「2019 WBSCプレミア12」の決勝戦が昨夜行われ、「5対3」で“侍ジャパン”が韓国代表チームに勝利し、“世界一”に輝いた。日本の野球代表チームが主要大会で世界一になったのは、2009年の第2回WBC以来の事。開催前の盛り上がりは今一つの感が在ったけれど、侍ジャパンが10年振りに王座奪還してくれたのは本当に嬉しい。侍ジャパンの面々、おめでとう!!そして、有り難う!!!
我がジャイアンツから選ばれた選手達に関しては、正直「大活躍した。」とは言えない。日本シリーズで大惨敗した影響を引き摺っている様な感じが在り、特に3回先発した山口俊投手は、全く良い所が無かった。ジャイアンツ・ファンとしては、来季に大きな不安を感じる大会だった。
結果を残した選手が少なく無い中、特に印象に残ったのは鈴木誠也選手、浅村栄斗選手、甲斐野央投手、そして山崎保晃投手。プロ入り1年目にして大舞台で活躍した甲斐野投手は、実に末恐ろしいルーキーだ。
稲葉篤紀監督の手腕も、高く評価したい。「自分の手柄は、自分の物。選手達の手柄も、自分の物。」という感じで、「俺が、俺が。」と全面に出て来る監督も少なく無い中(以前は監督の名前を付けた「〇〇ジャパン」という呼び方をしていたけれど、今の様に「侍ジャパン」としたのは、「監督が主役では無い。」という事を印象付けて良いと思う。)、稲葉監督は“良い意味で”裏方に徹していたし、選手がミスをしても「自分の責任!」と選手に責任を押し付ける事が無かった。年齢面の若さから、選手達の“良い兄貴分”という感じだったのも、選手達にとって遣り易かったのではないだろうか。
負けたとはいえ、韓国代表チームは強かった。国同士は好ましい関係に無いけれど、野球の世界では今後も、“良きライヴァル”として切磋琢磨して行って欲しい。
巨人は最多の6選手を送り、田口、中川投手、坂本選手は良かったと思います。来季こそ日本一に・・・
山口投手の不調に関し、江川氏はそんな指摘をされていたのですね。記憶違いで無ければ、今回のボールは来年のオリンピックで使われる球だとか。若し彼が投げる様で在れば(メジャーに行ってしまうとなると、無理かも知れませんが。)、対策が必要ですね。
田口&中川投手は、確かに良かった。でも、甲斐野&山崎両投手が余りにも良かったので、印象的には薄れてしまったのが残念。
坂本選手、日本シリーズ以降の調子が余りに良くなかったので、今大会で後半は打ったものの、「うーん・・・。」という感じでした。レギュラー・シーズンではあんなにも頑張ってくれたので、不満を言ってしまうのは申し訳無いと思うけれど、彼にはもっともっと高いレヴェルを求めているので。