探索・採集・飼育みたいな雑記的記録

北海道の自然探索と生物の飼育観察・採集記みたいなものを漫然と、かつ自己中心的に紹介するとかしないとか。

食糧難

2020年06月16日 | 自然探索記~採集記(道北)

先日、見つけたエゾヒメギフチョウの産地で幼虫がどのくらい成長したか観察しに行ってみた。
しかし食草であるオクエゾサイシンを探したが全く見つからない。
あれ?この辺りにあったはずなんだけど・・・場所は間違っていないし、おかしいな???
まさか採集者に食草ごと根こそぎ窃盗されたのか!?くそ~やられた!
落胆の中、乱獲採集者に呪いをかけようと暗黒魔法を詠唱中にふと下を見ると・・・

見る影もない無残な姿のオクエゾサイシンが見つかった。(ピンボケ謝罪
幼虫に完全に食害されており、幼虫の姿はない。
全てこのような状態で、まともに葉がある株はなかった。
この場所はただでさえ食草が少ないにもかかわらず、産み付けられた卵が多すぎるのではないかと心配していたが・・・
蛹化はもう少し先なので、幼虫はどこへ行ったのか?

付近を探してみると・・・

落ち葉で、まだ小さい幼虫を発見。
これからどうするの?
もう仕方ないから蛹になっちゃいなよ!


別の場所での幼虫(おそらく終齢)
この場所は食草が十分にあるのでいい感じで成長していた。