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ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

白旗

2013年11月01日 | スポーツ関連

昨夜行われた日本シリーズの第5戦は、「2対4」でゴールデンイーグルスが勝利を納めた。此れで今シリーズ通算成績を「3勝2敗」とし、日本一に王手掛けた。

 

「1対2」とゴールデンイーグルスの1点リードで迎えた9回裏、ジャイアンツは11&3塁のチャンスを作り、打席に入ったのは5番の村田修一選手。「外角低め、其れも明らかなボール・ゾーンに逃げて行く球を、追い駆けて打ちに行って空振り。」というのは村田選手の悪癖だが、2球続けて其の形で空振りし、あっと言う間に追い込まれた時は「こりゃ打てないな。」と思ったが、投手への内野安打で1点を捥ぎ取り、「2対2」の同点にしたのは立派だった。相手の則本昂大投手が投球後直ぐ守備体勢に入っていれば、完全に併殺食らっていた当たりだったけれど、村田選手の思い切りの良いバッティングが、「運」を呼び込んだ感じがした。

 

しかし、其の後の打者が続かない。1死1&2塁でサヨナラの大チャンスというのに、亀井義行中井大介両選手が凡退。大チャンスを逃すと、直後に大ピンチを迎えるというのは良く在る事なので、非常に心配だったのだが・・・。

 

味方が得点した直後の回は、相手に絶対点数を与えては駄目。というのは、野球ファンならば経験則十二分に判っている事。味方に向いた“良い流れ”が、直後に相手に点数を与える事で、逆に“良い流れ”を相手に向かわせてしまうから。味方が得点した直後の回、相手に点数を与えない、投手が絶対にしてはいけない事というのも、野球ファンなら判っている。先頭打者を出塁させない。あっさりとヒットを打たれてしまうのも駄目だが、最悪なのは四死球で出塁させてしまう事。というのは、鉄則中の鉄則。

 

今季獅子奮迅の働きをした投手を責めるのは辛いが、10回表に2イニング目のマウンドに上がった西村健太朗投手は“絶対にしてはならない投球”をしてしまった。味方が得点した直後の回、先頭打者、其れも打席に立つ機会が皆無に近い則本投手に四球を与え、出塁させてしまったのだ。動揺を隠し切れない、次の打者には送りバントを決められ、そして其の次の打者には死球を与えてしまった西村投手。以降、ヒットを連ねられ、2失点でマウンドを降りた。「自らがピンチを作り出し、テンパり捲っ挙句に失点を重ねてしまう。」というのは、“駄目投手”として野次を浴びていた頃の彼の姿だった。

 

開幕前の予想では「4勝2敗でゴールデンイーグルスが日本一。」と予想した。(「もしジャイアンツが日本一になるならば、田中将大投手を打ち崩しての4勝3敗。」とも。)第6戦には“不沈空母”の田中投手が先発予定なので、ジャイアンツは99.9999999・・・%勝てないだろう。詰り「昨日の敗戦で、ジャイアンツの日本一は無くなった。」と断言して良いし、ジャイアンツ・ファンの自分も白旗を上げざるを得ない。

 

今シリーズ、ジャイアンツの打撃陣は兎に角打てなさ過ぎで、投手陣もゴールデンイーグルスの打撃陣に“万遍無く”打たれ過ぎた。ゴールデンイーグルスの投手陣は「外角低め、其れも明らかなボール・ゾーンへに逃げて行く球と、そして内角の厳しい所を突く球を交互に使い分ける。」事で、ジャイアンツ打線を手玉に取っていた。制球力の良さ等が在ってこその“芸当”だが、ワンパターンな攻め方に凡打三振の山を築くだけのジャイアンツ打線は、本当に情けない。

 

万遍無く打っているゴールデンイーグルスの打撃陣というのも考え合わせると、チームは的確にジャイアンツというチームを分析し、丸裸にしているのだと思う。又、ゴールデンイーグルスの選手達からは、ジャイアンツの選手達以上の“必死さ”を感じる。特に違いを感じるのは、凡打しても全力疾走で塁に向かう姿。全力疾走すれば相手の焦りを誘い、エラーを呼び込む事だって在るし、味方の戦意高揚するだろう。ジャイアンツの選手達にちんたら走りが目立つのは、唯々腹立たしい

 

不振の打撃陣に在って、例外的に打てている村田選手を4番から外し、大不振の最中に在る阿部慎之助選手を、一昨日から4番に据え原辰徳監督。「不振に在っても4番に据える事で、阿部選手の“男気”に賭けた。」という事なのだろうが、長丁場レギュラー・シーズンでは「在り。」でも、一寸したミスが致命傷となってしまう短期決戦では、そういったセンチメンタリズムは不要。

 

第6戦、ジャイアンツの先発は菅野智之投手だろう。「絶対に負けられない試合に登板、其れも投げ合う相手が田中投手。」というのはルーキーにとって荷が重い状況では在るけれど、精一杯投げて、今後のにして貰いたい。

 

最後に一言。上原浩治投手、世界一になれて本当に良かった!!!


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2 コメント

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阿部は4番のままでずっといくべきだた (あかさ)
2013-11-01 12:12:54
結果的には村田4番から外したのは正解
阿部を4番に戻して打線が活発化したのは事実
原は最後はやはり阿部のチームだからといって戻した。

不調の阿部を4番に?じゃなく

4番を打ちたいと本人が言ってたのに3番におろした。阿部は3番に入ってからずっと状態悪い。シーズンから。阿部巨人と散々言ってきた原が急に軸の阿部を4番殻ぶらした。かと思えば最後に4番に戻す。
阿部を振り回しすぎ。4番を何度もこんなにぶらしてたら打線が繋がらなくなるのも当然。
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>あかさ様 (giants-55)
2013-11-01 13:51:42
初めまして。書き込み有難う御座いました。

「ジャイアンツは阿部のチーム。」、確かに原監督はずっと言い続けていましたね。唯、彼を4番に戻した第4戦は、ジャイアンツの得点が増えたけれど、相手投手の与四球に助けられた部分が多く、打撃面で言えば長野選手が打ち捲った以外はサッパリで、正直打線が繋がったという感じでは無かった様に思います。

唯、「ジャイアンツは阿部のチーム。」と迄言っていた以上、阿部選手(の打順)を振り回し過ぎるというのは、彼自身を腐らせてしまう危険性は在るかもしれませんね。

坂本選手も、今シリーズは全く“らしくない”です。牽制球で刺された試合が在りましたが、「次の塁を盗ってやる!」という意欲満々な状況で刺されたのなら仕方無いのですが、当該シーンを再生で見ると、集中力が欠けた表情(ボケーッとした感じ)なのがハッキリと感じられ、其れが非常に残念でした。

今後とも、何卒宜しく御願い致します。
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