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ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

尋常ならざる高騰!?

2010年11月19日 | 時事ネタ関連
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「20年後チョコレートは金と同等の高値になる?」(11月11日、Rocket News 24

ニュージーランドメディアによると、今後20年から30年の間に、チョコレートの価格がキャビア並みに高くなる。と、ガーナの調査会社の資料をに報じている。実はチョコレートの原料の一つで在るカカオの生産を取り巻く環境が、此処数年で大きく変化している。農家の後継ぎ問題やバイオ燃料への利用により、カカオの需給バランスが大きく崩れ始めている様だ。

近年、発展目覚ましいアフリカは、チョコレートの原料カカオの世界的な生産地で在る。2009年の統計によれば、カカオの総生産量の約70パーセントをアフリカが担っている。ところが此処数年で、カカオの生産農家を取り巻く環境が大きく変わり始めている様だ。

ガーナに拠点を置く「ネイチャー・カンバセーション・リサーチ・カウンシル」によると、カカオ生産農家の後継ぎ問題が深刻になっていると言う。カカオは収穫を得られるに3~5年掛かる。手間が掛かる割りに、儲けの少ない農業に就きたくないと考える若者が増えている様だ。若者達は農地を離れ、都市部へ移住してしまうケースが後を絶たない。

そして、チョコレートの消費量は世界的に拡大の一途辿っているにも拘らず、生産量は落ち込む一方。其れ追い討ちを掛ける様に、最近バイオ燃料としての需要が高まっており、カカオ其の物が不足する事態が懸念されている。此れ以上カカオの生産が落ち込んだ場合には、「代替品としてキャロブ(イナゴマメ)普及させるしかない。」と、指摘する料理専門家も居る様だ。

其の反面、「何等か打開策が生まれる。」と楽観視する見方も在る。しかし「直ぐでは無いにしても、何れ高級品になる日が来るだろう。」と、別の専門家も価格上昇は必至の事態と予測しているのだ。どうやらチョコレートの未来は、決して甘くない様で在る。
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子供の頃、チョコレート・メーカーと関係の深かった知り合いから、良くチョコレートを頂戴した。其れも普通サイズでは無い、馬鹿でかい大きさの板チョコを一度に数枚も。初めは喜んでバリバリ食べていたのだが、食傷気味になる迄そんなに時間は要さなかった。チョコレート自体は今でも嫌いじゃないけれど、大量に食べて辟易とした思い出が在るので、大量に食べたいとは思わない。

それにしても、「今後20年から30年の間に、チョコレートが尋常ならざる高騰の可能性が在る。」とは、考えてもいなかった。自分の親が子供だった時分には、バナナが結構高価な存在だったと言う。「病気になった時に『栄養を摂らないと。』という事で食べさせて貰ったりはしたけれど、そうじゃないと中々食べられる代物では無かった。」という話を聞いた事も。今じゃあ「安値で購入出来るフルーツの代表格」と言っても良い存在なのに。自分の子供時代で言えば、寿司やビーフ・ステーキ(当時は「ビフテキ」と呼ぶのが普通だったが。)等が高値で中々食べられない食事だったけれど、今では回転寿司や格安ステーキ・チェーンで安く食べられてしまうのだから、時代は変わった物。

逆のケースも勿論在る。様々な要因から供給量が需要量を大幅に下回る場合もそうだが、近年で言えば「バイオ燃料用に回される事で、食用の供給量が不足してしまった小麦やトウモロコシ。」等が当該。だからチョコレートの価格が高騰するのも判らないではないけれど、それにしても元記事通りの尋常ならざる高騰が現実の物となるのだろうか?

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