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「不審なアクセス、1日6千件超 ランサムウェエア被害が急増」(9月9日、共同通信)
警察庁が今年上半期(1~6月)、インターネット上に設置しているシステムで検知したサイバー攻撃等の不審なアクセスは、1日平均6,347.4件に上り、2020年上半期から3期連続で6千件を超え、高水準が続いている事が9日、同庁の纏めで判った。
企業等のシステムに侵入して、機密情報を暗号化する「ランサムウェア」の被害報告は、昨年下半期から40件増の61件。新型コロナウイルス禍でテレワークやウェブ会議が普及する中、サイバー攻撃の脅威が増大しており、警察庁はセキュリティー強化を求めている。
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「警察庁が今年上半期(1~6月)、インターネット上に設置しているシステムで検知したサイバー攻撃等の不審なアクセスは、1日平均6,347.4件。」という事は、1分間で約4.4回の攻撃を受けている計算になる。とんでもない数で在る。
サイバー攻撃は国内外から行われているだろうが、国外で言えば中国やロシア、北朝鮮辺りからが多いのではなかろうか。本当に困った物だ。
サイバー攻撃により、国民生活や社会経済活動に大きなダメージを受ける事が充分在り得るのだから、政府は徹底的な対策を講じないといけない。訳の判らない事柄や“御友達”を守る事に多額の予算を投じるのでは無く、重要事項に必要な予算を投じる。そういう当たり前の事が当たり前の様に行われる、真面な国にならないと駄目だ。
パソコンでインターネットアクセスを始めたころ、ウイルスソフトやスパムメール対策にセキュリティーソフトを導入したり、そのコストにうんざりしていたら、「それでインターネット環境の安全性がより高まるので、ウイルスやスパム結構」と本気でのたまう方が身近にいてびっくり。
友好的でない他国の軍事強化は、自国の防衛力を高めてくれるので大いに結構、との思想をお持ちの方と通底するものがありそうで、空恐ろしくも能天気な考えの持ち主と思ったもの。
とはいえ、ウイルスソフトやスパムメールを送りつけてくる相手には、その経路を逆にたどって自動的に、相手に強力なダメージを与えるようなソフトを誰か開発してくれないかな、などと考えてしまう自分も、本当は怖い思想なのかも(苦笑)。
先日読了した「MR」(https://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/895c585c8d4b8879cdd04b4b449ac759)は、医療情報担当者(MR)を扱った内容。「医療情報担当者」と書くと今一判り辛いですが、要は「製薬会社の営業マンとして、医師に自社製品を売り込む立場の人間。」の事です。
「“患者優先”だけでは、“自社の利益”が疎かになってしまう。でも、自社の利益を追い求めるだけでは、患者が蔑ろにされてしまう。」という葛藤を持つMRが、作品には登場する。そんな彼に対し、同じMRの同僚が「医師に自社製品をどんどん売り込む事で、会社は利益を生み出す。そして、其の利益は“新たな有益な製品”を生み出す為の開発費に使われる。回り回って、結局は患者の為になる。」という趣旨の発言をしています。此れって、今回悠々遊様が書かれておられる身近な方と、似た発想ですよね。
でも、悠々遊様が書かれている発想も、凄く理解出来ます。スパム・メール等、本当に鬱陶しいですからね。