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「『今年売れた物』 1位マスク・2位消毒剤、最も売れなかったのは・・・」(12月19日、読売新聞)
調査会社のインテージは、食品・日用品の「今年売れた物ランキング」を纏めた。
マスクや殺菌消毒剤等、新型コロナウイルスの感染防止に絡む物が上位を占める一方、外出機会が減った事から、化粧品が苦戦した。
全国のスーパーやコンヴィニエンス・ストア、ドラッグ・ストア等、4,000店での今年1月~10月の販売データを集計。推計を加えて、売れ行きを伸ばした商品をランキング化した。
1位のマスクは前年比4.25倍、2位の殺菌消毒剤は3.02倍となった。殺菌消毒剤は手指消毒剤に限定すると、9倍以上の伸びだった。
大ヒット中のアニメ「鬼滅の刃」の関連商品が後押しとなり、玩具メーカー菓子が6位。自宅で過ごす時間が増え、手軽に調理出来る冷凍魚介類や、ホットケーキの材料等も良く売れた。
最も売れなかった商品は口紅で56%減。在宅勤務の拡大に加え、口元が隠れるマスクをする時間が増えたと見られる。頬紅やファンデーション等も振るわなかった。
感染拡大を防ぐ為に、移動や旅行が制限された事から、酔い止めの薬等が含まれる鎮暈剤が2位に入った。ゴールデン・ウィーク前後は、売り上げが前年の2割に満たない時期も在った。3位の強心剤は、激減している訪日客に人気の在る商品だ。
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今回のランキングに入った商品を見ると、「新型コロナウイルス感染症に始まり、新型コロナウイルス感染症で終わりそうな2020年。」というのを、改めて思い知らされる。
売れた方も売れなかった方も、想像してた通りの商品が入っている中、意外だったのは鎮暈剤と強心剤。理由を知って、「そういう事か。」と納得したが。
観光地で御店を営んでいる後輩も、観光客の激減は大きく響いた。でも、感染防止商品に加え、「鬼滅の刃」の関連商品が結構売れ、最悪の状況は回避出来た様で、本当に良かったと思っている。
最も売れた商品がマスクというのは思っていた通りだが、前年比の4.25倍というのが意外だった。「もっともっと多いかと思っていた。」からだ。例年、花粉症の時期や冬場の時期で、マスク着用者は10人に3人位が良い所ではないか?夏場は、着用していない人が殆ど。一方、新型コロナウイルス感染症が流行した今年は、1年を通して100%近い人がマスク着用していた。だから、売り上げはもっともっと多くても良い様な気がするのだ。