~Poruke's garden~

日々の出来事や、趣味について書き綴っているporukeの空間です。
もしよければ、又次回もお寄り下さいませ(^^)

突然アゲハ

2022年04月28日 22時57分01秒 | アゲハチョウ
気が付けば4月も末。
千と千尋の神隠しの備忘録を続けて書こうと思っていたのですが、嬉しいことがあったのでちょっとupです。

先週末はお天気も良く、小さな小さな春型のアゲハチョウが何羽も勢い良く飛んでいました。
(小さいので、夏型の優雅にひらひら…とはちょっと違いますね)

そして、遂に今週に入って…!
春型のクロアゲハも目撃致しました…!!

やはり小さいけれど、あれはクロアゲハ…!!



昨年のGW前に我が家のアゲハチョウ(ナミアゲハ)が羽化していたので、恐らく現在唯一越冬しているクロアゲハさんは、もう少ししてからの羽化になるかと予想しています
(夏型も羽化までの日数はクロアゲハの方が長めです)

昨年の羽化についてはこちら↓↓

越冬していた子が…遂に!! - ~Poruke's garden~

昨日まで良いお天気が続いたのですが、今日から一転、GWは雨でスタートした関東ですさてそんな本日は…春の訪れ昆虫編(笑)です※今回は蝶の写真がありますので、虫が苦手な方...

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ただ、油断していると気が付いたらもぬけの殻になっている可能性も高いので、連日蛹の安否を確認しつつ、色合いに変化がないか観察している日々です。

一先ず本日時点では、まだ動いている様子や色合いの変化は見られませんでした。

他にも越冬している蛹があれば良いのですが…

そして昨年の内容を見返して気が付いたのですが、レモンの新芽はそこそこ出てきてはいるものの、現時点ではまだ蕾は分かりません。
昨年の時点では既に膨らみ始めているとのことだったのですが、お日柄の関係でしょうか?

例年だとGWはかなり暑い日が続くイメージでいたのですが、予報を見ると、今年は何故か雨も多く最高気温が20℃前後との予報に驚いております

アゲハさん達の羽化&パートナー探しが大変になってしまいそうです


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千と千尋の神隠し 舞台観劇 ~ちょっと気になったあれこれ(第1幕)~

2022年04月24日 21時24分43秒 | 日記
先日観劇してきた千と千尋の神隠しの舞台。
3月中にはupしたかったのですが、前回の大きな流れさえも長文になりすぎて遅くなってしまいました。

さてさて、そんな今回は気になったあれこれについて...

語弊がありそうなので、前置きしておきますと、ネガティブな意味での"気になった"ではなく、本家でのこのシーン、今回の演出ではどうやって表現するのだろう?!と気になっていた部分、そして今回の舞台と本家オリジナルで気が付いた差分についての備忘録になります。
(日が空いてしまった関係で、後半戦はうろ覚えです...)

ではでは、順を追ってストーリー通りにひたすら列挙していきたいと思います!
ここからは完全なるネタバレになりますので、まだ本家(アニメーション)も今回の舞台もご覧になっていらっしゃらない方、まだ知りたくない..!という方は、ここで引き返して下さい!!
(そして、今回の備忘録は恐らく相当マニアックなものになるかと思います)




~冒頭~
千尋のお母さん凄く良い感じでした!
私の記憶にあったお母さんと凄く近い印象でした!

でも、ちょっと強めな雰囲気が全面に押し出されている印象で、改めて本家DVDを確認してみると、思っていたより優しさが含まれている印象でした。
(でも当時の私には、今回舞台で感じた強めなお母さんの印象があったので、逆に今回DVDを確認して意外でした!!千尋目線から、お母さん目線に移りつつある...?と若干不思議な心境です)

そして、お母さん、ナイスなところとして、千尋役の橋本環奈さんよりずっと身長が高い方だったこと。
遠目から見て、千尋が小学生という設定が無理なく最初に飲み込める配役でした!(やはり同じ身長だと、小学生の親子という関係性は気になってしまいますよね…)
お父さん役のキャストの方も大きく、橋本環奈さんは152cm、お母さん役の妃海風さんは164cm、お父さん役の大澄賢也さんは176cmとのことでした。
(湯屋のメンバーについては元々人間じゃない、という役柄なので、あまり身長は気になりませんでした)
そしてびっくり、何とお母さんとリンが同じ方が担当されているという...!!
(観劇前にキャスト確認した際に書いてあったのに、すっかり忘れてしまっている程、きちんと演じ分けされていました)

続いて千尋のお父さんについて。
個人的にちょっとお調子者の気があるお父さんという印象があったので、キャストの方が格好良い系お父さんの発声で驚きました...!
(因みにこの方は、カエル男の兄役兼任でした)


~トンネルを抜けた後~
千尋一家が油屋側の世界に迷い込んだ直後、本家(映画)では草原の中を歩きながらお母さんが"気持ち良いとこね~、車の中のサンドイッチ持って来れば良かった"と言うシーン。
ただ、今回同シーンは舞台の真ん中に既にお店となる建物もあり、若干薄暗い怪しげな世界観...
個人的には、爽やかな草原感がない場面だったので、ちょっとだけ気になりました。
でも、飛ばすことが出来ない重要な台詞だったという判断だったということですね!

続いて気になったのは、食べ物屋さんで両親がご飯を食べるシーン。
彼の有名な豚になるシーンですね。
舞台ではお母さんが左、お父さんが右で食べているのを背後から見ているような構図でした...が、いや、逆じゃ...(いちいち細かくてすみません)
本家では正面から見てお母さんが左、お父さんが右、となります。
(本家は食事シーンが正面から映っているので、印象的には良いかもしれません?)

こんな出だしから、細かいところを突っ込んでおりますが...
人物の配置構図が逆転することはこの後も多々ありました。
(実際には登場する上手下手に依存するところもあるので、やむを得ないと思います)


~ハクとの出会った後~
続いて、千尋がハクに手を引かれて、様々な所を駆け抜け、最後に豚舎を駆け抜けるシーン。
今回の舞台では、最後に通った扉に"屠殺場"という文字がドドンと書かれており、ちょっとびっくりしました。
本家では直接的にその表記はなかったので、もし千尋が本当に通っていたのだったら...とちょっと驚きました。

その後の橋を息を止めて渡るシーンでは、ちょっと説明を兼ねて本家ではなかったオリジナルの台詞が多めに追加されていたのが印象的でした。
(本家では、息を止めて渡らないと店の者に感づかれてしまう、という趣旨のみでしたが、今回はお客様に紛れて行く、というニュアンスの台詞が入っていました)


~釜爺登場後~
続いては釜爺が登場するシーン。
本家の釜爺は、ボイラーに向かって正面に居り、ひたすら薬を煎じている印象が強く、要所要所で正面からの構図になる...そして、全くノールックで腕だけ伸ばし、真後ろの棚から薬草をと記憶が印象的であった為、舞台の構造上ずっと正面からの釜爺が若干不思議に感じてしまいました。
(でも、あの釜爺の腕を数人掛かりでアナログ再現し、観客に魅せるのであれば正面からの方が良さそうですね!)

その後リンと一緒に湯婆婆の所へ向かうことになった千尋。
ここで舞台演出上、確か靴のまま上がろうとしリンに窘められ、時間を掛けて靴と靴下を脱いでいた気がします。
本家だと千尋は自分から靴を脱ぎ、靴下で上がりそのまま靴を持って行こうとした際に、リンに"靴なんか持ってどうするんだ、靴下も!"と言われ慌てて靴下を脱ぎます。
本家では冒頭から駄目駄目感満載の千尋ですが、その部分が今回の舞台では少し薄かったように感じていたので、ここで纏めて千尋の駄目駄目感(どんくささ)を押し出したのかしら?と勝手に考察しながら観ておりました。


~湯婆婆対面後~
場面は少し飛んで、千尋が湯婆婆と契約をするシーン。
ここでもオリジナル演出が追加されていました。
本家では"贅沢な名だね"と湯婆婆が言い、そのまま契約書上の"千"以外の漢字を奪い、"今からお前の名前は千だ"と言い放ちます。
この部分が若干補完され、演出では千尋が署名した文字が小道具で4文字とも可視化されており、先ず苗字の2文字だけを奪います。
理由も、もう家族は居ないから、といった内容が付けたされており、その後千尋の"尋"が奪われ、残る文字は"千"だけに。
その際、千尋が"千(ち)?"と言い、間髪入れずに湯婆婆が"千(せん)だよ"とツッコミを入れます。
文字の演出を少し長め&コミカルにしたようです。
(確かに本家だと、かなりサラッと名前を奪いますものね...)


~大部屋へ移動後~
リンに連れられ大部屋へと来た千、作業着を用意して貰っている間に気持ち悪くなってしゃがみ込んでしまい、同じ部屋の従業員にうるさいと文句を言われてしまったシーン。
ここでも舞台オリジナルの台詞がちょっとだけ追加になっていました。
詳細な台詞までは思い出せないのですが、ニュアンスとしては、
 従業員:"気持ち悪いならば寝れば治る"
 リン :"それもそうだな、寝れば治るか"
みたいな感じでした。


~大部屋で迎えた初めての朝~
豚になった両親に会いに行く為、ハクとの待ち合わせ場所である橋に向かう途中、両親のいる豚舎が見えた際には場面説明の台詞が追加されていたり、本家で台詞なしのところにオリジナルの台詞が追加されたり、逆もまた然り。

そして、オリジナルの台詞と言えば、本家では少なかった油屋で働くカエル男やナメクジ女達同士の会話が多く追加されていたこと!
元々は本家でもこんな台詞も構想に入っていたけれど、尺の都合でカットされたのかな?と妄想してしまうような台詞で、ぐっと身近な世界観になったように感じました。


~カオナシが油屋へ入った後~
カオナシが油屋に入り込み、湯婆婆が察知する場面。
ここでの台詞が若干気になりました。
正確には覚えていないのですが、本家の"雨に紛れてろくでもないものが紛れ込んだかな"という台詞が、若干ニュアンスの違う言い回しになっていたような気がしました。
(勘違い or 聞き間違いかもしれませんが..怖いとか悪いといったニュアンスが強い言葉になっていたような印象が個人的には残っています)

千が番台に薬湯の札を貰いに行くシーン。
ここもかなりオリジナルが詰め込まれて、尺としてもかなり長く取られていたように感じました。
本家ではあまり映っていなかったお客様(神様)を含めた従業員と番台のやり取り、そして本家より若干お調子者感が強め(札の種類を間違える)番台となっていました。

そしてここからちょっと気になったこととして、湯婆婆と番台、兄役、父役との会話中で度々発せられる

"奥様" ←湯婆婆のこと

あれ?常に"湯婆婆様"って兄役呼んでいなかったっけ?

と、ちょっと気になり本家を確認すると、湯婆婆のことを名称で呼んでいない(舞台上は突然の電話で、位置も離れていることから、敢えて電話先の人物を明らかにする為、呼称を入れていると思われる)シーンと、父役が"奥様"と呼んでいる場合がありました。
舞台上で"湯婆婆様"という呼称は今回無かったように感じたのですが、これは敢えてなのでしょうか?


~オクサレ様、油屋ご来店後~
本家ファンとして気になる演出の1つとして、恐らく湯婆婆の魔法使用時の演出があるかと思います。
遠隔でのお口チャック等は、舞台でも想像しやすいかと思うのですが、他に出てくる魔法と言えば、オクサレ神様事件で油屋一同でゴミを引っ張り出す際に使用したロープの出現&千への渡し方。
そしてカオナシへの一撃(本家劇中唯一の攻撃系魔法)です。

ロープは小道具として登場したものの、問題はその後。
本家では千の真横に湯婆婆が浮いていたのでかなり至近距離だったのですが、今回の舞台では本家と違い、上の階から俯瞰している状態となっていた為、千との距離はかなり離れていました。
これはロープを投げた際に外れる可能性が...とドキドキしながら見守っていますと...

バッ!!!

まさかの演出!
一体何が起こったかと言うと、実際には湯婆婆からロープを千へ向かって投げるのではなく、投げたように見せかけて、下のキャスト達が個々に持っていた分割ロープを上手く繋ぎ合わせて1本のロープのように見せるという演出!ステージマジックのようです!
これで、オクサレ様の体に刺さっていた棘(自転車)にロープを括り付けるちょっと長めのシーンをカットし、そのまま一気に引っ張る場面へ移行しました。

その後、オクサレ様が河の神様に戻ったシーン。
お湯の表現、神様の表現、なるほど!と感じました!
が、しかし、ここで...1つだけ...!!
名のある河の主....!!もうちょっとおじいちゃま感溢れる"良きかな..."が欲しかった...!!
ここでも、千尋のお父さん同様、予想外に格好良いボイスが流れ、若干若さを感じてしまいました(笑)

個人的にちょっと入れて欲しかったけれど、舞台上でなかった演出としては、オクサレ様に足し湯をしようとして千が札を釜爺に届ける隠し戸(?)の位置が分からず、近辺をトントン叩くシーン。
舞台の演出では、滑って札を隠し戸の中に落としてしまう演出はありましたが、隠し戸はすんなり開ける流れとなっていました。
(恐らくその後千尋に戸がぶつかるどんくささ演出等を省く為かと考察)


~河の神様お帰り後~
砂金を全て回収し、湯婆婆に差し出すシーンが今回オリジナルで追加されていたのですが、その際に兄役だったか父役が発した台詞にあった

"会社"

いや、会社では...ない...?!
え?会社?ん?会社?

全く記憶になく、本家を確認してみると、何とちゃんと別のシーンにて会社と言っておりました!
シーンとしては、河の主からゴミが出きった後、床のお湯が引いていき砂金があることに気が付いた従業員達が殺到したところ。
ここで止める父役が"こらぁ!会社の者が勝手に取るなぁ!"と、従業員の歓声に紛れてちゃんと発しているではありませんか!!
え?今迄数え切れないくらい観てきたはずなのに聞き逃していた...?!それとも忘れていただけ...?!と衝撃的でした。

確かに湯婆婆の立ち位置は、凄腕経営者、ということではあったので、そういわれれば会社でもおかしくないですね...

河の神様が大戸から帰った後、本家では即刻湯婆婆が千を抱きしめ、べた褒め(良い上司!)するシーンがあるのですが、今回はちょっとテイストを変え、敢えて一度怒られる...?!と感じるような呼び方で千を呼び、間を空けてから褒めるという演出になっていました。

河の神様が帰った後に神様方、油屋メンバー総動員で煌びやかに踊るシーンがあり、ここで第一幕が終わるのか~と思ってのほほんと観ておりましたら、まだ第1幕は少し続きました(笑)

シーンとしては、部屋に戻り、海を見ながら千とリンが話す場面まで。

ここで気になったのは、先に寝る従業員が部屋の電気をパチっと消す演技。
明かりが先に消えるのは知っていましたが、私の中で何かが引っ掛かったので本家を確認。
ここはもう千とリンがメインのシーンで部屋の電気はあくまで背後で消えたことが分かるだけとなっていた為、舞台上で消す演技を実際に見たということが違いとして気になったようです。
(確かに電気だからスイッチなり何なりを操作しないと消えませんよね...)

その後ちょっと個人的に欲しかった動きが(笑)
これは千の足が器用過ぎて、実際にやろうとすると足がつりそう(両手を握るかのように、両足同士を握る動き)なのですが、足の裏をくっつける動きがあると更にリアル感が増したかも...?!と勝手に思ってしまいました。
(でもあの動きは本当に足が釣ると思います(笑)
因みに本家では大湯で風呂釜から転げ落ちた後にも痛みに耐える際にも、足同士をぎゅっと握る動作をしています)

その他、アニメだと前後の映像がある部分を舞台上で補完する為か、若干言い回しが変わっているようなところがありました。


以上、第1幕の備忘録でした。

第1幕だけでも、ついつい盛り上がってしまいました...
長文にお付き合い頂き有難うございました!

恐らく若干記憶違いの箇所もあるかもしれませんが、雰囲気を感じ取って頂ければ幸いです。




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千と千尋の神隠し 舞台観劇

2022年04月21日 21時05分00秒 | 日記
少々...いえ、相当日が空いてしまいましたが、先日観劇してきた千と千尋の神隠しの舞台。
3月中にはupしたかったのですが、あれこれと長文になり過ぎて遅くなってしまいました...

そんなこんなしている内に、既に東京公演は3月29日(火)13:00にて千秋楽を迎えてしまいました...
(他のキャストでの舞台も生で観劇したかったです...)

今後は下記公演が続きます。
(寧ろもう大阪公演終わり掛けですが)

 大阪公演:2022年4月13日(水)~24日(日) @梅田芸術劇場メインホール
 福岡公演:2022年5月1日(日)~28日(土) @博多座


さてさて、ここからが本題、
観劇について備忘録を残しておきたいと思います。
(色々備忘録を書いていたところ、とんでもない量になってしまったので、今回は開場から舞台装置の様子、ざっくりとした流れ等をメインにしたいと思います)


先ずは前回と同じ写真になってしまうのですが、観劇した当日のキャストはこちら!



千尋:橋本 環奈
ハク:醍醐 虎汰朗
カオナシ:辻󠄀本 知彦
リン/千尋の母:妃海 風
釜爺:橋本 さとし
湯婆婆/銭婆:朴 璐美


因みに今回私が座ったお席は2階席でした。
舞台を一望出来る良いお席...!!
始まる前にプログラムをいそいそと購入。
読みたい...が、しかし舞台小物もしっかり見ておきたい..!
(劇場内は撮影、録音は厳禁です)
という事で、お楽しみはとっておき、帰宅後読みました。



舞台の様子ですが、左手(下手)には石灯籠、右手(上手)には倒れかけている鳥居が設置されておりました。
こちらは動かすことはなく、上演中も固定でした。

ここからは舞台内容のネタバレになってしまうので、まだこれからご覧になられる方はお戻り下さい…!!




~開演前~
出だしは、釜爺のキャストのちょっと面白い開演前アナウンス。
釜爺の名台詞でもある"グッドラック"も全面に押し出されている、フレンドリーなアナウンスでした。



~開演後~
冒頭、車のシーンは緞帳を大型スクリーンとして使用し、すっかりお馴染みとなったであろうデジタル演出。
因みにこのシーンで使用されているオープニング映像はスタジオジブリ製作のものということでした。
(パンフレット内に"オープニング&エンディングムービー製作:スタジオジブリ"の文字)

デジタルばかりかと思えば、敢えてのアナログ演出も多々出て参りました。
寧ろ、こちらのアナログ演出の方がメインに近いかもしれません。
(見どころとしては、釜爺、湯婆婆、ハク(竜)、あとは頭、坊ネズミ、ハエドリ関連シーンでしょうか)

他のキャラクター達についてですが、個人的にリンの声がイメージに近く、耳から入ってくる台詞に違和感が全くありませんでした!
今回は妃海 風(ひなみ ふう)さんが演じていらっしゃり、この方は元宝塚のトップ娘役だったとのこと。
男役をやっていらっしゃったのでは?と思う程凛々しい姐御肌の印象でした。

そしてハク、個人的に本家(映画)ハクは"カッコイイ!頼りになるお兄さん!"というように感じていました。
年月を経て再度本家を確認すると、勿論声質は当時の印象そのもの。
ただ、やはり声優を務めていらっしゃった入野自由(いりの みゆ)さんは当時13歳。
滑舌等若干幼さが感じられました(あくまで個人的な印象)
そんな今回、舞台のハク様はと申しますと…
格好良い印象はそのままに、そして何とも滑舌が良い…!!
これは大人が演じたからこそかもしれません!
因みに今回は醍醐 虎汰朗さんという方が演じられていました。
この方は、以前も舞台や映画で声優を務めた経験がある方とのことで、"天気の子"の主人公を演じられたそうです。

湯婆婆は本家の夏木マリさんではなく、朴 璐美(ぱく ろみ)さん。
少しオリジナルから捻りが加えられている印象がありましたが、迫力がありました!
(寧ろ、夏木マリさんも今回の舞台では、本家から少し捻りを加えていらっしゃったりしたのでしょうか…?)
私でも知っている"鋼の錬金術師"の主人公や、"進撃の巨人"というアニメで主要キャラクターの声を担当されている声優さんとのことです。

そんな中、頭(かしら)の演出にはちょっとびっくり。
元々、頭は3つの緑の頭が個々に動くキャラクター。
キャストの方は、ご自身の頭をそのうちの1つとし、両手に残り2つの頭をはめた状態での演技となった訳ですが...キャストの方、何故か...ふんどし...?!
と、色々インパクトが強かったです。
(他のパペット系を操作する方達は、黒子同様の立ち位置だった為、舞台セットの色合いに合わせたのかベージュのような色合いの上下を着用されていました)

ここで再度舞台装置の話に戻りますが、中心に大型の人力可動式、かと思いきや遠隔操作と思われる2.5階建てのセットが鎮座しておりました。
シーンによって冒頭の食べ物屋になったり、湯屋になったり、釜爺のボイラー室になったりと驚きました。
前後左右移動…だけではなく回転したりもしてシーンに応じた使い方がされていました。

さてさて、物語を以前からよく見ているファンからすると、次のあのシーンは一体どうやって再現するのだろう?と気になる、確認する、の連続だったに違いない今回の舞台。
ここに書き出そうとしたところ、とんでもない文字数になりそうでしたので、詳細は次回に長々と纏めたいと思います。
(あと数回続く予定です)


今回は2階席での観劇となりましたが、途中の河の主関連のシーン、最後の演出ではちょっと驚きました。
ほんの一瞬ではありますが、この演出は2階席の方が良いかもしれません。
(恐らく1階の後ろの席では一部見えない可能性があります)

その後、仕事を終えた千は部屋へ戻り、縁側(?)でリンと2人、海を見ながら会話するシーンで第1幕は終わります。


~休憩~
25分の休憩。
最低限の水分補給のみロビーで許可されていました。
第2幕開演前のアナウンスは、やはりノリノリ釜爺でした。


~第2幕~
後半戦は、前半戦と同じくらいの上演時間ではありますが、舞台の進行に慣れてきていることもあって体感はあっと言う間でした!

そんな第2幕の冒頭シーンはカオナシから始まります。


いきなりカオナシ…?!
と思ったのは私だけでは…ないはず?(笑)
(いや、確かに第1幕の終わりであれば、本家でも場面が切り替わり青蛙とカオナシのシーンになるにはなるのですが...)

しかもここで舞台だからこそのカオナシの動き。
Wキャストのお二人は有名なダンサーの方ということで、独自のダンスが組み込まれていました。
今回は辻本 和彦さんによるカオナシで、この方、何と、元シルク・ドゥ・ソレイユの方…!!
Wキャストの菅原 小春さんは、前々回の朝の連続テレビ小説、おかえりモネで車イスレーサーを演じていらっしゃいましたので、ご存知の方も多いかもしれません。

その後どんどんストーリーは進み、カオナシが青蛙に続き、兄役とナメクジ女(今回は普通の着物の女ではなく、白拍子の女)を飲み込んだシーンでは、まさかの不意打ちギャグ要素。
だから、白拍子の女に演出を変えたのね(笑)と、続くシリアスなシーンを微妙に和ませてくれていました。
キーワードは"烏帽子"です。

また、カオナシが部屋で千を待ち、カオナシの相手をしていた湯婆婆が部屋の中から"遅い!!"と言いながら勢いよく出てくるシーン。
ここはちょっとした事故(と言う程ではないのですが)、部屋の襖(演出上障子)をぴしゃりと閉めるというシーン...今回微妙に閉まりきらず勝手にドキドキしてしまっいました。
でもそれも束の間、アドリブの動きでちゃんと閉め直していらっしゃったのを観て流石...と勝手に思っておりました...(笑)
(ちょっとしたことでも緊張すると上手くフォロー出来ないものですよね、流石プロ...!)

その後、銭婆婆の住む"沼の底"という駅まで行く電車の演出は、舞台ならではの見せ方になっていました。
本家でも電車に乗ってからは台詞がなく、音楽と共に過ぎていくシーンとなっている為、恐らく舞台ではどうやって演出するか、試行錯誤されたのではないかと感じました。

そしてそのままアナログ仕様の演出も織り混ぜつつ進行し、銭婆婆の家での物語もするすると進み...
ハク(竜)が迎えにきて、油屋まで飛んで帰るシーン。
ここは完全に人力(アナログ)演出でした!!
これはきっと2階席の方が、より舞台上の千とハク竜の位置が分かり演出を楽しめたのではないでしょうか。


そして、あっと言う間に最後の最後のシーンへ...

千尋がトンネルを抜けて...から、まさかのハクオリジナル演出…?!
続くエンディングムービーはスタジオジブリ製作ですし、これは公式ではないにしても、半公式くらいの威力…?!
これは一部のファンにとってはちょっと嬉しかったのではないでしょうか。


~フィナーレ~
最後にキャスト達が出揃い、代表して橋本環奈さんの挨拶がありました。
そして、鳴り止まない拍手で何度もキャストが出てきて下さり、最後の最後に緞帳が下りるまで興奮冷めやらぬ空気でした。

緞帳が下り、場内が明るくなると最後も釜爺のノリノリアナウンス。

観客の退場についてはコロナのこともあって、座席エリア毎での退場となりました。


~番外編(パンフレット)~
帰宅後パンフレットを開いてみると...!!
まさかのキャスト紹介はサッシを90度回転させた形で製作されておりびっくり!!
(パンフレットを歪ませたくない為、やんわりしか開いておらず、橋本環奈さんのお顔が若干歪んでおりますがご容赦下さい)

今はこういう使い方も結構するものなのでしょうか...?

表紙の質感も何とも言えない不思議な手触り。
シリコンにも似たような質感で、埃大敵!といった印象です。
真っ赤なこのパンフレットは何処に格納しましょうか


最後に劇場外のお写真をご紹介です。

冒頭にも載せた大通り(皇居)側からの帝国劇場。


この帝国劇場と書かれている右奥に受付があります。


その受付横には大きなポスター。
こちらも写真を撮る列が出来ており、開場時にはこれ以上は近付けない雰囲気でした。
撮ったら即横へ抜けるという感じ...
ジブリの人気の高さが窺えます。


アップもしっかり。



左側のピンクベース
豚舎へ向かう道中にある不思議な花園を抜けるワンシーンで橋本環奈さん
右側のブルーベース
電車に乗る前の線路を歩くワンシーンで上白石萌音さん

大通り沿いには、それぞれの千尋ポスターがずらりと並んでいました。

こちらが橋本環奈さんバージョン。



お天気の関係もあり上手く撮影できず残念です…

そしてこちらは上白石萌音さんバージョン。


こちらは比較的まだ綺麗に撮れました。
(歩道の街路樹がしっかり写り込んでしまっていますが...)

グッズで、このポスターと同じデザインのクリアファイルもありますので、ファンの方は是非ネット販売をご覧ください♪

次回は、本家と舞台の違い等を細かく纏めていきたいと思います。
もしも気になっている方がいらっしゃったら、又お付き合い下さい


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アゲハアパート住人の悲劇

2022年04月07日 21時40分00秒 | アゲハチョウ
…!!!

あぁあああああああ!!



衝撃に打ちのめされているアゲハアパート管理人です…


やられました…


我が家に残るクロアゲハの越冬蛹は確認できているものが2つでした...が、本日確認したところ...

前回ご紹介した、上手く擬態していると思っていた方の子が姿を消しておりました...

慌てて捜索したところ、今回は見つかったには見つかったのですが、何とも悲劇的なお姿での発見となってしまいました...
(この後蛹の写真を載せますが、苦手な方もいらっしゃるかと思いますのでご注意下さい)









回収した蛹はこちら...





あまりにも可愛そうな姿なのでご注意下さい…

















この特徴的なお耳(角)、間違いなくクロアゲハの蛹です。

まるで枯れ葉のように乾燥してしまっていました。
そして片側側面に開いた大きな穴…
お尻の方は少し斜めに曲がってしまっています。

これは、間違いなく羽化ではありません。
そして、この破損のしかたは寄生虫の類でもないと考えられます。

恐らく...これは小型の鳥に補食された可能性大です。
(蛹を丸飲み出来ないサイズの嘴を持つ鳥)



本当にがっくりです。
お尻が曲がってしまっているのも、本当に痛々しいです…
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、蛹は一度硬くなると、そのまま硬いまま突如パカーンと裂けて羽化する訳ではありません。

実は羽化する数日前から又くねくね動き出すのです。

そう、蛹は動くのです。


恐らくこの子は羽化こそまだ先だったはずですが、外敵に襲われて必死に動いた故にこの姿になってしまったのではないでしょうか…
(内側にうっすら組織的なものが残っていることから、案外羽化が近く、動いていたところを発見されてしまったのかもしれません)

自然界は弱肉強食だとは分かってはいますが…やはり悲しいお別れでした…



それにしても、今迄はそんなに小鳥が来ることもなかったのですが一体何故…?と考察してみたところ、今回恐らく要因として、私含め人間が外に出る頻度が低くなっていたことが大きいと思われます。


あれ?ここ、実は穴場じゃない?


と鳥達が気付いてしまった可能性があります…
(葉ダニの対処等何かしら開始していれば…と思うも後の祭り)


しかも、レモンの木も新芽が芽吹き始め、今年もアゲハアパート再開目前!というこのタイミングで小鳥が居付いてしまうのは大問題です。
(我が家にアゲハアパートがなければ微笑ましい光景…!!)

これは早いうちに、対策を考えないといけませんね…

そして、寧ろ、現在唯一無事であるクロアゲハさんの蛹を保護するかどうかが迷いどころです。
基本的には自然に任せたいところではあるのですが…
立て続けに蛹がやられてしまったので迷います…
羽化を見たい、という個人的な願望もありますし…

悩ましい…春の夜更けです…
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