~Poruke's garden~

日々の出来事や、趣味について書き綴っているporukeの空間です。
もしよければ、又次回もお寄り下さいませ(^^)

クロアゲハさんのご様子

2021年08月28日 09時32分41秒 | アゲハチョウ
アゲハアパート管理人のporukeです

今回は念願のクロアゲハさんがご入居して下さったので、又ちょこちょこ写真を撮りつつ纏めていきたいと思います。
(今回も幼虫の写真が出てきますので、苦手な方はご注意下さい)



8月26日

午後に確認してみると、卵2つの幼虫は3匹でした。
やはり数え損ねておりました…
(それでもいつもよりは少ないのですが)

卵の方は中で幼虫が育っている様子だったので、恐らく今週末には孵化しそうです
似たような環境にもかかわらず、ここまで孵化の時間差があるので、親蝶は少なくても2羽いらっしゃったようですね。

幼虫の方はと申しますと…
この子は前回の内容にも登場した子なのですが、体長は1日で3.5mm→6.0mm程に成長。



恐らくまだ1齢のようで、全身トゲトゲです。
第1弾のナミアゲハと違い、環境の違いからか、それとも種類が違うからなのか、それとも個体差なのか…少々ゆっくり気味の子です。


続いてはこちらのちょっと成長が早い子。



恐らくまだ1齢ですが、大分大きくなっています
先に紹介した子より半日くらい孵化が早かったのでしょうか?

体長は7.0mm
全身のトゲトゲ感が少なくなりました。
そしてクロアゲハの幼虫独特(?)の艶やかな光沢のある体になりつつあります。

初めてクロアゲハの幼虫が育つ過程を見た際には、

え?ナメクジ?!

と、驚いた記憶があります。
(本当に太く艶々で濡れているかのような質感なのです)

恐らくナミアゲハの幼虫はギリギリ大丈夫でも、クロアゲハの幼虫(終齢前)はアウト!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
(今後当blogではそれらの写真も出てくるかと思いますのでご注意下さい!)

因みにクロアゲハはナミアゲハと比較すると、齢数が上がるに連れて逆三角形感が強くなっていく印象があります。
ナミアゲハを見慣れていると、ちょっとアスリート系の体つきに驚きます。




8月27日

幼虫3匹、卵…3つ…!
まだ明るい黄色ではありましたが、既に発生が始まっていたので、こちらも又見落としです。
ただ、何となく小さい卵なので、ナミアゲハの卵かしら?
と思いながら様子を見ているところです。

因みに卵のサイズは1mm程度なので、クロアゲハとしては小さい気がします。


でも周辺で1つだけということも考え辛いので、見落としの卵が他にもあるのか、それともちょっと小ぶりなクロアゲハの卵なのか…孵化が待ち遠しいです。


ちょっと見辛いですが、クロアゲハの卵と思われる他の卵はこちら


一回り大きく、1.5mm弱といったところでしょうか。
こちらの卵は、少々環境がいまいちなので、孵化後のおチビさんがエサ探しで苦労しそうな予感です…

お母様(蝶)、この葉、既に前回噛られて食べるところがほぼ残っておらず、更に枯れ始めていますよ…

もう1つは若葉の根元に


こちらも最初ちょっとおチビさんが自力で移動する必要がありますが、柔らかい葉も多いので環境は良さそうです。


さてさて続きまして、幼虫さんの方はと申しますと…


わーっ

レンズ越しに臭覚全開でした

まだ1齡なのに、気が強い(弱い?)子ですね。
これ以上定規を近付けると、ストレスで弱ってしまいそうなので今回は身体測定なしです。

この子は例のゆっくりさんですが、少々若葉から硬くなり始めた葉で生活しているからか、成長が遅いのかかもしれませんね。
でも、既にかなり広範囲を噛っています。
(写真中央より少し左が葉の中心で、幼虫とその間の空間は全てご本虫が噛った跡です)


さて、生えたてほやほやの若葉で育っている他の子は、既に2齢になっていました


が、又しても定規を近付けると臭覚半開…
(体長は9mm前後)

昨年も思ったのですが、クロアゲハさんは意外と神経質な子が多いのか、しょっちゅう臭覚全開のイメージがあります。
(それもあって羽化までいけなかった…のかもしれませんが)

臭覚は体の内圧で出し入れしているとのことだったので、出さないに越したことはないと思います。

前回のナミアゲハは温厚な子が殆どで、身体測定も大丈夫だったのですが、今回のクロアゲハは兄弟(?)だからか皆カメラを近付けるだけで臭覚を出してしまうので、身体測定はあまりしない方が良いかもしれませんね…残念…


でも、今回の収穫として下記2点が分かりました。

 1齢の臭覚は少々細いものの、立派に長いものが出てくる&根元は黄色、先端は赤というより黒

 2齢の臭覚はかなり太くなり、まだ赤ではなく体の色と同じ黄色

クロアゲハは、終齢の頃には真っ赤な臭覚になるので、いつ頃から赤くなるのかしら?と気になるところ。

あまり刺激しないよう見守りつつ、偶に観察させて頂こうと思います

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ご入居者様第2弾が決定…!!

2021年08月25日 20時33分45秒 | アゲハチョウ
この題名を見てピンと来た方。
いつもお越し頂き有難うございます。
アゲハアパート管理人のporukeです。
(今回も幼虫の写真が出て参りますので、苦手な方はご注意下さい)

あれ?意外と間が空いていたような?

はい、最後の1匹が羽化してからはすっかりご無沙汰しておりましたが、我が家のレモンの木達の葉っぱが復活してきた今日この頃、遂に2021年夏、第2弾のご入居が決まりました


しかも


何と



今回は…




クロアゲハさんのご入居です!!!

実は昨年も蛹までは居たのですが、実は羽化実績がなく、今年こそは無事に羽化して頂きたいと思っていたので、念願のご入居です。

因みに、完全にレモンの木を放置していた関係で、本日気が付いた頃には既に幼虫が葉っぱを噛り始めていました
(卵があったことにすら気が付かなかったとは…!!)


さてさて、今回も折角なので恒例の身体測定を実施です



体調3.5mm程ではありますが、既にこの特徴的なトゲトゲ感。
黒いナミアゲハの幼虫と違い、全体的に黄色っぽい色合いをしており、お顔だけが真っ黒な幼虫です。
(因みにこの写真だと右側がお顔です)

前回の第1弾(ナミアゲハ)の時には20個以上の卵があったのですが、今回は何と幼虫2匹と卵が1つ
かなり少なめです。

残り1つの卵は孵化のタイミングがずれているので、同じクロアゲハの卵か定かではありませんが、仮にクロアゲハだとすると、親蝶は我が家の葉っぱ事情を理解してくれたのか…?と驚きます。
と申しますのも、クロアゲハはナミアゲハよりも大きく、幼虫もその分かなり大食い。
ナミアゲハ程の数を1回でお迎えするのは、我が家のキャパから申し上げますと、もはや不可能です。
本当に少ないご入居者様で助かりました…

そんなこんなで突然始まりましたが、又今後もちょくちょくクロアゲハについての記事をUPして参りますのでご興味のある方は是非お付き合い下さい



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手帳のお供に

2021年08月23日 21時37分49秒 | 手芸

久々に手芸(?)をupです。

手帳を活用したいと毎年あれこれしているのですが、今年は外出も少なく手帳用のシールも残り僅かになってきていたので、はたと思い立ちスケジュール用の消しゴムはんこを作ることにしました

とりあえず早く押したいという願望に駆られ、少々粗い彫り具合ではありますが、一先ず完成したのがこちら。


左から、お手紙、家、がま口お財布、注射器(病院)、ハサミ(髪を切る)です。

久々にも関わらず、かなり小さいものを彫った為、なかなか苦戦しました。
しかも最初は部屋の明るさが十分ではなく、細かい所がよく見えないという自体。
どうにかこうにか白色灯の明かりを確保し、彫りました。

下のカッターボードが0.5cm、1cm方眼なので、消しゴムはんこのサイズは一回り小さい0.6~0.8cm程度でしょうか?

作り方は相変わらず簡単



準備するもの
 消しゴムはんこ土台(100円ショップにもあります)
 トレーシングペーパー(100円ショップにもあります)
 鉛筆 or シャーペン
 カッター


作り方

好きな図案を描く
 (後からトレーシングペーパーに写すので何に描いても大丈夫です)

図案にトレーシングペーパーを当て、鉛筆等で写しとる

トレーシングペーパーの描いた面を消しゴムはんこ土台に当て、上から爪等で軽く擦り付ける
 (消しゴムはんこ土台に簡単に模様が写ります)

カッターで大まかなサイズを切り出す

図案をカッターで彫る
  ※木等と違い、消しゴム素材は摩擦でカッターにくっつき、
   直線等が曲がったりもするので、
   大まかに彫ってから微調整していくのがおすすめ

インクを付けて実際に押してみながら最終調整する
 途中で線がぼやけてしまったりするので、
 無理して最後まで彫らず、
 試し押しをしながら彫るのはオススメです 



これだけなので本当に簡単です
以前は彫刻刀も使用していましたが、今回のように小さいものを彫る時にはカッターだけで十分そうです

今回使用したカッターは普通のカッターだった為、刃の角度が余り鋭角ではなく、細かい所が少々彫り辛かったので、もしデザインナイフ等更に鋭角な刃をお持ちでしたら、是非そちらをご使用下さい。

本当は後から着色する関係でお手紙はんこのように他も枠線のみ残して中を抜きたかったのですが、手元が安定せず、結果シルエットはんこ達に…
でも押してみたら予想以上にときめいたので、他にもシルエットタイプのものを増やしたいと思います
付箋や紙に押せば、オリジナル便箋も簡単に作れますし、上級者になれば、布用インクを使用してオリジナルのデザインで更に創作範囲が広がります。

お家時間で時間をもて余している方がいらっしゃいましたら、是非。

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Tokyo2020

2021年08月19日 21時40分29秒 | 何の日
もう随分と前のように感じますが、先日8月8日(日)、20時より東京オリンピックの閉会式が行われました

今回のオリンピックは開催に関しても賛否両論、そして開会式、閉会式も賛否両論ではあったとのことでしたが、折角なので(今更ではありますが)閉会式について記録しておきたいと思います。

幾つか写真を…

会場内の光を集めて空中に五輪のシンボルが出た所。



テレビで拝見する分には良かったのですが、閉会式に参加していた方達はモニターを見ながらこの状況を把握するというちょっと変な感じになっていそうです。
(CG等が普及してくると画面上で見ている方が良いことも今後多々出てきますよね…)

空撮で会場が映り…


最後の聖火が消えるところ…


この開いていた球体が…


再度閉じることによって聖火は消えました(納火)。



さてさて、上記の内容ですが、下記に閉会式詳細が纏められていましたので、気になる方はご覧下さい。
今回全部見ていたわけではありませんが、実況が入らないと分からない内容もあった為、この詳細を読んでなるほど、となった箇所もありました。


引き継ぎ式の中で、ソプラニスタの岡本知高さんがオリンピック賛歌を歌われたのですが、とても力強く素敵でした。
因みにお召しになっていたものは、何とご出身の高知、仁淀川の仁淀ブルーと呼ばれる色合いをイメージして作られたものとのこと。

青好きの私としては、ちょっとにんまり…でした




さてさて、パラリンピックは8月24日(火)~9月5日(木)とのことです

未だ感染者が5000人台の東京…
緊急事態宣言は延びに延びておりますが、
少しでも感染者の増加が落ち着き、現在治療中の方達の病状が良くなりますように。



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もののけ姫…!!!

2021年08月13日 21時22分08秒 | 何の日
本日の金曜ロードショーは、何と何と…

もののけ姫


先日、レモンの葉でもののけ姫の某場面を思い出していた所にタイムリーに本物です…!!

ジブリで初めてCGを取り入れた作品ではありますが、
やはりもうこの手描き感、懐かしいです。

デジタル処理されて更に鮮やかになり、もう大満足です。
そして音質、久々のアシタカの声、まだまだ暫くサンは出てきませんが、久石さんの音楽で更に大満足。

是非ご自宅にテレビがある方は是非…!
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最後の子のその後

2021年08月08日 09時27分29秒 | アゲハチョウ
連日アゲハチョウだらけですが、今回もアゲハチョウについてupです

羽化が上手く行かず契約更新になったアゲハアパート最後の住人のその後をお伝えしたいと思います。
今回は写真等出て参りませんので、苦手な方もご安心下さい。


7月31日(土)の朝、羽化に失敗し羽がチリチリになってしまったまま固まってしまった子。
勿論飛ぶことも、ましてや歩くこともままなりません。
自然のまま、そのままにということも出来ますが、今回は最後まで面倒を見ようと思い保護致しました。
名前を付けると少々お別れの時淋しくなりそうですが、記録をする際に少々書き辛いので、名前を付けたいと思います。
この子は最後の1羽で、性別は男の子…
安易ではありますが、ラストから2文字取ってラスと名付けました。



7月31日
ハチミツ水を飲んでくれたようで、排泄あり。
羽の方向が悪く、水平な場所では上手く動けない為、止まり木の方へ一度移動。
止まり木にはワイヤーを2箇所追加し、ぶら下がれるようにしました。
落ち着いたのかそこに掴まると、そのまま暫くじっとしていました。
そしてラス、お口が上手く丸められなかったようで、先は合わさっているのですが、少々巻き方が変な状態になっています…


8月1日
基本的には殆ど動きません。
1日に1回ハチミツ水を飲んで貰う為、器の近くへ連れていきますが、自分からは飲んでくれないのでお口をピンセットの先で延ばしてハチミツ水へ誘導します。
最初はお口を戻そうとしますが、そのうちハチミツ水と分かりそのまま飲み始めてくれます。
足の動きが悪いこともあり、器のヘリに斜めに落ち着き、そのままの体勢で過ごしていました。
排泄ありです。


8月2日
昨日まであまり動かなかったにも関わらず朝からケース内でバタバタと羽ばたいています。
何処にこんな力があったのだろう?と驚く程です
でもあまり体力を消耗して欲しくないというのもアゲハアパート管理人の本音…
でもラスが飛びたいと思っているのだったら、それが良いのかもしれません。
羽化失敗で保護した場合、足が上手く使えるよう羽が邪魔な場合には羽自体を切ってしまうということがあります。
でも、羽は切らないと決めていたので、こうしてバタバタと羽ばたいているのを見て、飛ぶことは出来なくても羽を残しておいて良かった、とふと感じました。

ただ、このバタバタ状態ではハチミツ水を与えることが出来ないので困りました…
通常は羽を優しく摘み、暴れないようにしてから与えるのですが、ラスの場合は羽が根元から曲がってしまっているような状態なので、両羽を合わせて持つことが出来ませんでした。
暴れると鱗粉も取れてしまいますし、中々困ったものです。


8月3日
0:00頃 
突然、真っ暗な部屋の中でバタバタとケース内を羽ばたく音がしました。
昼間も微動だにしないことが殆どだったのに、何度か続いたので突然どうしたのかと驚き、少ししてからライトを間接的に照らしながら覗いてみると、ラスはケースの隅にじっとしていました。
体勢が悪そうだったので、ピンセットでそっとハチミツ水の器のヘリの定位置に移動しました。
少しバタバタと暴れてしまい、申し訳ないと思いつつ蓋をしてライトを消しました。

蝶は暗くなると静かになる為、基本的に暗闇でこのように羽ばたくことはあまり無いのではないでしょうか。
(成虫を採集して連れ帰る場合には、紙にそっと挟み、暴れないよう箱等に入れ暗くした状態で運搬するとの記載を拝見したことがあります)

0:30頃
又もやバタバタと羽ばたく音。
今度は音がしている間に覗いてみると、又もや足場から離れていました。
そっとピンセットを体の下に通し持ち上げると、先程とは違い嘘のように静か…
寝惚けて引っくり返ってしまっただけ…と信じたいところではありますが、足の自由が効かなくなってきているところを見ると、少々気が重い夜更けでした…

1:15頃
暗い部屋の中で、又バタバタと羽ばたく音。
ラスとのお別れが近いようです。

5:15頃
夜明けの部屋に少し弱めの羽ばたく音が響きました。
今までのように長くは続かず、ほんの数回でした。

7:00頃
ラスが静かに仰向けになっていました。
もう羽ばたくことはありません。
そっと足に触れてみるとまだ固まっていません。
もしかするとまだ微かに意識のようなものがあるかもしれない、と思い直ぐには埋葬しませんでした。


8月4日
ラスを羽化中事故にあってしまった他2羽の兄弟を埋葬した近くに埋葬しました。
この子が生まれて、ゆっくりゆっくり成長していた日陰の小さな木の付近です。
日の当たる所の方が良い気もしましたが、やはり生まれた近くが良いかと思いこちらにしました。

羽化後たった3日の虫生ではありましたが、もし又アゲハチョウとして生まれてくるのであれば、今度こそは大空に羽ばたいて欲しいと願ってやみません。


今迄一緒にアゲハチョウを見守って下さった皆様、本当に有難うございました
こうして2021年夏、第1期のアゲハチョウは全て旅立っていきましたが、まだまだ自然界では10月近くまでアゲハチョウ達のサイクルは続きます

アゲハチョウの幼虫達が居なくなり、丸裸になり沈黙していたかのようなレモンの若木も、最近枝先から見事に新しい葉が芽吹き始めました
本当にその姿には私も胸が熱くなりました。
その光景を例えるとするならば、スタジオジブリのもののけ姫のラストで、一度全てが枯れてしまった山々から一斉に植物が芽吹き育つ時のよう。

あれだけ見事に葉を食べられてしまったにも拘わらず、こうして育つ植物の強さ、段々と枝の間にあった蛹の抜け殻が緑に埋もれていく様は小さな自然のサイクルの中に自分が居ることを実感させてくれます。
ただ、まだまだ第2期を募集出来る程の量は復活しておらず、暫く募集は停止する予定です。
早くネットを掛けないと…

今後は第1期アゲハチョウのちょこっとした考察や、纏め、小ネタや今回作成したデコ絵文字等のご紹介を時々していこうと思います

アゲハチョウが一段落したので、今後はすっかりご無沙汰している手芸関係やその他カテゴリーも更新して参りますので、是非お付き合い頂けますと幸いです。



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最後の蛹

2021年08月07日 13時32分43秒 | アゲハチョウ
台風の影響でか、若干お天気が崩れ気味の今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか
突然かなり強めの雨がまとまって降ることもありますので、是非お出掛けの際にはお気を付け下さい

気が付けばオリンピックも残るところ数日となっていて驚きました
もう2週間以上経過していたのですね。

そのような中でも、マイペースに連日アゲハチョウの更新だらけになっておりますが、今回は前回ご紹介した最後の小さな小さな蛹についての備忘録です

今回はちょっと通常のアゲハチョウをご覧になったことのある方でも、びっくりしてしまうような写真があるかもしれませんのでご注意下さい。



さてさて、もう随分前のことになりますが、
我が家のアゲハアパートに入居者(卵)が決まったのは6月末のことでした
そこからすくすく猛スピードで兄弟姉妹達は急成長
何と早いもので7月中旬以降から連日元気に巣立っていきました。

しかし、その中でも日陰の小さな小さな葉にいたこの子は、成長スピードも大変遅く、終齢になったのも、蛹になったのも随分後になってからでした。
しかも終齢になったものの、他の子と比較しとても小さく、無事に何とか蛹になったものの、その蛹もとても小さい小さい緑の蛹でした



7月31日(土)、最後の蛹が羽化する朝を迎えました。
いつも5時30分頃だと既に羽が既に広がっている場面に遭遇していたことを活かし、本日はアゲハアパート管理人、4時過ぎからスタンバイです
ここからは実況中継方式でお伝えします

4:30頃
胴体の黄色、横の黒いラインもはっきり見えています。
日の出ではありますが、少々暗いため、写真がぶれます…


4:50頃
すっかり明るくなり、蛹の中の空洞化が進んでいるのがよく見えます。


4:53
蛹がビクンと動きました。

4:55
目の錯覚?小刻みに上下に動いているようです。

4:57
明らかに上下に動いています。

5:00
1秒に1回くらいの頻度で上下に小さく動いています。

5:03
時折、少し大きめに上下することがあるような?

5:06
頭の部分はすっかり空洞化していて、いつでも出てきそう…

5:11
上下動のテンポが少し早まりました。

5:15
まだ小刻みに上下動。
ナミアゲハの羽化は一瞬だと言いますが、あくまで蛹が開いてから出てくる時間の話であって、下準備は入念なのでしょうか?
(でも前触れなく、パカッと開くイメージ、と仰る方もいらっしゃるので気になります…)

5:19
又少し大きめにビクンと上下動。

5:25
上下動が少し大きくなりました。

5:29
まだ小刻みに上下動。
あれ?今更ですが、この子他の子よりも羽化時刻が遅い?
(他の兄弟は5:30には羽が広がっていたような…)

5:33
まだまだ上下動。
実際どのような動きかまじまじと観察してみると、腹部内側(棒等接触面)を収縮することによって、蛹全体が上下動しているような感じです。

5:40
上下動が早くなる。
でもまだ蛹は開きません…

5:43
まだ上下動。
もうすぐ動き始めて1時間…

5:47
そういえばお尻の先が空洞化でか白くなったような?
突然大きく上半身を横向きにビクンと動かしびっくり。
そろそろ頑張って出てくる頃でしょうか?

5:53
動き始めて1時間。
下動は続いているものの、未だに蛹は開きません…
このまま開かなかったらどうしようと一抹の不安…

5:58
また少し上下動が大きくなったような?
因みに現在の気温は25℃です。

6:03
あれ?上下動の頻度が減っている?

6:08
再度上下動の頻度が上がったと思ったら、また暫く止まったり…を繰り返しています。
そういえば腹部全体が薄皮が浮いたような質感になってきました。
(少し前は腹部の節辺りに若干空気が入って浮いているような感じです)

6:11
やはり時偶休んでいる様子。
確かにもう1時間以上動きっぱなしですからね…
まさかこんなに下準備が大変だとは…

6:14
お休み中…

6:16
全く動かなくなりました。
大丈夫…?

6:17
一度だけ上下動。

6:19
動かない。

6:22
動かない…

6:23
今までと違いぐぐっと押し上げるような動きが1回。

6:25
上に延び上がるような動きがもう1回。
再度上下動開始。
これは…!!蛹を破ろうとしているようです!!

6:27
休みつつ腹部を使い上下動。

6:29
腹部にぐっと力を溜めるような動作。

6:35
遂にその時が来ました。
プツンっと首筋が弾けるように裂けました。
そこから蛹の触覚部分を境目に裂け、蓋状態に。

中からアゲハチョウの成虫が一生懸命足で蓋の部分を持ち上げて手足を上に向かって伸ばします。

しかしどうしたことでしょうか、足場となる木に必死に掴まりますが、体が引っ掛かってしまっているのか中々出てきません。
通常であれば20秒そこらでするりと出てきて、即羽を広げ始めるところなのですが…

6:41
体は徐々に出てきましたが、まだ羽が出切らず。
本虫は一生懸命よじ登ろうと手足を動かしています。


6:44
羽先が蛹の内側にくっついてしまっているのか苦戦中。
胴体はどうにか出切る。
通常なら蛹の中に分泌する体液が、羽が出切っておらず胴体だけ出ていたこともあり、蛹の外へ。

6:46
徐々にレモンの木に登りつつあるものの、まだ羽先が蛹の中…

6:48
遂に羽先が抜けました!
蓋の部分に引っ掛かっていたようです。
ちょっと時間が掛かってしまったので心配です…
急いで少し上の方へ移動…

6:50
羽をゆっくり開閉。
羽を広げる工程です。
口もピュルピュル巻き巻き。
まだ先が二手に分かれています。

6:58
羽が…広がっているのか…?
不安になってきました…
既に10分経過しているにも関わらずこのサイズ感…

7:09
これは…
羽化失敗の可能性大です…
蛹から出てくるまでに時間を使いすぎた可能性があります…
元がかなり小さい個体とはいえ、このシワシワ感…

7:12
確かに蛹から出た直後よりは羽が長くはなっていますが、先がチリチリ…
通常なら羽先から広がっていくはずなので広がらない羽が切ないです…

7:18
既に羽化(蛹から出切って)から30分経過…
腹部に力を入れて羽を広げようとはしているのですが、やはり広がりません…

7:23
恐らく羽先は乾いてきてしまった頃でしょうか…
昨年もこのタイプの子を見ましたが、その子も羽化に時間が掛かってしまってに羽化不全だったかもしれませんね。
もしかすると全体的にスタミナが足りなかったのかもしれません。

7:26
足を滑らせ落下
救助に入りましたが、やはり羽は固まりかけていそうです…
残念ではありますが、この子は羽化失敗でも発見できたので、最後まで我が家で面倒を見ようと思います。

7:37
何度も落下するので、あれこれ足場を変えて様子見。

7:42
又しても落下
羽が乾くであろう1時間を目安に保護しようと思ったのですが、余りにも弱っているようなので、早く保護した方が良いかもしれません。

7:57
保護完了。
既に土の上に横たわってじっとしているような状態でした。


その後保護して分かったのですが、何とこの子は左の真ん中の足がありませんでした。
羽化の時に取れてしまったのか、変態中に失ったのかは定かではないですが、蛹から抜け出るのが遅くなった要因の1つではありそうです。
(蛹の中にはありませんでした)

また、やはり全体的に元気がありません。
羽が広がらなくても元気な子は元気と聞いているのですが…
成長速度や大きさからすると、発育不全もあるかもしれませんね…


今回、実は何度か手を貸そうかと迷いつつも、本虫の力に任せておりました。
もしかすると、羽が引っ掛かった時点で横から蛹の皮を剥がしてやったり、出てきた後にきりふきを掛け続けていれば、羽は広がっていたかもしれません。

でも、今保護している小さな小さなか細いこの子をみていると…
本虫の気持ちが全てで、人間には全く分からないもの…
こればかりは仕方ありませんが、既に羽化時に転落か何かで羽が伸びきらずに亡くなってしまった子が2匹いるので、せめてご飯を食べて少しでも成虫としての虫生を送って貰いたいと思います。

保護した後ハチミツ水を与えている時の写真です。


急遽与えたので、すっかり最初は足元にティッシュ等を敷くのを忘れてしまっていました。
この後一度別の場所で待機してもらい、足元にキッチンペーパー、横に止まり木用に蛹が付いていた棒を回収し設置しました。

こうして我がアゲハアパート最後の住人は契約更新となりました。
次回はこの子のその後についてお伝えしたいと思います
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住人達の記録 ~part 4~

2021年08月06日 16時46分33秒 | アゲハチョウ
台風9号が発生し、日本へと向かっているとのことで全国的に週末はお天気が悪くなるという今日この頃ですが、皆様如何お過ごしでしょうか。
関東は本日迄晴れるとのことですが、週末にお天気が崩れはするものの、若干気温が下がるという予報で、暑さが苦手な身としては少々ほっとしております

さてさて、先日纏めていたアゲハチョウの成長記録の続き(羽化編)をupです。
今回は前回にも増して内容が盛り沢山です。
又、アゲハチョウの蛹の写真、デコ素材がちょこちょこ出て参りますので、苦手な方はご注意ください。


7月21日
5:30頃に起床すると、何と13日蛹化組2羽が羽化していました
(内1羽は前回の大事件にて蛹ポケットに入院中でした)
設置していた割り箸のウッドクリップに掴まってパタパタ
そして他の子を見ている間に視界の端で飛んでいくアゲハチョウ。
あ、他の場所でも羽化した子が?
と思ったら我が家の蛹ポケットの子が巣立っていったところでした。
2021年夏型第1号です。
 
 現在の羽化状況
  巣立った子(本日):2羽
  巣立った子(累計):2羽


7月22日
ちょっと寝坊し5:45頃に起床すると、14日蛹化組が4羽羽化。
既に空っぽの蛹が2つ遠目に見えたので、丁度近くで羽を広げている子を観察…
と思ったら、目の前でまさかの落下…!!!!
慌てて救助しようとしたら、びっくりして突然別の場所から飛び出す元気な子が1羽。
おしっこをしながらだったので、本当はもうちょっと休んでいきたかったかもしれませんが、一応ヒラヒラと飛んでいったので一安心です。
驚かせてしまいましたが、元気に過ごして下さい。
 
そして問題の落ちた子
どうにか救助し、幸か不幸かまだとても羽が柔らかい状態だったので、そのまま救助した棒に捕まらせて再度自分で整えてもらうことにしました。

まさかのここで別の問題が…
何と、私の足元で羽ばたく子が1羽…
何と羽が曲がっているのです
しかも胴体はもうしゅっとしているという…(羽を広げ終わっている証拠)
どうも羽化してからある程度羽を広げ、後はしっかり乾かすだけ!
というタイミングで落下してしまったようなのです…
しかもその後運悪く稼働中の室外機の裏側に吸い込まれてしまったらしく、自力で脱出出来なかった可能性が…
裏側の網にぴったりくっついてしまい、そのまま羽が乾燥してしまったのかなと推測しています。
もしかすると飛べないかも…
と自宅で保護することを視野に急遽ハチミツ水を用意したのですが、
心配も余所に他の兄弟と一緒に旅立っていきました
少々ハンデがあるかもしれませんが、良いお相手と巡り会えますように!

室内に保護していた臭覚出しっぱなしの子が小さな小さな蛹になりました
そして具合に悪い子は、しっかりお水を飲むようになって、葉は食べないものの体勢を保てるようになってきました。
臭覚は結局元に戻らず、段々と干からびてしまいました。
 
 現在の羽化状況
  巣立った子(本日):4羽
  巣立った子(累計):6羽


7月23日
6:30頃、15日蛹化組が1羽無事に羽化しているのを発見。
ネットの変な所で蛹化していた子で、前日22日に羽化の兆候が見られていたの為、少しネットの向きを変えてありました。
こうなるとネットは足場として持ってこいです。
そして無事に羽を広げ終えて、日が陰り少し暑さが和らいだタイミングを見計らって飛んでいきました。

 アゲハアパートの現時点の最新状況
  終齡:1匹(具合の悪い子)
  前蛹:0匹
  緑色の蛹:9匹 ←内2匹羽化
  茶色の蛹:6匹 ←内4匹羽化
  脱走者:3匹(ダッシュを見掛けた子達)
  行方不明者:5匹(ダッシュを見掛けなかった子達)
 
 現在の羽化状況
  巣立った子(本日):1羽
  巣立った子(累計):7羽


7月24日
本日は16日蛹化組が1羽無事に羽化し、9時前に巣立って行きました。
 
 現在の羽化状況
  巣立った子(本日):1羽
  巣立った子(累計):8羽


7月25日
朝から悲しいお知らせです…
ずっと具合の悪かった子が終齢のまま静かに旅立ちました…
先週の日曜から水しか飲んでおらず、毎日、今日旅立ってしまうのか?と思い続けましたが、一時は動き回れるようになり、回復したように見えたものの、やはり最後迄葉を食べることはありませんでした…
密ズの片割れだと思われますので、生まれた近くに埋葬しました。

でもそんな本日も17日蛹化組が無事に4羽が巣立っていきました。
 
 現在の羽化状況
  巣立った子(本日):4羽
  巣立った子(累計):12羽


7月26日
本日は18日蛹化組が4羽が無事に羽化。
でも、悲しいことに 別の1羽が羽化後の羽を伸ばす途中で事故にあってしまったようです…
既に動かなくなってしまっており、保護することも出来ませんでした…

 現在の羽化状況
  巣立った子(本日):4羽
  巣立った子(累計):16羽


7月27日
本日は19日蛹化組である、葉っぱの裏に蛹になっていた密ズの片割れが無事に羽化しました!
台風の影響を懸念して、風雨の影響が少ない場所へ移動していたこともあってか、無事に羽を伸ばし終えて飛んで行ったようです。

 アゲハアパートの現時点の最新状況
   終齡:0匹
  前蛹:0匹
  緑色の蛹:10匹 ←内10羽 羽化
  茶色の蛹:6匹 ←内6羽 羽化
  脱走者:3匹(ダッシュを見掛けた子達) ←内1羽無事に羽化
  行方不明者:5匹(ダッシュを見掛けなかった子達) ←内2羽事故(行方不明者じゃない子の可能性もありますが…

 現在の羽化状況
  巣立った子(本日):1羽
  巣立った子(累計):17羽

これで、お外で蛹になった子達は無事全員終了です。
残るは保護中の最後の1匹のみです。



少し日が空き…

7月30日
室内にいる最後の1匹が遂に羽化の兆候を見せ始めました
この子は22日に蛹化したので、他の兄弟と一緒であれば8日程度で羽化する可能性もあったのですが、終齡最後で気温も変わり、葉の摂取量も大幅に落ちた上、途中から室内に保護されたという多要因から羽化が1日遅れたようです。

確実に31日早朝に羽化するので、足場になる気の近くに棒ごと移動しました。

因みに蛹の管理はこちらでしておりました。


実はSTARBUCKSのフラペチーノの入れ物が予想外に蛹の保管に適しておりまして、私も今回びっくりしました。
この件は又別のタイミングでお話ししたいと思います。

折角なので、最後のこの子も身体測定…


ちゃんと糸が掛かっているので、空中で測定です。
(背中にまだ脱皮の皮がくっついております)

大きさはほぼジャスト2.5cm
かなり小さいと思っていましたが、体長としては先ず先ず(殆どの子は3cm前後)
但し、胴体は非常に細く、他の立派な蛹と比較するとその差は一目瞭然。
春型の子と比較しても相当小さいような…

お尻にくっついていた脱皮の皮を取り除き、棒ごとレモンの木にワイヤーで固定しておきました。



この枝だったらウッドクリップなしでも大丈夫かと思います。



 現時点での羽化状況纏め(巣立ったのを目視出来た子達)
  7月21日(水)(13日蛹化組):2羽
  7月22日(木)(14日蛹化組):4羽 ←内1匹羽が曲がるが無事巣立つ
  7月23日(金)(15日蛹化組):1羽 ←脱走していた子、もう1匹脱走した子はいずこへ…?
  7月24日(土)(16日蛹化組):1羽 ←脱走していた子、何処に居たの?
  7月25日(日)(17日蛹化組):4羽
  7月26日(月)(18日蛹化組):4羽 + 事故1羽
  7月27日(火)(19日蛹化組):1羽
            計:17羽 + 事故2羽(内1羽はいつの子か不明)


無事巣立った姿を見送れた子が17羽、そして残念ながら事故で飛び立てなかった子が2羽。
計19羽と手元の1匹。
逆算すると行方不明者は4匹。
この子達は全員終齢にはなっていたので、何処かで無事に蛹になり早朝目に付かない時間帯に巣立っていったことを祈ってやみません。
きっと私が見ていない間に巣立っていった…はず!
それにしても、この兄弟姉妹達は基本的に皆健康的な親御さん(笑)から生まれたのか、病死等が全く出ず、ここまで羽化率が高いとは驚きです


さて遂に残るはこの小さな小さな蛹のみ…
  22日蛹化組:1匹 ←室内で気温、発育状態が違う為羽化遅れ気味

この子につきましては色々ありましたので、次回詳細をupしたいと思います。
今回も長文にお付き合い頂き有難うございました
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住人達の記録 ~part 3~

2021年08月04日 20時46分14秒 | アゲハチョウ
もう半月以上も前になりますが、7月16日に関東含め梅雨が明けた所が多く出ました。
突然の夏空にびっくりしつつも、大好きなしっかりとした夏雲(積乱雲)を見て、ちょっと嬉しくなったのも束の間、ジリジリ照りつける真夏の太陽に悶絶です

さてさて、我が家のアゲハアパート、ご入居者様達も随分大きくなり…皆様立派に巣立って行かれました。

日々の状況を振り返りつつ今回もご紹介したいと思います。
かなり内容盛り沢山で長文となりますがご了承下さい。
(今回は大きな幼虫、蛹等の写真は出てきませんが、デコで小さくちょこちょこと出てきますので、苦手な方はご注意下さい)

一部前回のpart 2と日程が重複していますが、内容は前回書いていないものです。



7月14日
下痢後のダッシュ終齡2匹を発見
しかも2匹して同じ植木鉢の上をひたすらぐるぐる周回。
2時間近く回り続けていたので少し途中で植木鉢の側面に移動してみたものの、結局又植木鉢上部に戻りぐるぐる…
この様子だとまだ暫くぐるぐるしていそうだなと放置していたら…
2匹共…見失いました…!!
不覚…!!
その後慌てて周囲を探しましたが見つからず…
無事に蛹になれますように!!(恐らく翌日15日蛹化組)

レモンの木で葉っぱが枯渇し始めていた為、
密ズを温存していた別のレモンの木にお引っ越ししました
(密ズにつきましてはこちら


7月15日
ダッシュ幼虫1匹発見
又もや植木鉢トラップでぐるぐる歩き回っておりました…
でもこれ、意外と羽化を観察したい人にとっては、虫が遠くに行かないので良いかもしれません。
寄生虫に見つかる確率が上がる可能性がありますが、前蛹になる直前迄歩き回って貰ったら、そっと垂直面に移動してあげると、案外そこで前蛹になってくれました(今のところ3匹は成功)
但し今回は…又見失いました!!
無事に蛹になってくれますように!!

そう言えばここのところお天気が良くなったこともあり、ヤドリバエ(寄生虫)らしきハエが1匹(?)ずっとうろうろしているのが気になります。
近付いてきたら水をかけたりして追い払っていますが、やはり人力には限りがありますので…
去年は見掛けなかったのに、今年はどうしたのでしょうか?

 そんな現時点のご入居者様は…
  終齡:8匹
  前蛹:1匹
  緑色の蛹:3匹
  茶色の蛹:4匹 ←内3匹はキッチンペーパーポケット
  脱走者:3匹(ダッシュを見掛けた子達)
  行方不明者:5匹(ダッシュを見掛けなかった子達)


7月16日
恐らく昨日脱走した子が蛹化…しているはず?(行方不明)
そして夜間に1匹脱走。


7月17日
朝見てみると4匹脱走し2匹発見、2匹行方知れず… 
午後には2匹とも蛹になっていました
1匹体調不良の終齢が…臭覚出しっぱなしです
暑さも相まって残っている子達は動きが少ないです。


7月18日
昨晩脱走した子を前蛹で発見。
(今夏2度目の箒…!またお引っ越ししないと…と思ったらタイミングを逃し蛹に…!暫く箒は使用禁止です)

そして残り3匹となった青虫達
密ズの片割れが遂に前蛹になる準備を木で開始。
夜間、残った2匹が両方とも臭覚を出していることに気が付きました
この週末で一気に気温が上がった為、日中はあまりの暑さで動けていないようでしたし、水分不足で若干縮んだような気もします…
通常は葉っぱを食べて水分も摂取出来ているのですが、お水をあげるとかなりの勢いで飲んでいて複雑な心境です


7月19日
密ズの片割れが無事に緑の蛹になっていました
(葉っぱの裏で蛹になっており、若干重みで頭の方が下がってしまっていますが、恐らく大丈夫でしょう)
具合の悪い密ズの片割れと一番小さかった子は朝も臭覚出しっぱなし…
しかも片方はかなり弱ってしまって葉っぱの上で動けなくなってしまった上に、戻してしまった様子…
体の水分を失うと幼虫達はしわしわと縮んでしまいます。
もう恐らく硬い葉っぱを食べる体力も残っていなそうだったので、少しでも食べてくれるように若葉へお引っ越し。
でも、もう後ろ足の動きが少し悪く、内心涙目です

その後午前中で気温は30℃を超えてしまい、遂に2匹を室内へ退避させること決定。
恐らく片方の子は助からないですが、せめて気温が30℃未満の場所で…と
 
13日、14日に蛹になった子達はそろそろ蛹がしっかりしてくる頃
ポケット入院中の方々にも順次羽化用のポケットを用意です。
昨年は放任主義&入院させることがなかった為、実は蛹ポケットを作るのは初めて。
15日にぐるぐるダッシュをしていた子に自宅の割り箸(竹製の丸いタイプ)を試したら、お気に召さなかったようだったので材料は重要そうです。
(お気に召さない=羽化時にリスクがある(滑る等)と判断している可能性も…?)

今回、羽化ポケットは室内に取り込む予定がないので強度には気を付けないといけません。
梅雨が明けたので紙にグルーガン仕様にすることと致しました。
(お尻の部分を接着剤で割り箸にくっつけてしまうという方法もあるのですが、何となく成分が染みたらどうしよう…と敬遠…)
 
サイズの確認も含め、ポケットに入れていた蛹を取り出すとお尻をピコピコ
そろそろ蛹が硬くなって動かなくなる頃だと思っていたのでちょっとびっくりしました。
でも嬉しいことに、何と入院中の3匹全員がピコピコ。
かなり危ない子もいたので内心小躍りしました
(硬くなると動かなくなるのですが、羽化が近くなると又動き出します)

設置場所はお花の咲いている近くに割り箸ごとぶすり。
後は羽化を待つのみです。 

 そんなアゲハアパートの現在の状況は
  終齡:2匹
  前蛹:0匹
  緑色の蛹:9匹
  茶色の蛹:5匹 ←内3匹は羽化ポケット
  脱走者:3匹(ダッシュを見掛けた子達)
  行方不明者:5匹(ダッシュを見掛けなかった子達)


7月20日
昨日保護した終齢2匹の内、1匹は臭覚を出しっぱなしなものの室温で活動を再開し元気に与える葉を噛るようになりました。
もう1匹はやはりどんどん弱ってしまい、体も半分くらいに縮んでしまいました…
発芽したての柔らかい葉でさえも噛む力はなく、微かに水を飲んでいる程度です…
もう自力では移動も出来ず足も上手く使えません…
既に食べなくなって3日目…

さてそんな少し悲しいお話もありますが、同時に嬉しいお知らせも。
何と一番最初に蛹になった子が夕方から羽化の兆候を見せています
うっすらと上半身が黒くなり…
 
下半身も黄色が透けて背中の黒い筋がはっきりと見えてきました
これは21日早朝に期待です。



さてさて、既に相当長くなってしまったので、羽化が始まる7月21日(水)以降は次回に纏めたいと思います。

アゲハチョウのカテゴリーを作って少し経過しましたが、予想以上に投稿数が増えて自分でもびっくりしつつも、振り返るとこの時期のアゲハチョウの成長速度が分かり、今後備忘録としてしっかり役立ってくれそうです。


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