アゲハアパート管理人のporukeです

今回は念願のクロアゲハさんがご入居して下さったので、又ちょこちょこ写真を撮りつつ纏めていきたいと思います。
(今回も幼虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意下さい)


8月26日

午後に確認してみると、卵2つの幼虫は3匹でした。
やはり数え損ねておりました…
(それでもいつもよりは少ないのですが)
卵の方は中で幼虫が育っている様子だったので、恐らく今週末には孵化しそうです

似たような環境にもかかわらず、ここまで孵化の時間差があるので、親蝶は少なくても2羽いらっしゃったようですね。
幼虫の方はと申しますと…
この子は前回の内容にも登場した子なのですが、体長は1日で3.5mm→6.0mm程に成長。

恐らくまだ1齢のようで、全身トゲトゲです。
第1弾のナミアゲハと違い、環境の違いからか、それとも種類が違うからなのか、それとも個体差なのか…少々ゆっくり気味の子です。
続いてはこちらのちょっと成長が早い子。

恐らくまだ1齢ですが、大分大きくなっています

先に紹介した子より半日くらい孵化が早かったのでしょうか?
体長は7.0mm

全身のトゲトゲ感が少なくなりました。
そしてクロアゲハの幼虫独特(?)の艶やかな光沢のある体になりつつあります。
初めてクロアゲハの幼虫が育つ過程を見た際には、
え?ナメクジ?!

と、驚いた記憶があります。
(本当に太く艶々で濡れているかのような質感なのです)
恐らくナミアゲハの幼虫はギリギリ大丈夫でも、クロアゲハの幼虫(終齢前)はアウト!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
(今後当blogではそれらの写真も出てくるかと思いますのでご注意下さい!)
因みにクロアゲハはナミアゲハと比較すると、齢数が上がるに連れて逆三角形感が強くなっていく印象があります。
ナミアゲハを見慣れていると、ちょっとアスリート系の体つきに驚きます。

8月27日

幼虫3匹、卵…3つ…!

まだ明るい黄色ではありましたが、既に発生が始まっていたので、こちらも又見落としです。
ただ、何となく小さい卵なので、ナミアゲハの卵かしら?
と思いながら様子を見ているところです。
因みに卵のサイズは1mm程度なので、クロアゲハとしては小さい気がします。

でも周辺で1つだけということも考え辛いので、見落としの卵が他にもあるのか、それともちょっと小ぶりなクロアゲハの卵なのか…孵化が待ち遠しいです。
ちょっと見辛いですが、クロアゲハの卵と思われる他の卵はこちら


一回り大きく、1.5mm弱といったところでしょうか。
こちらの卵は、少々環境がいまいちなので、孵化後のおチビさんがエサ探しで苦労しそうな予感です…
お母様(蝶)、この葉、既に前回噛られて食べるところがほぼ残っておらず、更に枯れ始めていますよ…

もう1つは若葉の根元に


こちらも最初ちょっとおチビさんが自力で移動する必要がありますが、柔らかい葉も多いので環境は良さそうです。
さてさて続きまして、幼虫さんの方はと申しますと…


わーっ

レンズ越しに臭覚全開でした

まだ1齡なのに、気が強い(弱い?)子ですね。
これ以上定規を近付けると、ストレスで弱ってしまいそうなので今回は身体測定なしです。
この子は例のゆっくりさんですが、少々若葉から硬くなり始めた葉で生活しているからか、成長が遅いのかかもしれませんね。
でも、既にかなり広範囲を噛っています。
(写真中央より少し左が葉の中心で、幼虫とその間の空間は全てご本虫が噛った跡です)
さて、生えたてほやほやの若葉で育っている他の子は、既に2齢になっていました


が、又しても定規を近付けると臭覚半開…

(体長は9mm前後
)

昨年も思ったのですが、クロアゲハさんは意外と神経質な子が多いのか、しょっちゅう臭覚全開のイメージがあります。
(それもあって羽化までいけなかった…のかもしれませんが
)

臭覚は体の内圧で出し入れしているとのことだったので、出さないに越したことはないと思います。
前回のナミアゲハは温厚な子が殆どで、身体測定も大丈夫だったのですが、今回のクロアゲハは兄弟(?)だからか皆カメラを近付けるだけで臭覚を出してしまうので、身体測定はあまりしない方が良いかもしれませんね…残念…

でも、今回の収穫として下記2点が分かりました。


クロアゲハは、終齢の頃には真っ赤な臭覚になるので、いつ頃から赤くなるのかしら?と気になるところ。
あまり刺激しないよう見守りつつ、偶に観察させて頂こうと思います


