GW3日目の昨日、家族達とつくば市に行って来た。つくば市と言っても、「筑波山に登り、ガマの油の口上を聞きに行った。」訳では無い。筑波研究学園都市に用が在った訳でも無く、筑波山の麓付近に在る「つくばわんわんランド」に行ったのだ。
「80犬種350頭」の犬が飼育されているという同ランド。犬に全く興味が無い人からは、「多くの犬を見るだけの為に、態々つくば市迄行ったの!?」と呆れ返られそうだが、犬が死ぬ程好きなので、其れだけの為に足を運んだ。
前に同ランドを訪れたのは、約11年前の事。3年前に亡くなった飼い犬が未だ未だ元気だった頃、一緒に連れて行ったのだが、今回は2代目の飼い犬を連れての訪問。「動物を扱うテーマ・パークは、概して経営状態が厳しい。」という話を良く見聞していたので、「来場者は少ないかなあ。」と心配していたのだが、思っていたよりは人が多かったのでホッとした。
「わんわんレース・ショー」等のイヴェントも楽しかったが、何よりも良かったのが「わんわんパーク(触れ合い広場)」。大型・中型・小型犬、様々な犬種と触れ合える場所で、何の犬も実に人懐こい。次々に寄って来ては、「触って、触って!」とせがむのだから、犬好きにとってはパラダイス。子供だけでは無く、大人達も地べたに座り込んで、幸せそうな表情を浮かべ乍ら触っていたのが、凄く印象的だった。
我が家は飼い犬が老衰で死んで1年余。もしまた飼うなら次もやはり柴犬がいいな、とは思うものの、もう年齢的にも体力的にも、その余裕がありません。
体力に見合った小型犬を勧めてくれる人もいますが、愛玩用に無理に矮小化されたように思えて、飼う気にはなれないし。
「犬を飼いたくても、諸々を考えると飼えない。」、そう考えられる方は結構居られますね。伯母もそんな一人で、「気持ちとしては飼いたくて堪らないのだけれど、年齢や体力を考えると、飼うのは無理。」と判断し、専らペット・ショップに犬を見に行っているとか。
以前の記事でも書いたのですが、幼犬から飼うと、長い場合で10数年は面倒を見なければならず、自身の年齢や将来を含めた環境を考慮して飼う決断をしないと、結局は犬にとっても不幸な事になってしまう。ですので、諸々を考慮して、泣く泣く飼うのは断念された悠々遊様は非常に誠実だと思います。
最近は伯母や悠々遊様の如く、飼いたくても犬を飼えない人達の為に、犬をシェアする仕組みも出来ている様ですね。責任体制が確りしているレンタル・ドッグ・システムならば、そういうのは在りだと思います。
話は今回の「つくばわんわんランド」に戻しますが、此の手の動物を扱うテーマ・パークの中には、「客を大勢呼べれば良い。飼育環境なんか、知ったこっちゃない。」といった感じの所も見受けられますが、同ランドの場合はきちんとしている様に感じられました。専ら「わんわんパーク(触れ合い広場)」に入り浸っていたのですが、犬がベンチから飛び降りると、スタッフが直ぐに飛んで来て、犬の足をチェックする等、犬の事を大事にしている様でしたし、併設された「つくば国際ペット専門学校」の生徒達が大勢、愛おしそうに犬達を見詰めているのも嬉しかった。