「今季のセ・リーグ、昨日迄の段階では『投手陣が確りしているチーム(カープ及びジャイアンツ)』と『投手陣が崩壊状態のチーム』(タイガース、ドラゴンズ、ベイスターズ、そしてスワローズ。)とに、ハッキリ分かれてしまった感が在る。」と記したのは、僅か5日前の記事。
カープの投手陣は相変わらず好調をキープしているが、ジャイアンツの投手陣は、先発はまあまあ頑張っているものの、中継ぎ以降がピリッとしない。特にスコット・マシソン投手が開幕から不調状態を脱せず、非常に心配だ。
(当ブログを屡々覗いて下さっている)雫石鉄也様が4月6日書かれた記事「投壊合戦。今日は阪神打ち勝つ」のコメント欄に、「(タイガースは)先発陣の潜在能力は高いチームで在りますので、投手陣の整備を行えれば一気呵成に・・・という事も在ると思います。」と、7日に書かせて貰った。此れは御世辞でも何でも無く、タイガースの先発陣はレヴェルが高いと思っているし、オープン戦の時とは別チームの如く打ち捲っている打撃陣(マット・マートン選手の猛打振りなんぞは、全盛期のランディ・バース選手を見ているかの様。)を考えると、投打が噛み合えば、一気に上昇気流に乗る可能性が高いと踏んでいたので。
昨日迄の「タイガースvs.ジャイアンツ」の3連戦、ジャイアンツの先発3投手は良く頑張ったと思うが、其れ以上にタイガースの先発3投手が好投。工夫の無い打撃で凡打を重ねた打撃陣、そして不調なリリーフ投手というのが、ジャイアンツがタイガースに3立てを食らった要因だろう。火曜日からの対スワローズ戦から、ジャイアンツの奮起を期待する。
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「『ラーメンの鬼」、有名店店主 佐野実氏が死去」(4月11日、産経新聞)
佐野実氏(さの みのる=ラーメン店「支那そばや」店主)11日午前2時57分、多臓器不全の為、川崎市幸区の病院で死去、63歳。横浜市出身。自宅は横浜市港北区。葬儀・告別式は18日午前10時半から横浜市港北区新横浜1の7の5、新横浜総合斎場で。喪主は妻しおりさん。
「ラーメンの鬼」として多くのTV番組に出演。カップ麺も監修した。
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ヴァラエティー番組「ガチンコ!」の1コーナー「ラーメン道シリーズ」【動画】等、佐野氏が出演したTV番組は結構見ていた。
大分昔になるが、新横浜ラーメン博物館に行った際、(当時1階に在った)ガラス張りの製麺コーナーで佐野実氏が製麺しているのを見掛け、「オールバックに白の厨房服、そしてシベリアン・ハスキーを思わせる鋭い眼光と、TV番組と全く同じだ!」と興奮したもの。
「63歳とは若過ぎるなあ。」と驚いていたら、矢張り料理関連のTV番組で一世を風靡した方の、新たな訃報が飛び込んで来た。
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周富徳氏(しゅう とみとく=中華料理店「広東名菜富徳」店主)、71歳、8日、誤嚥性肺炎で死去。
横浜市出身。告別式は、近親者で済ませた。喪主は長男・志鴻氏。
日本での広東料理の第一人者で、「炎の料理人」と呼ばれた。人気ヴァラエティー番組「料理の鉄人」【動画】に出演し、斬新な中華料理を披露する等、タレント活動も熟していた。
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4年前の記事「サイン色紙」でも書いた様に、有名人のサイン色紙は2枚しか所有しておらず、其の何方も自らアクションを起こして得た物では無い。又、5年前の記事「稀な経験」で記した様に、全くの偶然で憧れの手塚治虫氏と連れションする機会を得た際、話し掛ける事が出来なかった。何を言いたいかと言えば、其れ程に自分は「有名人と出会しても、全くアクションを起こす事が出来ない、実に気弱な人間。」なのだ。
そんな自分だが、「(恐らく)唯一話し掛けて、一緒に写真を撮って貰った有名人。」が、実は周富徳氏。家族で横浜中華街に行った際、(多分)御自身の店の前に居られた周氏を発見。許可を得て、一緒に撮って貰った。慌てて近くのコンビニに使い捨てカメラを買いに行った事を考えると、携帯電話がそんなに普及していなかった時代だったと思うが、下の写真は其の時に撮った物(一部加工)。
【周富徳氏】
一世を風靡した料理人が、相次いで鬼籍に入ったというのは、何とも言えない因縁を感じる。今年初めに料理研究家の小林カツ代さんが亡くなられた事も併せ、有り触れた言い方だが「又1つの時代が終わったなあ。」という思いが。合掌。
70過ぎでまだ元気にやってる人は正直、超超超(あと100個つく)マイペースでクセのある親爺(苦笑)だったり…。
彼らぐらいの大物もマイペースだったろうし、クセもあったろうけど、あれぐらいのレベルの仕事の人ってそれだけじゃやってけない。繊細な感性も当然要求されたろうし…。
周さんの71歳はこの仕事だとまあ平均値よりは高い寿命だったのかも…。
両者のご冥福をお祈りいたします。
そういえば道場の親爺はまだ元気元気。これは世代的なものもあるのかなあ。あの世代って元気ですよね。土台が違うのかなあ。
佐野実氏が最後にTV出演された時の写真(数ヶ月前?)を見ましたが、頬が大分こけていたし、最大の特徴でも在る射竦める様な目では無くなっていました。又、周富徳氏の場合は、昨夏に撮られた動画を見ましたが、矢張り頬がげっそりこけた上、言葉に力が無く、元気な頃を知っているだけに、余りの違いに驚いてしまった。
両者共に糖尿病を罹患していて、其れが体調を悪化させてしまった最大要因の様ですね。料理人という立場上、糖尿病を避けるのは難しいのかもしれませんが、改めて糖尿病の恐ろしさを痛感。
今年で83歳の道場六三郎氏、そして91歳の岸朝子さん、未だ未だ御元気ですよね。戦中に育ち盛りだった人達は概して短命なのに対して、其れよりも上の世代は御元気な方が目立ちます。AK様も書かれている様に、「土台」が違うんでしょうね。