以前の記事「ミュージカル・バトン Part1&Part2」でも書いたのだが、自分は24時間音楽が無ければ駄目という人間では無い。だから、外出先で音楽を聴くという事も殆ど無い訳だが、では車で移動している時は何をしているかと言えば、大概はラジオ番組を聴いている。そもそも学生時代には良く深夜放送を聴いていたので、ラジオ番組に耳を傾けていると心地良さを覚えるのだ。
最近専ら聴くのはTBSラジオの番組。同じTBSでもTVの方は、往年の充実度が幻だったかの様な情けない体たらくを見せているが、ラジオの方は聴くに堪える番組が多い様に思う。平日だと「大沢悠里のゆうゆうワイド」(まむちゃんの高齢者弄りの話術は、ワンパターンを超越した、最早”様式美”と言って良い素晴らしさ。)や「ストリーム」、休日だと「伊集院光・日曜日の秘密基地」や「THE ROAD TO SUPER HERO」辺りを移動中に聴く事が多い。
今日は、昨日のラジオ番組で聴いた話を2つ取り上げてみたい。
*****************************
① 死球王
「THE ROAD TO SUPER HERO」で元プロ野球選手の青島健太氏が話しておられたのだが、スワローズのグレッグ・ラロッカ選手の今季の死球数(8月13日現在)は20個で、これはセ・リーグ2位の村田修一選手(ベイスターズ)の11個を大きく引き離している。プロ野球の死球記録では、”1シーズン”に20個以上の死球を受けた選手は過去に3人しか居ない。
では、ラロッカ選手が4人目の選手になるかと言えば、実は彼は2004年のカープ在籍時に23個の死球を受けており、20個以上の死球を2シーズン経験した唯一無二の選手なのだそうだ。そして1シーズンでの最多死球数は、1952年にホエールズの岩本義行選手が記録した24個という事で、スワローズの残り試合数が46試合も在る事を考えると、新記録更新の可能性は充分在り得そうだ。まあ、嬉しい記録では無いだろうが。
② 最後の苗字
「伊集院光・日曜日の秘密基地」には「秘密キッチの穴」というコーナーが在る。他者にとってはどうでも良い話なのだろうが、当人にとってはずっと気になって仕方の無い”謎”を、リスナーが投稿してそれを皆で解明するという内容。昨日は、31歳の女性が10年近く気になっていた謎を取り上げていた。
彼女の大学時代の同級生に藁谷(わらや)という苗字の人が居たそうなのだが、その藁谷さん曰く「自分は何時も出席番号が最後だった。」と。ところが、それを別の友人に話した所、「日本には『ん』から始まる苗字の人が居る。」と言われた。その後、色々な人に「ん」で始まる日本人の苗字を聞いて来たが誰も知らず、もしかしたらからかわれただけだったのかとずっと気になっているとの事。
謎が解明される前に、幾つかの面白い話が紹介されていた。「ん」で始まる”世界の”固有名詞には、「アフリカのチャド共和国の首都はンジャメナ(N’Djamena)。」や「カメルーン共和国出身のサッカー選手だったパトリック・エムボマ(Henri Patrick Mboma Dem)氏の名前は、正式な発音で言えば『ンボマ』。」が在ると。
そして、「日本には『ん』で始まる苗字が在るのか否か。」に付いては、「『栂村(んむら)』という苗字が在り、それが”あいうえお順”では最後の苗字でも在る。」という情報が寄せられた。
しかし、この話は正しくないそうだ。姓氏研究家の森岡浩氏の著書「日本名字家系大事典」によると、「『栂村』は『つがむら』と読むのが一般的で、『んむら』という読み方は実在しているかの様に紹介されていながら、実際にはその存在が怪しい、或いは存在しないと思われる、”幽霊苗字”。」なのだとか。つまり、「んむら」という読み方は都市伝説の様なものらしい。
結論を言えば、日本の苗字で「ん」で始まるものは無いそうだ。そして、”あいうえお順”で一番最後に来る日本の苗字は「分目(わんめ)」*1という事で在る。
*****************************
*1 「わんめ」という苗字には「腕目」と書くものも在るらしい。
又、「『篠崎』という苗字は『んのざき』と読むので、”あいうえお順”では最後の苗字。」といった説も在る様だが、これは訛り等によって「しのざき」が「んのざき」といった風に”聞こえる”だけというのが正確な所とか。
最近専ら聴くのはTBSラジオの番組。同じTBSでもTVの方は、往年の充実度が幻だったかの様な情けない体たらくを見せているが、ラジオの方は聴くに堪える番組が多い様に思う。平日だと「大沢悠里のゆうゆうワイド」(まむちゃんの高齢者弄りの話術は、ワンパターンを超越した、最早”様式美”と言って良い素晴らしさ。)や「ストリーム」、休日だと「伊集院光・日曜日の秘密基地」や「THE ROAD TO SUPER HERO」辺りを移動中に聴く事が多い。
今日は、昨日のラジオ番組で聴いた話を2つ取り上げてみたい。
*****************************
① 死球王
「THE ROAD TO SUPER HERO」で元プロ野球選手の青島健太氏が話しておられたのだが、スワローズのグレッグ・ラロッカ選手の今季の死球数(8月13日現在)は20個で、これはセ・リーグ2位の村田修一選手(ベイスターズ)の11個を大きく引き離している。プロ野球の死球記録では、”1シーズン”に20個以上の死球を受けた選手は過去に3人しか居ない。
では、ラロッカ選手が4人目の選手になるかと言えば、実は彼は2004年のカープ在籍時に23個の死球を受けており、20個以上の死球を2シーズン経験した唯一無二の選手なのだそうだ。そして1シーズンでの最多死球数は、1952年にホエールズの岩本義行選手が記録した24個という事で、スワローズの残り試合数が46試合も在る事を考えると、新記録更新の可能性は充分在り得そうだ。まあ、嬉しい記録では無いだろうが。
② 最後の苗字
「伊集院光・日曜日の秘密基地」には「秘密キッチの穴」というコーナーが在る。他者にとってはどうでも良い話なのだろうが、当人にとってはずっと気になって仕方の無い”謎”を、リスナーが投稿してそれを皆で解明するという内容。昨日は、31歳の女性が10年近く気になっていた謎を取り上げていた。
彼女の大学時代の同級生に藁谷(わらや)という苗字の人が居たそうなのだが、その藁谷さん曰く「自分は何時も出席番号が最後だった。」と。ところが、それを別の友人に話した所、「日本には『ん』から始まる苗字の人が居る。」と言われた。その後、色々な人に「ん」で始まる日本人の苗字を聞いて来たが誰も知らず、もしかしたらからかわれただけだったのかとずっと気になっているとの事。
謎が解明される前に、幾つかの面白い話が紹介されていた。「ん」で始まる”世界の”固有名詞には、「アフリカのチャド共和国の首都はンジャメナ(N’Djamena)。」や「カメルーン共和国出身のサッカー選手だったパトリック・エムボマ(Henri Patrick Mboma Dem)氏の名前は、正式な発音で言えば『ンボマ』。」が在ると。
そして、「日本には『ん』で始まる苗字が在るのか否か。」に付いては、「『栂村(んむら)』という苗字が在り、それが”あいうえお順”では最後の苗字でも在る。」という情報が寄せられた。
しかし、この話は正しくないそうだ。姓氏研究家の森岡浩氏の著書「日本名字家系大事典」によると、「『栂村』は『つがむら』と読むのが一般的で、『んむら』という読み方は実在しているかの様に紹介されていながら、実際にはその存在が怪しい、或いは存在しないと思われる、”幽霊苗字”。」なのだとか。つまり、「んむら」という読み方は都市伝説の様なものらしい。
結論を言えば、日本の苗字で「ん」で始まるものは無いそうだ。そして、”あいうえお順”で一番最後に来る日本の苗字は「分目(わんめ)」*1という事で在る。
*****************************
*1 「わんめ」という苗字には「腕目」と書くものも在るらしい。
又、「『篠崎』という苗字は『んのざき』と読むので、”あいうえお順”では最後の苗字。」といった説も在る様だが、これは訛り等によって「しのざき」が「んのざき」といった風に”聞こえる”だけというのが正確な所とか。
エムボマは正式には「ンボマ」だったんですか、日本でだけの通称だったのでしょうかね。
ンジャメナを御存知でしたか。雑学ネタ大好きの自分ですが、生憎このネタは知りませんでした。
サッカーに全く無関心な自分でも、エムボマの名前はは知っています。でも、顔が全く判らないのは言う迄も在りませんが。