探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

あえて誘惑を受け入れる寛容性

2019年06月27日 | 自然探索記~採集記(道東)


6月25日
もう誰も訪れないであろう廃林道の奥にて。
林道脇にカラマツソウが群生しており、花は今がピークのようだ。
花に集まるカミキリもいるだろうが、今は大事なミッションの途中。脱線してはならない。
「土場発見によるカミキリ&タマムシ探索」と「訪花カミキリ探索」はS級要注意脱線事項だ。
これにより過去の本命探索が無駄になったことか。誘惑に負けてはならない。

・・・ちょっとくらいいいんじゃない。貴兄もそう思うでしょ?
では魅惑のお花見(堕天)開始としましょう。

お、おい!なぜウンモンテントウが訪花している!?偶然か?
やめてよ、先日イラクサに依存してるんじゃないかって言ったんだから。
そういう変なところにいるから、あんたの生態はunknownなんだよ。


クロキンメアブ Chrysops japonicus
体はつや消しブラックで複眼はエメラルド光沢のシブいハエがいるなと思ったらアブだった。
しかも吸血種だ。
複眼の形状から上が雌、下が雄だね。


このツヤケシハナカミキリを筆頭にミドリカミキリ、クロハナカミキリ、ヤツボシハナカミキリなどの陳腐種やルリハナカミキリ、モモブトハナカミキリなどの出会えるとちょっとだけ嬉しいB級カミキリがわんさか集まってくる。
この調子で珍しいカミキリ来ないかな~(そろそろ本来の探索に戻れよ)


ルリハナカミキリは綺麗だね。


トホシハナカミキリかと思ったら、カラフトトホシハナカミキリだった。
札幌では5月上旬にタンポポに湧いて出るほどの多産林道があるが、そこ以外の場所で見かけたのは初めて。
もう会えないと思っていたけど・・・
タンポポ以外にいるのは新鮮だ。


キモンハナカミキリ Leptura duodecimguttata
ほら、いるじゃない。スミイロハナとかムツボシアオコトラとか珍北方系カミキリも遠慮しないで出ておいで~
・・・いや、出てこなかったけどね。


あとケマダラカミキリを1個体のみ見かけたけど、訪花するんだね。


おじさん・・・またやっちゃったね。誘惑に弱いね、ぷぷぷ。