遊asobu☆による保育士向上委員会

子育て中の方や、これからの保育士の方々のためになる、発達や保育ブログ、他バドミントン練習日記など。

アニメ鬼滅の刃と竜とそばかすの姫の共通点とは?!

2022年08月24日 | 保育士の向上

この2つのアニメ、実は共通点があると思いました。

 

どちらの作品も個人的には一番伝えたいテーマのように感じたのですが、どうなんでしょう笑

 

まず、鬼滅の刃ですが、

 

有名な名セリフがたくさんあります。

 

その意味を考えるとわかりやすいです。

 

失っても失っても生きていくしかないです どんなに打ちのめされようと  炭治郎

幸せかどうかは自分で決める 大切なのは”今”なんだよ 前を向こう 一緒に頑張ろうよ 戦おう 禰豆子

炭治郎…俺…守ったよ……お前が…これ…命より大事なものだって…言ってたから……」 善逸

なれるかなれねぇかなんてくだらねぇこと言うんじゃねぇ!! 信じると言われたならそれに応えること以外考えんじやねぇ!!伊之助

 

炭治郎のセリフは、どんなに失敗しても、叩かれてもブレずに自分として生きていくということを表しています。自分の大切なものはゆるがないということです。

 

人って簡単に他人に影響されたり、損得勘定でフラフラしたりして、信念を持ち続けられないですよね。

 

でも炭治郎は仲間や妹のためなら、いくら負けても、叩かれても考えを貫く!と断言しています。

 

大切にしたい誰かのためなら死んでもいい!という覚悟が見られます。

 

次に妹禰豆子。

 

幸せは与えられるものではない。自分で築くあるいは気付くものだ。後先考えて生きるよりも今を精一杯生きること、共に生きていくこと!の大切さを訴えています。人に依存するよりも、自分自身で築いていく大切さと誰かと一緒に協同することの大切さを言っています。

 

善逸はわかりやすい笑 誰かが大事にしているもののために命を懸けて戦う大切さ。死にかけてもなお他人の大事な物を守ろうとするという生き方です。

 

伊之助は結果は気にしないで、人から信頼されたらそれに応えるためにがむしゃらに精一杯すればいい!と言っています。

 

全ての共通点は利己的ではない!ということです。誰かのため、誰かの大切な物のため、誰かと一緒に、後先や損得は関係ない自分の大切にしているもののために生きるという、利他的な生き方を見せています。

 

一方竜とそばかすの姫ですが、

 

子どもに見せたい映画でも書きましたが、

 

主人公のすずの母の亡くなった原因が超重要だと思っています。

 

自分の子のためじゃなく、他人の子のために命を落としてしまいます。

 

自分の子を大切にしたいなら、命を落とすかもしれないリスクを冒さないということになるでしょう。

 

すずはなぜお母さんは自分じゃなく、他人の子どものために死んだの?!という疑問を抱えて大きくなっていきます。

 

映画はその答えを探す旅のようです。

 

この映画も利他的に生きる生き方を教えてくれます。

 

私は本来人間には人のために生きることで、

 

自分が活かされる人生を送ることが出来ると思っています。

 

元々そういう生物のような気がしています。

 

それが今の時代はそれをすることは自分にとって損か得か、今後どんな影響が自分にあるか、失敗するかしないかみたいなことに、多くの人が囚われているのではないでしょうか。

 

そういう元々持っていたはずの価値観や正しさを伝えようと両作品の作者の方は考えたのではないでしょうか。

 

そう考えると、今の時代は利己的な人ばかりで、とても深刻な状況とも言えるかもしれません。

 

多くの人が人の不幸が楽しかったり、他人の揚げ足取りをすることで自分を上げようとしたり、損得勘定が行動の基準であったりで、そうしないと落ちこぼれるし、生きていけないと思っているのかもしれません。

 

でも、本来は誰かのために生きることで自分が活かされるし、その方がきっと素敵で充実した人生になるんだと思います。

 

このような作品を作らないといけない時代背景が悲しすぎますし、もしかしたら今の時代、利他的に生きるこれらの作品にピンとこない人も多いかもしれません。

 

これらのセリフや設定に感情移入できない、みたいな。

 

なぜ他人のために生きなきゃならないんだよ!って。

 

ピンとこないかもしれないから諦めるのではなく、また漫画や映画が流行るかどうかよりも自分が大切にしたい信念を貫く!ということなのでしょう。

 

炭治郎のように。

 

個人的に一番好きなセリフは、煉獄さんのお母さんのセリフです。

 

弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです。決して忘れることなきように。

 

これは単に権力や腕力があるだけじゃなく、大人と子どもの関係もそうですし、先輩であったり年上であったり上司であったり経験や知識が他人より少し多いとかいうことも、弱き立場の後輩や年下の若者を守る責務があるということを意味するとも考えられますね。

 

国試保育士遊asobu☆

 

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映画レビュー カーズ/クロスロードを子どもが見たら

2022年08月24日 | 児童福祉な映画

少し前の映画ですが、

 

クロスロードというタイトルですが、

 

交差点、十字路、岐路みたいなことですが、

 

映画でもそれらが出てきて、鍵になっています。

 

カーズは作品ごとに、

 

車たちの表情がドンドン豊かになっていきます。

 

登場するマックイーンのトレーナーの表情が本当に豊かで、『人』のようです。

 

ピクサーのラセターさん始め、人間の状況ごとにおける表情を細かくイメージ出来るのが本当に凄い!と思いました。

 

日本人が空気を読む!とかよくいわれていて、表情を読むのが得意なのかなと思っていたのですが、そうでもないのかもしれませんね。

 

内容は、

 

実力が下降していく時期になり、人生の岐路を迎えます。

 

その時に仲間にやりたいことだった夢をあきらめたことを打ち明けられます。

 

それに力になれるのは今しかない!と考えるようになります。

 

正直力が落ちてきた自分の事は?!と思いますが、笑

 

それよりも、利他的に生きる意味を伝えたかったのではないでしょうか。

 

私も最近の映画などの作品が利他的に生きることをテーマにしているように感じ、

 

このカーズクロスロードもそうなんだと思いました。

 

あと、

 

後ろにピッタリくっついて前の車を抜くことを昔、よくF1などでスリップストリームと言わなかったかな?

 

映画では違う言葉で表していました。

 

全体としては夢をあきらめない!というテーマかなと思いますが、

 

一般的なことに落とし込むと、好きな事を思い切りやり切る!ということなのかなと思いました。

 

夢をあきらめないというと、実力が伴っていないと無理じゃん!となってしまうけど、

 

好きな事は、レベルに関わらず挑戦できますもんね!

 

私の保育のねらいでも、

 

この『好きな事を思い切りする』ことは大変重要な目標になっています。

 

特に幼い頃は好きな事を思い切りすることで、

 

・この世は楽しい!と思えるベースを作る

・自分を信頼出来て自信がつく!

・生きる意欲のベースが出来る!

・自分が好きな事が出来る環境を用意してくれる『人』を信頼出来る!

と思っています。

 

これは大人になっても大事な事だと思います。

 

好きな事をやり切る人生を歩むということは、

 

それぞれの人の命が尽きる時に、

 

『後悔しない!』

 

ということです。

 

人生を後悔しない、やりたいことをあきらめない大切さを教えてくれる映画だと思います。

 

また、

 

ちょっと自信がなく、一歩を踏み出せない時に、

 

背中を押してくれる誰かが居る!ということが大切だとも教えてくれていますね。

 

それが、保護者であり保育士であり、教員の大切な役割なんでしょう。

 

もしやってみて最初は失敗や間違いをしても、周囲の大人や仲間から大丈夫だよ!また挑戦してみたら!と言ってくれることで、また再チャレンジしよう!という前向きな気持ちになれるという事だと思います。

 

その後は繰り返しやってみることで自己知覚によって、周りとの相対的な意味で自分で自分の力を知っていくのだと思います。

 

エンディング曲が急に奥田さんに切り替わり、ビックリしました笑

 

※この映画は車が走り回る映画なので、主にトミカが好きな就学前の年中・年長さん辺りから楽しめると思います。

どちらかというと男の子の方がはまりやすいのかもしれません。

 

国試保育士遊asobu☆

 

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新人保育士のための10の講座 講義3 人間関係で保育士を辞めないためには

2022年08月22日 | 新人保育士のための10のオンライン講座

講義3 人間関係で保育士を辞めないためには?


保育士の退職理由のアンケートやSNS上でも保育現場でとてもしんどいことの一つとして、子どものための支援よりも同僚との人間関係がよくあげられています。

 

せっかく子どもが好きで保育士になったけど、同僚と上手くいかず退職してしまうケースも少なくありません。

それを出来るだけ避けたいと思っています。

保育は個々の子どもを理解した上で、継続性を持って保育することが大切で、短期で担当している保育士がコロコロ替わってしまうのは、特に幼い時期の子どもの負担や不利益が大きくなってしまいます。

保育現場は他の職場と大きな違いがあります。それは女性が圧倒的に多いということです。

私が働いてきた現場でも、男性は一人とか二人ということが多く、男性保育士が増えたとはいえ、女性しかいない保育所もまだまだ存在します。

私が保育士資格を取得した20年ほど前は、資格自体の取得率が男性は0,5%でした。資格を持っている割合が全体の200人に1人ということですね。今は随分と増えている印象がありますが、まだまだ少なく、珍しい状態は変わりません。

男性保育士が上手くやっていく方法は、私自身苦しんだり、乗り越えたりしてきましたので熟知していますが笑、もしご機会があればお話しさせていただく予定です。

そのようなことから察することが出来るかと思いますが、女性保育士自身も『女性ばかりだから、、』とぼやくくらい、他の職場と比べても人間関係は難しいと思います。

 

また、人手不足であったり、運営の最低基準自体が多くの子どもを少ない保育士でみることになっていて、毎日忙しすぎる園が多いです。そうなると、心に余裕を持てず、普段の気持ちで居ることが難しく、ピリピリした状態になりやすいです。そうすると、保育士間でもきつい言葉遣いになったり、イライラした感情が表に出やすくなります。

このような保育現場でいかに日々平常心で保育をし、他の保育士と上手くやっていくのか、私の事例もお話しながら、みなさんで考えていけたらと思います。


※運営側や園長も保育士が辞めないで、心身ともに健康で活き活き保育活動が出来て、出来るだけ継続的に子どもの支援に当たれるようにもっともっと意識して頂けたらと思います。

利用される保護者さんからすると、保育士の離職率や年齢構成、送り迎えでの様子から、保育士同士の連携や信頼関係などがいい保育所の目安にすることも出来ると思います。

 

 

国試保育士遊asobu☆

 

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探偵ナイトスクープ!離婚した親に会いたい!という依頼について

2022年08月21日 | 保育の時事問題

今国会では共同親権の問題が取り上げられています。

 

個人的には子どもの利益が叶う制度になってほしいと思っています。

 

離婚をした場合、その原因がその後の子どもとの関係性を決めると思っています。

 

もし子どもの将来に不利益がある親だったら、距離を置いた方がいいと思います。

 

例えば、

 

DVを主体的にしていて子どもにも見せていた(これも実は精神的虐待です)、虐待をされていた、薬物中毒者、犯罪者、アルコール中毒など子どもに影響のある持病を抱えているなどです。

 

このような原因で離婚した場合、子どもとの関係性は注意が必要だと思います。

 

会うにしても慎重に、第三者を介してというサポートがあった方がいい場合もあると思われます。

 

離婚はあくまでも夫婦間の問題で、第三者からみてどちらが悪いというものはないと思っています。

 

まず、そういう出発点から離婚後の関係性を子どもの視点で考えていくべきだと思います。

 

個人的には離婚後は親権がどちらか一方にしかないことにはとても違和感があります。

 

離婚したって、どのような親でもずっと親じゃないの?って。

 

離婚後問題になるのは、

 

どちらともしくは誰と一緒に生活するのかという問題と、

 

重要な子どもに関する選択を誰が決めるのかという2つの大きな問題があります。

 

両親の関係性が悪化している場合が多いことを考えると、

 

実際に生活そのものを主にみていた方になりそうですし、誰と生活するのかは決まりやすいかもしれませんが、重要な選択の決定はもめる可能性があると思います。

 

あと、生活のためにかかる費用の分担を必ず実行するということも大切なポイントだと思います。

 

生活を共にしていない、かつ重要な決定も出来ない、子どもとも会えないとなると、

 

経済的な分担だけをするのに抵抗を感じる親が多いかもしれません。

 

そのような複雑な関係性が考えられますので、

 

そんな時には第三者による仲介が必要だと思います。

 

第三者機関が双方の考えを調整し、双方に伝えながら進める。

 

前提として両親とも可能な限り経済的分担をすること、会った時は子どもとの信頼関係を崩すような言動は控え

ることを約束し、両親との関係性を定期的に第三者機関が子どもの意思も確認しながら評価をすることではない

でしょうか。

 

私がナイトスクープから感じましたのは、

 

両親が離婚したことを子どもに伝えていないというところがまず気になりました。

 

どのような理由でも、離婚して別れて暮らしていることは子どもに伝えるべきでしょう。

 

私は意味がわからない年齢でも伝えておくべきだと思っています。

 

なぜ居ないのかという疑問に亡くなったというような嘘をつくということは避けるべきだと思います。

 

色んな理由があると思いますが、どちらかが一方的に酷いことをしたと思われる場合でも、出来るだけ客観的に

子どもに伝え、同居しない親の方を悪く言い過ぎないことが大切だと思います。

 

どちらか一方の親を悪く子どもに伝えてしまうと、

 

その子どもの将来の友人関係や恋愛関係に大きく影響してしまいます。

 

人との関係性が不信ベースになってしまいます。

 

人間関係なんて、上手くいくわけがないんだ!とか自分の気持ちをわかってくれないことは悪いことなんだ!

と、相手に過剰に要求するようになってしまいます。

 

両親が離婚を決めた時に子どもにとって大切な事は、

 

・あなたのせいで離婚するのではないこと

 

・親はたまたま離婚をするけれど、人は信頼に値するんだよというメッセージを送ること(いい時もあったし、片方を悪

く言い過ぎない)

 

・離婚は両親、子どもの三者にとってプラスになるから決めたということを伝えること

 

・離婚後も両親共に子どもの幸せを願っていること

 

などを発達年齢に応じてわかりやすく伝えることです。

 

もう一つ気になったのは、

 

テレビのバラエティ番組が受ける問題ではないということです。

 

今回はたまたま何となく上手くいったように見えますが、

 

全部の離婚ケースには当てはまらないと思います。

 

それに番組放送の後にとてももめる可能性もあります。

 

両親の離婚はそれこそ引っ越しをしても探されたりするなど、恐怖であったりドロドロのケースもありますの

で。

 

このような依頼をテレビの番組が受けるには、かなり慎重さが必要です。

 

でないと親になったお子さんと、お孫さんが悲惨な目に会う可能性もあります。

 

おそらく、慎重に下調べをしてこのケースなら番組として成立するだろうと考えたのでしょうが、今回が上手く

いったからといって、同じように安易に企画するのは危険です。

 

それよりも、公的機関がしかるべき対応をすることでしょう。

 

それが整っていないということも、テレビ番組に依頼をする原因だと思います。

 

 

整理すると私が引っ掛かった大きな点は、

 

1,両親が離婚した場合はどんなにひどい状況でも隠さないで子どもに正直に伝える(すぐには難しい場合は精

神的に落ち着いてからでも出来るだけ早めに)

2,離婚した親に会いたい場合、公的機関が適切な対応をする(そういう離婚した両親と子どもの間に入れる第

三者機関を作ってほしいです)

 

の2点です。

 

離婚される中で、未成年のお子さんを抱える場合が半分を超える現状があり、重要な選択権がまだ持てない弱い

立場の子どもの利益を最大限に考えて制度設計をしてほしいと思います。

 

 

国試保育士遊asobu☆

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叱らない保育と叱らない子育ては別

2022年08月19日 | 保育士の向上

保育において子どもを怒る!とか叱る!対応ははたして有効で必要なのか?という大きな疑問があります。

 

それよりも状況に応じて教える、伝える、説明するとか、発達年齢によっては気を逸らす!みたいな対応の方が有効で子どもにとって有益ではないのかな?って私は思います。

 

もちろん日々の子育てはそうはいかないです笑

 

365日毎日向き合う子どもに対して、感情的にならない大人の方が異常といえるのかもしれません苦笑

 

虐待と言えるまでいってしまうのは別としまして。

 

でも保育士は子どもの養育のプロ!なので、感情を意図的にコントロールできるのがプロであると思いますし、子どもにとって発達に応じた最良の支援が出来る方がいいですよね!

 

国試保育士遊asobu☆

 

 

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