「雑草の詩」というブログの運営主・村長様が、「知らなかった『一衣帯水』」という記事を書いておられる。四字熟語の「一衣帯水」は「いちいたいすい」と読み、「一筋の帯の様な、幅の狭い川や海。又、其れを隔てて、隣り合っている事。」の意味で、国語の試験に良く出題されたりしている。
で、自分(村長様もだが)はずっと此の四字熟語を「いちい・たいすい」と区切って読んでいたのだが、実は此の区切り方は誤りなのだそうだ。村長様によると「いち・いたい・すい」と区切るのが正しいとの事で、確かに「衣と帯を意味する「衣帯」が1つの熟語なのだから、「1つの衣帯の様な水辺」という事で、「いち・いたい・すい」と区切るのは納得。*1
「正しいと思い込んで区切っていたけれど、実は誤った区切り方だった。」というケース、結構多い。其処で、自分が学生時代に“正しい区切り方”を知り、「へーっ。」と思った物を、クイズ形式で幾つか紹介したい。
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「何処で区切るのが正しい?」
① アカペラ
② 清少納言(せいしょうなごん)
③ 間髪を容れず(かんはつをいれず)
④ 五里霧中(ごりむちゅう)
⑤ ドンキホーテ
⑥ 綺羅星の如く(きらほしのごとく)
⑦ 一頭地を抜く(いっとうちをぬく)
⑧ 好事魔多し(こうじまおおし)
⑨ 門前市を成す(もんぜんいちをなす)
⑩ 一敗地に塗れる(いっぱいちにまみれる)
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では、答えを記す。
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[答え]
① ア・カペラ
② せい・しょうなごん
③ かん・はつをいれず
④ ごりむ・ちゅう
⑤ ドン・キホーテ
⑥ きら・ほしのごとく
⑦ いっとうち・をぬく
⑧ こうじ・まおおし
⑨ もんぜん・いちをなす
⑩ いっぱい・ちにまみれる
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*1 此方に記されているのだが、「『一衣帯水』は、『いち・いたいすい』と区切るのが正しい。」としている説も在る様だ。