今回のサムネ
旭川周辺でのゼフィルス卵探索。旭川って寒いし雪も多いし、除雪も追いつかないし・・・
この日は午前10時でも-10℃以下となかなか気温が上がらず気軽に探索できる状況ではなかった。
それは常人のことであって、わたしのような変人探索者には当てはまらない。
だから、気軽に探索してみたよ。
この気温では、さすがにクロカワゲラの一種は雪上にいないと思ったが、この子だけ歩いていた。
かなりの猛者か、それとも体にダニが付着しているので痒くてじっとしていられなかったか?
さてゼフ卵探索の続きをしましょう。
今回はミズナラを中心に探してみた。ミズナラに産卵するゼフィルスは多いので何種類かは見つかるでしょう。
・・・寒い。
冬芽の付け根に産み付けられた皆さんお馴染みジョウザンミドリシジミの卵
ゼフ卵の中でも陳腐にして特徴のないウニ型の基本的形状。
ゼフ卵探索を始めるならこれを基準に探すのがお薦め。
ん?これはジョウザンミドリシジミじゃなくウラミスジシジミの卵だね。
同じウニ型で産卵場所が同じであるジョウザンミドリシジミ卵とどこが異なるかというと、卵の毛(突起)が長いので汚れやすいのが特徴。
とはいえジョウザンミドリシジミ卵を見慣れないと違和感に気付かないレベル。
老眼のわたしも直視では判別が曖昧になっているので、カメラで拡大して確認するしかない。
これが老化だよ・・・悲しいね。
エゾミドリシジミかオオミドリシジミの卵
低い位置にある太い枝の股の間に産み付けられていたが、産卵場所が微妙なので種の特定ができない。
卵はどちらもウニ型なので特定するには孵化させるしかない。
個人的にはエゾミドリシジミじゃないかと思ってます。
昔、採卵して飼育観察したなぁ・・・。いやそれより寒い。
ミズイロオナガシジミの卵
卵の形状は特徴的で、楕円形の金平糖型。他種にこの形はいないので区別しやすい。
普通、卵の形を生かして枝の凹みや股に収まるように産み付けるが、この卵はほとんど凹んでない場所に露出産卵されていた。
おかげで見つけやすかったが。
以下はおまけ
ハルニレと思われる枝に産み付けられていたカラスシジミの卵
カラスシジミはシジミチョウの仲間だが、ゼフィルス(ミドリシジミ族)ではなくカラスシジミ族。
これもカラスシジミの卵
ゼフィルス卵と比べて透明感がありガラス細工のような造り。
産卵直後は緑色らしい。
あ~寒い!もう帰る!
このままじゃコロナ禍でなくても普通に風邪ひくわ。
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