3日ほど前の夜義母から電話。
義父の足の指が黒ずんでいるから見に来て欲しいって。
いやいや、見に行っても私じゃわからんし。
病院は来年まで様子を見て・・・なんて言う。
それはダメ。今年の正月だって1月3日から救急病院にとびこんだじゃない。
糖尿を持っているから、まずいつもの病院で診てもらって、先生が紹介してくれるところに行こうと電話を切る。
ふ~~~この時間がないときに限ってこういうことが起こる。
仕方ないと自分に言い聞かせながら、次の日は職場へ。
そこに義母から携帯に電話。
やっぱり今日は痛くないから病院には行かないって言っているって。
そうじゃなくって・・・何事も早いほうが良いんだから。糖尿を持っているんだから壊疽になったら切断だよって脅して、やっと近所の病院へ。
結局総合病院へ行かなくてはいけなくなった。
大きな病院へはまず一人で行けない。
受付して、科の外来に行って、問診して、検査室へ行ってなんて絶対に無理。
義母がいたってむり。しゃ~ないな。半日つぶれるな。
それで行く時間に電話して。家で仕事しているから自宅に電話してねと言っておく。本当は朝一番に行きたいけど、どうもこの頃朝はゆっくり寝ていて起きられない様子なんだ。
それなのに・・・朝突然 ピンポ~~~ン。
えっ!まだ用意してないよ。電話してって言ったのに!!
バタバタと用意して病院へ。
で受付にいくと「鞄を車の中に忘れた」って。
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そこで又駐車場まで戻って鞄を探す・・・しかしどこにもない・・・
戻って「ないよ」っていうと「あ、そう」って。
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あ、そうじゃないよ。高齢者の証明も、保険証もなにもないじゃない!!又取りに帰っていたら、何時になるんだ!!
今は年末で車も混んでいるし、事故でも起こしたら・・・
結局受付の人に泣きついて、明日持ってくることにした。
しかし高齢社会になって、みんな優しくなったよね。
昔なら、許されないことだった。でも年寄りはまぁだいたいこんなものだから、縛りを緩くしないと、やってられないんだよね。
その間も「どうして俺はここにいるんだ」なんて言い出すし
問診でもほとんどチンプンカンブン。
私の手帳には義父の病歴を書いてある。いつ入院したか。このところ毎年あれこれで入院しているから、良く聞かれる。
ご本人さんは、全く覚えていないから「いいえ、薬は飲んでいません」なんて言い出すし。「いたって健康です」って。
いやいや、インシュリン打っているだろうって。
今回もあれこれ検査をして、最終的に診察を受けたときには昼を回っていた。
結局動脈硬化。大腿から下はほとんど脈がふれないらしい。
糖尿もあるし、高血圧だし、たばこも吸うし、酒も呑むしで原因は一つではない。
今年の1月にも虚血性大腸炎だった。
結局動脈硬化が1月には腸へ。今回は足へ出たということ。
治療としては毎日2週間の点滴。
あの~2週間って大晦日も正月も???
はい。この病院は当番医がいますからって。
入院してもいいですよ。って医師は言ってくれたけど、「いえ、通います」と強く答えた。
だって環境が変わると痴呆が進むし、たばこや酒をやめる生活なんてできない。
結局1月のように病院から出されるのがおち。
先生は「痴呆も動脈硬化ですよ」って。そうよね頭に血が通っていないからなんだよね
まぁこの病院は郊外にあるけど、駅前からシャトルバスが出ている。
点滴だけなら、二人で大丈夫。
でも、本人は長時間待たされるのがいやだから、「どうして遅いんだ」とか「もう帰る」なんて言い出すし、点滴のことを話すと「もうしない。もうしまえてもいい」って(死んでも良いってこと)
でもね、まだ卒業できないのよ
結局ごねる義父を義母に押しつけて私は午後の仕事へ向かった。
これから2週間・・・正月には東京から末の弟が帰ってくるから、お布団の準備もしなくちゃ行けないし。
心配なのはおばあちゃんだ。
ばあちゃん、倒れたらダメよ。