まだまだ暑さが残る関東ですが、皆様の地域は如何でしょうか?
アゲハアパート管理人porukeです
先日のpart 2の備忘録に加えてpart 3を纏めていきます。
今回もアゲハさん(主にクロアゲハ)の幼虫や蛹の写真が出て参りますので、苦手な方はご注意ください。
9月22日(木)
最高気温21℃(実際は24℃)と大分涼しくなりました。
以前から蛹になっていた2匹も、すっかり越冬するらしく沈黙を貫いています。
もう涼しくなってきたのでしっかり長い冬を越してもらいたいものです。
さて…最後のクロアゲハの幼虫さん…準備中のようではありますが、本日も脱皮せずに終わったようです。
ここ2~3日ちゃんと食べていないでしょうから、早めに脱皮して、食べて欲しいような…気温もありますが…
9月23日(金)
遂に遂に、最後のクロアゲハ幼虫さんが脱皮して終齢になりました…!!
現在卵:0個
終齢前:0匹
終齢:1匹
前蛹:0匹
緑色蛹:0匹
茶色蛹:4匹
行方不明:4匹
お亡くなり:1匹
9月24日(土)
今日は朝から生憎の大雨。
クロアゲハの終齢さんを葉の多いところへ移動しようと思ったところ、何とも凄い大威嚇。
真っ赤な臭覚をピロピロと伸ばして威嚇してきます。
ナミアゲハは黄色の臭覚なので、違いがはっきりでますね。
ただ、体格はかなりクロアゲハの方が大きいの対して、臭覚は何だか文字通りピロピロ。
何となく細い感じです。
確かに臭覚は内部圧力で押し出しているので、臭覚が大きく太くなればなる程、体への負荷は大きそうです。
これくらいが丁度良いのかもしれませんね。
そう言えば、アゲハアパートの子達を観察すると、元々の気性もあると思いますが、やはり食べるものに困ってしまう状況だと気が短い感じがします。
今回のクロアゲハさんは、小さい葉を食べ繋いできたようなところがあり、移動させようとしたらずっと威嚇していました…
でも威嚇すると余計体力を削るのでやめてーっと心の中で叫ぶ管理人。
その後どうにかこうにか新居にお引っ越しして頂き、一生懸命に齧っている姿を見て一安心です。
9月25日(日)
頂き物の違う葉に変え、クロアゲハの終齢さんを移動。
お腹が満たされていることもあり、臭覚を出すこともなく、
やはり生物にとって食は共通で重要だな...と改めて感じました。
(世間にはダイオウグソクムシ等強者もおりますが)
体長測定をしていませんが、もう5cm程度にはなっていそうです。
プニプニの体が素敵です...触りたい衝動に駆られますが我慢我慢...
こちらは久々に登場の、越冬組になったらしいナミアゲハの蛹
事故にあわず、無事に来年の春羽化できますように!!
9月27日(火)
本日も9月末とは思えない位の気温。
何と28℃で過去最高を記録中です。
さてさて、そんな中我が家に最後の1匹として残っているクロアゲハの終齢さん、
昨日変えた大きな葉を1枚弱食べたようですが、今日は朝からずっと枝でじーっとしているようです。
クロアゲハなので、終齢もかなりの大きさになります。
まだ終齢になってから日も浅いですし、もう少し食べて大きくなっても良い気がするのですが、越冬組だから既に脱走準備に入っているのでしょうか?
今後はフンの水分量を確認した方が良さそうです。
9月28日(水)
本日は快晴、最高気温は27℃と高めですが、日陰では秋風を感じられる日となりました。
クロアゲハの終齢さんは、昨日とは少々違うところに移動してじっとしています。
一応少し葉が減っているようなので、まだ食べているようです。
気になるフンの方は、あまり水分を含んでおらずまだしばらく終齢でいるようです。
背中側の緑が深く良い色になってきました。
ナミアゲハの終齢は黄緑、という感じの色合いですが
クロアゲハは背中の中心部に向かって深い緑になっていくような色合いで、個人的には好きです。
横からも1枚。
足の内後ろ側にある吸盤のようなタイプのものは腹脚、そしてお尻の方にある足が尾脚と言います。
この部分が、白から透けているような色合いへの変化も綺麗ですね。
ナミアゲハはと申しますと、白い(透明感なし)の模様があり、くっきり色が分かれている印象を受けます。
こちらは昨年我が家に居たナミアゲハの終齢さんです
パッと見は似ている幼虫達ですが、成虫(蝶)になると各々全く違う姿になる為、これくらいの違いは当たり前かもしれませんね。
天気予報を確認してみたら、なぜかここから来週に掛けて最高気温が27~31(?!)と高め。
レモンの木も成長速度が遅くなってきて、なかなか新しい葉が大きくならない季節に入ったようなのにこの気温とは驚きです。
越冬組は幼虫時の日照時間がキーとなるので、大丈夫だとは思いますが今残っているクロアゲハさん含め勘違いしませんように...
9月29日(木)
本日は朝から少し食草から離れた別の葉でじっとしているクロアゲハの終齢さん。
涼しいからかじっとしているような朝夕でした。
9月30日(金)
本日で9月も最終日...と思ったら...
クロアゲハの終齢さんが...
居ない...!!!
えぇぇえぇぇぇぇ、このタイミングで?!
しかも大脱走前の下痢も見当たらず、これはどっち?放浪?それとも脱走?
はたまたまさかの連れ去り(鳥)?!
クロアゲハさんの幼虫は終齢になると、木から離れたりして隠れていることも多いので、見落としているだけかも?と時間を空けて確認してはみたのですが、現状発見には至っておりません。
まさかの自体に大変衝撃ではありますが、こうなったら無事に蛹になって、来年春に羽化してくれることを祈るのみです。
大好きな深い緑色の大きなクロアゲハの終齢さんが、こんな形で居なくなってしまうとは...
まさかのあっけない幕引きでしたが、
これにて2022年夏のアゲハアパート管理人、一先ず葉っぱ管理終了です。
あとは来年春先までご滞在されるナミアゲハ蛹4匹分(と、行方不明の皆様)の無事を確保する業務になります。
今年もアゲハアパートにお付き合い下さり有難うございました