援のスキルを上げようって意識やモチベーションにまず問題があったらそれも叶わなくて、、



元々保育や教育、福祉をめざした人たちではない、いわば一般の人って、保育現場では当たり前のこと自体、伝えても理解できないみたいってこともあってで、、



それも当たり前といえばそうなのだから、1からというか、0から伝えて教えていけばいいんだけども




各利用者には支援計画というものを学校やご家庭、他事業所などと情報交換をして作成し、基本毎日その計画に沿って支援していくものなんだけども、、

 

 

それも大切なことと思っていただけないこともあり、、




保育を下に見ているというか、所詮、子どもと遊んでるだけでしょ?ってハッキリ言う方もいたり…




社会経験が豊富で、また何人も子育て経験があればあるほど、療育ってものが受け入れられないようで、、




障害受容をすることや発達障害を理解することが、とても難しいようです




それらが、世間の壁ってことに思えてね




世間の壁もそうなんだけど、問題の本質は保育、療育が未経験の方が中心でも事業を行うことが可能であって、




一度開業するとチェックする機能が今のところないっていう、、




様々な子どもの不利益がありそうで、とても怖いなと…




一定の経験とスキルのあるスタッフを集めて少人数性でとてもいい支援をしているところも中にはありますが、




とても少ないんじゃないかな?




そういう事業所が増えて、質での競争が起きるといいんだけどもね




まず放課後等デイサービスでスタッフとして働く時には、




一定の研修を受けるなり、中心になる人(管理者や児童発達支援管理責任者など)は、




一定の保育や療育経験のある人にする、あと療育内容のチェックを一定期間ごとにするみたいなね




そんな制度が事業所が増えて事業所間で競争することと共に必要かなって、、、



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放課後等デイサービスの未来

2016年05月04日 | 元放課後等デイサービス責任者のつぶやき

今後の放デイの可能性について

1、作業所との連携

2、家族支援

3、地域支援

4、ノーマライゼーション


 が上げられるかな

 1はよく保護者から要望があった 高校卒業後が不安でどうすればいいのか、作業所を作ってよ!って 確かに卒業後のケアがなくて、はい、さようならでは今までの支援が繋がっていかない 折角気心の知れたスタッフと知り合えたのに、そのまま作業所へ行けたらいいのにって話なんだけど、恐らく今後の方向性としては、作業所も立ち上げる事業所が増えてくるだろうと思われる A,Bの就労支援事業所を立ち上げた事業所と提携していく放デイ事業所が増えてくるだろうと思われる そうするとまた違った能力を持ったスタッフが必要となってくるだろう

2は、サービス管理責任者研修でも話があったけど、家族の支援も仕事のうちだよと… 今の時代、保育士の教科でもあるくらいだけど、さまざまな困難さを抱えている子どもを育てるって、本当に想像以上で、それは一流企業で定年まで勤め上げた人でも、2,3人子育てを終えた人でもその困難さは全く想像が出来ないほど よくスタッフがここの子どもは想像を超える、予測がつかないようなことをするって嘆いていたけど、保護者にとってはそれが日常であって、それほど世間には大変さが認知されていない なので、この業界で働いている人間だけはまずその困難さを共有して、当事者家族の精神的にも身体的にも負担が軽くなるように支援するという視点が必要である 送り時に時間に余裕をもってその日の様子や家での様子、世間話を聴くなど地道なことを日々コツコツとする必要がある その積み重ねでいい関係性を築いていく必要がある 育てにくさや貧困が原因で虐待にまで発展してしまうこともあるので、日ごろから気軽に話せる関係性は大切と感じる

3は、地域の関連施設のような、社会資源だけじゃなく、スーパーやコンビニ、近所の住人などなんでも社会資源になりうると聞いた事がある 本当にそう思う 学校や他の事業所、支援センターなどの関係施設で子どもの情報を共有することで、いい支援に繋がり、学校や施設自体の質の向上にもなるし、地域の行事、イベンに参加することや商店での買い物、地域清掃などにも積極的に活動して、子ども達のことを知ってもらえることになる また就労A,Bで会社の中に障害のある人が入ってくることによって、お互いの理解が進み、誰にとっても住みよい社会が実現する 一昔前は、企業も経済的に余裕があって、発達障害の人もある程度包容力があった それがどんどんと効率化が進み、真っ先に切られる存在となってしまった しかし、本来は社会全体を考えた時、それはマイナスだ それが以前よりもっと自然に社会参加できるようになって、地域社会全体の発展に繋がっていくって話

4は、定型発達の子どもが主に利用する学童クラブなんかと交流する事で、お互いを知る機会を作ることが出来る 3とも関連することだけど、障害者と定型発達者との壁を壊して、互いに理解を深め、みんなが自然に社会で生きていけるようになる この国は島国でもあり、鎖国時代もあり、今の時代だと行政の管理強化によって、ますます異質なもの、変わった考えを認めない方向に社会が向かっている それを社会にも会社にも当り前に存在するようになり、今までの方向性を変える可能性があるって話

当事者の保護者の話を聞いても、教育も必要だけど、当り前に差別的な話をされるって聞くし、実際に障害のある人が当り前に可視化されることで、存在を意識せざるを得ない状況にすることも必要ではないか





放デイ総括2

2016年05月01日 | 元放課後等デイサービス責任者のつぶやき

スタッフの問題はこの仕事はひとがすべて!で大きいけど、直接的なことでは支援について

放課後の限られた時間、スペースだけど、やれることはもっとあったと思う 外出行事などの行事はある程度やれたけど、やっぱり日々の支援が土台になるべきで、それがしっかり出来ていないと、いくら行事をしても効果は薄い それに外出行事はアピールもあって運営側の意向でもあった

障害が重度から軽度、年齢が小1から高1、そしてそれぞれに特別な支援が必要で日々充実した支援をするには難しい面もあったけど、まだまだ出来たと思う 

個人支援計画に沿った支援、卒業後の生活に向けてぞれぞれに必要な支援、学校や家庭と連携した支援、地域の社会資源との連携 まだまだやれた スタッフ全員が子どもにとって貴重な卒業までの放課後の時間の過ごし方によって、その子どもの人生が良くも悪くも変わってしまうという高い意識を持つこと 結局はそこに戻ってしまうけど、私の力不足だった

まだまだ国が始めたばかりの事業だったこともあって、試行錯誤の事業所が多かっただろうけど、私のところの評価はどうだろう? 行政のアンケートによると、大して支援もせずに、ただ預かっているだけのところもあるし、そう考えるとそれなりなんだろうけど、私が教わった先生方からすると、評価はかなり厳しくなるだろう 

唯一の救いは保護者の評価がありがたいことに高かったってことなんだけど、これはまだまだ地域に事業所があるだけで保護者が救われるという時代だったというのもあるだろう 今後は内容が問われるだろうし、保護者の側が選べるようになって、預かっているだけの事業所は淘汰されるだろう そういう時期が来て初めて一定の療育の質が問われることになりそう また早くそうならないといけない いかがわしい他事業所のうわさも多かったし…

保護者の方々や子ども達に私自身、教わった事は多いし、救われたって思う

いい経験をさせてもらったのだから、これを今後の人生に活かさなければ!


放デイ総括

2016年04月30日 | 元放課後等デイサービス責任者のつぶやき

この仕事に一区切りをつけたので、総括をしておこうかなと…

一番感じたのは、スタッフの育成の問題

児童福祉や障害者福祉の視点がない人(一般の人とも言える)を一人前の療育の支援員にしようと思うと、物凄く大変だということ 

元々特に保育や福祉がしたいわけではなく、『私、俺にも出来そう』と思う程度の気持ちで入ってくるスタッフは、なかなか保育や療育経験者の話を尊重して聞く耳を素直に持てない 社会経験が豊富であればあるほど… 自分の子育て経験や民間企業での経験を持ち出して、それが全てのような考え方になってしまうので、子どもと関わるスキルがなかなか上がらない 

自分の子どもと他人様の子どもの支援は別ってこともあるし、特に療育は一般的な保育でもないし、子育て経験が通用しない部分も大きい

重度の障害のある子どもの支援に対しては、支援方法を細かく説明しても、『そんなの意味が無い、やってもわからないだろう、支援するには大変すぎる』という考え方 また、軽度の例えば自閉症スペクトラムの子どもに対しては、『わがままだ、しつけがなっていない、厳しくしないからだ』もしくは『愛情不足、愛着不足』という考え方 特にいろんな意味で手のかかる子どもに対しては、休んでくれた方がよい、辞めてくれた方がよいという考え方であったり、、 

 

子どものために、手間隙をかけるのが、煩わしい!って考え方の人達が中心になってしまうとどうしようもないってこと

このような心根の持ち主が中心になると、まともな療育はできないってこと!

これらのなんやかんやも、元はとすれば、やっぱりすべて責任者の私の力不足ってことなんだけど



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