アゲハアパート管理人のporukeです
台風の影響で、各地お天気が悪いとのことでしたが、皆様如何お過ごしでしたでしょうか。
関東圏も昨日は夜間から雨が断続的に降り、日中も一時は激しく降ることもありました
さてさて、そんなお天気ではございましたが、少し気温が上がってちょっとだけ活発になった住人達を今回もまとめて参ります。
(今回もしっかり幼虫の写真が出て参りますので、苦手な方はご注意下さい)
9月12日
0時過ぎても歩き回っているクロアゲハ(大)
ダッシュ速度はあまり変化がないように思われますので、少なくとも1時間で30m程度は移動したことになります。
恐るべき本能ですね!
(ただ実際にはずっと鉢の縁だったのですが…良い場所に巡り合えるまでひたすら本虫は移動していたのでしょう…)
その後、日が出てから確認したところ、鉢の縁には居らず…
又…?!又、室外機の近くなの…?!
と困惑した管理人です。
何とあれだけ歩き回ったにも拘わらず、更に移動し、室外機の足場にちょこらんと前蛹になっているクロアゲハ(大)を発見しました。
しかもまだ前蛹モードに入って時間が経っていなかったようで、上半身(?)が仰向けに開いてしまいそうになるのを、時折前のめりの姿勢に戻していました。
別の角度からも1枚。
白い模様部分が浮き輪のようにぷくっとしています。
お昼過ぎ、そろそろ蛹になっている頃かとクロアゲハ(大)を覗いてみると、まだ前蛹の状態でちょこちょこ動いており、乾燥も殆どしていなかった為、かなり驚きました。
気温、湿度のせいなのか、元々ナミアゲハ達よりも時間が掛かるものなのか…
他のクロアゲハ(中)もよく食べて立派になり、
他の子達も段々と育ってきました。
9月13日
クロアゲハ(大)は、本日午前に蛹化を確認しました
既に茶色に変化が進んではいたものの、上半身は緑色が残っていたので、恐らく夜間の脱皮だったようです。
(前回ナミアゲハで脱皮後、12時間程度でしっかり全身茶色になっていました)
終齢前の幼虫時に立派だった頭の突起も戻ってきました。
(寧ろ何故終齢だけあんなにつるんとしたナミアゲハと同じフォルムになるのでしょうか…?)
脱ぎたてのお洋服(脱皮後のお顔付きの皮)はこちら。
毎度若干怖い写真ではありますが、ナミアゲハよりも白い模様部分が目立っているように見えます。
何となく7月の子達(ナミアゲハ)は気候も良く、夜間に脱走、翌日午前中に前蛹、昼過ぎ~15時に脱皮し蛹化というサイクルが出来ていたので、今回クロアゲハの幼虫達のサイクルがいまいち掴め切れておりません。
他のクロアゲハ達もどうなるのか気になるところです。
もしかするとこの調子だと羽化の時間帯も、早朝ではなく午前中~昼前にずれ込むかもしれません。
そういえば本日のクロアゲハ(中)は食べずに体に力を入れ、ぎゅっぎゅっと収縮を繰り返すような動きをしていました。
これはそろそろ蛹化への準備を始めたのかもしれません
クロアゲハ(小)もとっても大きくなりました!が、何故か本日は逆さまな気分のようで、この体勢でじっとしていました。
あまりこの体勢は我が家で見かけませんね…
逆さまになり、頭を葉に押し付けているクロアゲハ(小)です。
この子は、他の2匹のクロアゲハの終齢と違い、首回りの模様の下の部分にさらに4つ程模様が付いています。
個体差のレベルのものなのでしょうか?
初めて見ました。
さてさて、ここで最近ご無沙汰だったナミアゲハさんの写真も1枚。
こちらは末っ子のナミアゲハさん。
体長は1.6cm程になっていました。
自主避難で古い葉に居たこともありましたが、若い葉に移動ししっかり食べているようです。
他のナミアゲハは2匹終齢への脱皮に備えてスタンバイ中です。
9月14日
涼しい朝でしたが、朝からナミアゲハさん達が2匹終齢へ脱皮していました
クロアゲハ(小)もガツガツと葉を食べて…
ん?同じ葉にナミアゲハの幼虫?
同じ葉にクロアゲハの終齢が居るのに逃げない?
その後暫くして覗いてみると、葉がありません。
クロアゲハの幼虫が噛み切って落としてしまった可能性があるので付近を見てみると…
何とナミアゲハの幼虫ごと葉が落とされていました。
慌てて回収してみると…
ナミアゲハの幼虫は随分縮んでしまっています…
この子は末っ子ではなく、最初の3匹(今日終齢になった子達2匹と同時期)の1匹。
そのはずではあるものの、縮んで末っ子以下の大きさになっていました。
この状況は、恐らく具合が悪くなってしまったからか、寒さからか葉から水分を接種出来なかったようです…
もう足先さえも動かすことが出来ないような状態だった為、室内へ入れることにしました。
夕方頃、朝に脱皮した終齢の子は葉をガツガツ噛り始めました
とても小さい終齢なので、ここから少しでも大きくなってくれると良いのですが…
因みにもう1匹は脱皮が遅かったので、まだじっとお休みしていました。
クロアゲハ(中)は今日から鉢の側面でお休み。
これはそろそろ前蛹準備に入りそうです。
…
と思いつつ20時30分頃覗いてみると…
又もや予想外で、既に下痢をし忽然と姿を消しておりました…!!
室外機だけはやめていただきたい、と暗い中、明かりを手に恐る恐る捜索開始。
日中と違い足元で万が一見落とし踏んでしまったら一巻の終わりです。
すると暫くして室外機の周りをうろうろしているクロアゲハ(中)(ダッシュ中)を発見…!!
試しに割り箸を差し出してみると、
無視
避けて別の方へ進んでしまいます。
進路方向へ角度をなだらかに接地させてみたところ、今度は登ってきてくれました。
そしてピタッとお祈りポーズになったので、これはここで蛹になってくれるかも?と油断してその割り箸を木の根本に立ててその場を離れたのですが…
まだダッシュ期間が終わっていなかったようで、22時頃確認したところ、再度行方知れずに…
明日明るくなったら探してみようと思います。
9月15日
幼虫(前蛹)大捜索です。
先ずは一番居て欲しくない室外機周辺…
居ない…はず…
徐々に捜索範囲を広げたところ、何と思わぬところで見つかりました…!!
何と壁の下の方も下の方。
若干ここで安全に羽化できるか不安にはなりましたが、一先ずこのまま無事蛹になるのを見守って行きたいと思います。
実はそのすぐ斜め上の所には、第1弾のナミアゲハの蛹の抜け殻が付いたままになっているのですが、実はこの抜け殻…ちょっと今回の不安要素となっております…
と申しますのも、この抜け殻、とても綺麗なのです…
どう綺麗かと申しますと、殻の中に排泄物が全くないのです…
通常、蛹から羽化する際に、体から余計な水分を排出する関係で、殻から抜ける直前に成虫は殻の中に排泄をします。
正常に羽化した子達の残した抜け殻には、必ずこの排泄物が茶色く残るのですが、この綺麗な抜け殻は全くなし。
殻の頭部分は綺麗に取れており、無事にそこから出た痕跡はあるのですが、綺麗に羽を広げることが出来たのかは非常に怪しいのです…
第1弾の住人の中で羽化に失敗し飛び立てなかった子は3羽(内1羽は室内で最後飼育)
その蛹がどこにあった蛹かは定かではありませんが、この綺麗過ぎる蛹はかなり怪しいです。
その怪しい蛹の斜め下に今回場所を決めてしまったクロアゲハ(中)…
大変心配ではありますが、無事を祈るのみです。
先ずは、アオムシコマユバチに見つからないことが先決ですが!
そして悲しいお知らせです。
昨日室内へ入れたナミアゲハの幼虫ですが、残念ながら旅立ってしまいました。
やはり第1弾のように殆どの子が何事もなく蛹化、羽化を迎えられるのは環境だけの問題ではないですね。
(今回は卵の孵化率もあまり良くなく驚きました)
9月16日
今朝はクロアゲハ(小)が、鉢の縁に水平のままじっとしているのを見掛けました。
でも少し影になっている場所だったので、他の2匹と同じく蛹化準備に入ったのかもしれません。
昨日大脱走を果たしたクロアゲハ(中)は今朝無事に脱皮を終えて前蛹から蛹になりました。
発見後は脱いだ直後だったようで、まだ幼虫時代の模様の名残のある柔らかそうな体でもぞもぞ動いていました。
シャキーン!まではもう少し掛かりそうです
他の幼虫達は、皆じっとしています。
さて、朝から何も食べず鉢の縁でじっとしているクロアゲハ(小)ですが、きっと(大)(中)の行動からすると、今夜大脱走をするはず…!と予想…したまでは良かったのですが…
なかなか見に行くことが出来ず、気が付けば22時。
…既に下痢をして大脱走した後でした 予想が当たったのは良いのですが…明日見つかりますように…
9月17日
朝一番で、昨晩大脱走したクロアゲハ(小)を捜索しましたが見つかりません…
前回の計測結果から、数十m以上移動することも珍しくなさそうですから、目の届く範囲外に行ってしまっている可能性も大です。
しかも、かなりの障害物も迷わず越えていくという行動力が発揮されていたのを目の当たりにしたので、羽化迄(もしくは羽化後も)行方不明かもしれません。
さてさて、レモンの木に残ったのはナミアゲハの幼虫3匹となりました。
2匹は終齢で、末っ子の1匹はまだ黒と白の姿。
終齢になった2匹の方は最初こそ小さかったですが、ここ数日で葉をしっかり齧り随分大きくなってきたようです。
(勿論クロアゲハの終齢と比較するとかなり小さいですが)
白と黒の子は、少々気温が低いからかじっとしています。
そして、昨日蛹になったクロアゲハ(中)は、シャキーン!としたものの
…
若干へっぴり腰気味…
風で少しぴょこぴょこ動いてはいましたが、糸の掛ける位置と、足場の位置が良くなかったようで、地面から垂直方向で見ると、態勢が左に傾いてしまっている状態です。
ただ、元々の位置が壁の下で、直ぐ上には段差があることから、逆に垂直方向にきちんと蛹が向いてしまうと、羽化時に殻から出られない可能性があるようにも思えます。
そこまで計算しての斜めだとしたら
…凄いですよね…