当ブログは2004年7月17日に開設したので、今日で7年目に突入した事になる。開設時の首相は小泉純一郎氏(第二次政権)。それからは安倍晋三氏、福田康夫氏、麻生太郎氏、鳩山由紀夫氏、そして今の菅直人氏と、合計で6人が首相に就任した訳で、何とも言えない目紛しさ。誰が首相になろうが構わないけれど、真に国民を大事に考える人物に腰を据えて真っ当な政治を行って欲しい物だ。
閑話休題。
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「北朝鮮の医療体制『崩壊』、麻酔無し手術が日常化=人権団体」(7月15日、ロイター)
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは15日、北朝鮮では注射針の消毒や麻酔無しでの手術が頻繁に行われていると指摘した。同国では、昨年11月に通貨ウォンのデノミを実施して以降、経済の混乱に拍車が掛っている。
アムネスティ・インターナショナルのアジア担当キャサリン・ベーダー氏は、報告書で「北朝鮮当局は国民に対し、生存の為に必要な最低限の医療サービスも提供出来ていない。」と述べている。
アムネスティが実施した聞き取り調査によると、現地の病院は注射針を消毒する事も無く、シーツも定期的に洗濯していないとの証言が寄せられた。又、麻酔無しに切断を伴う手術を行う事も日常的だと言う。
その上で、アムネスティでは国際社会に対し、北朝鮮への人道支援を再開する様要請。「北朝鮮の人々は医療と食糧の支援を緊急に必要としている。北朝鮮への支援は、援助国によって政治ゲームに使われるべきでは無い。」と呼び掛けた。
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「麻酔無しでの手術」というと、「三国志」に登場する関羽雲長の逸話が思い浮かぶ。毒矢を片腕に受けてしまった関羽。名医・華佗が彼を診察した所、毒が骨に迄達している事が判明。「腕を切り裂いて骨を露出させ、毒に冒さされた部分を削り取る。」事になったのだが、麻酔が無かった為(華佗は「麻酔を使用しての外科手術」を、世界で初めて行った人物としても有名だが。)に「半端で無い痛みが伴う為、関羽殿が暴れない様にロープで柱に結び付ける様に。」との指示を側近に出すも、関羽自身が「(ロープで結び付けるなんて)不要。」と酒を呷り、手術を受けない方の手で囲碁を打ち始めた。仕方無く華佗は手術を開始するが、最初から最後迄関羽は顔色一つ変えずに囲碁に興じた為、華佗を含めた周りの者は「流石に兵だ。」と感心したと言う。非常に痛がりな自分には考えられない逸話で在る。(そもそも男性は、女性に比べて痛みに弱いという説が在る。出産時の痛みは半端で無く、もし男性の肉体で出産を経験出来たならば、多くの男性はその痛みでしんでしまう可能性も在るとさえ言われているし。
)
今の時代、麻酔無しに外科手術を受けて、顔色一つ変えずに居られる人なんて、そうは居ないだろう。同じ時代に生き乍ら麻酔無しで手術を受けざるを得なかったり、極めて不衛生な環境での医療を受けざるを得ない人々が居る現実。国の在り様に不満は結構在るけれど、それでも医療面に関して我が国は恵まれている方なのだなあと改めて感じる。
閑話休題。
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「北朝鮮の医療体制『崩壊』、麻酔無し手術が日常化=人権団体」(7月15日、ロイター)
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは15日、北朝鮮では注射針の消毒や麻酔無しでの手術が頻繁に行われていると指摘した。同国では、昨年11月に通貨ウォンのデノミを実施して以降、経済の混乱に拍車が掛っている。
アムネスティ・インターナショナルのアジア担当キャサリン・ベーダー氏は、報告書で「北朝鮮当局は国民に対し、生存の為に必要な最低限の医療サービスも提供出来ていない。」と述べている。
アムネスティが実施した聞き取り調査によると、現地の病院は注射針を消毒する事も無く、シーツも定期的に洗濯していないとの証言が寄せられた。又、麻酔無しに切断を伴う手術を行う事も日常的だと言う。
その上で、アムネスティでは国際社会に対し、北朝鮮への人道支援を再開する様要請。「北朝鮮の人々は医療と食糧の支援を緊急に必要としている。北朝鮮への支援は、援助国によって政治ゲームに使われるべきでは無い。」と呼び掛けた。
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「麻酔無しでの手術」というと、「三国志」に登場する関羽雲長の逸話が思い浮かぶ。毒矢を片腕に受けてしまった関羽。名医・華佗が彼を診察した所、毒が骨に迄達している事が判明。「腕を切り裂いて骨を露出させ、毒に冒さされた部分を削り取る。」事になったのだが、麻酔が無かった為(華佗は「麻酔を使用しての外科手術」を、世界で初めて行った人物としても有名だが。)に「半端で無い痛みが伴う為、関羽殿が暴れない様にロープで柱に結び付ける様に。」との指示を側近に出すも、関羽自身が「(ロープで結び付けるなんて)不要。」と酒を呷り、手術を受けない方の手で囲碁を打ち始めた。仕方無く華佗は手術を開始するが、最初から最後迄関羽は顔色一つ変えずに囲碁に興じた為、華佗を含めた周りの者は「流石に兵だ。」と感心したと言う。非常に痛がりな自分には考えられない逸話で在る。(そもそも男性は、女性に比べて痛みに弱いという説が在る。出産時の痛みは半端で無く、もし男性の肉体で出産を経験出来たならば、多くの男性はその痛みでしんでしまう可能性も在るとさえ言われているし。
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今の時代、麻酔無しに外科手術を受けて、顔色一つ変えずに居られる人なんて、そうは居ないだろう。同じ時代に生き乍ら麻酔無しで手術を受けざるを得なかったり、極めて不衛生な環境での医療を受けざるを得ない人々が居る現実。国の在り様に不満は結構在るけれど、それでも医療面に関して我が国は恵まれている方なのだなあと改めて感じる。
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